GMK NucBox2 Plus － スペック全体が大きくパワーアップしたミニPC、Core i5-1135G7搭載です

GMKのミニPC「NucBox2 Plus」をご紹介します。この製品の従来モデル、NucBox2はウインタブで実機レビューしており、好評価でした。ニューモデルのNucBox2 Plusについては当初「CPUの型番が変更されたけど、見た目が全然変わっていないなあ」と思っていて、さらにBanggoodで従来モデルが激安と言っていい価格で販売されている（しばしば割引クーポンが発行されている）ので、ちょっと割高な印象がありました。

しかし、スペックをよく確認してみたところ「同じなのは筐体だけ」というくらいに改善されていました。

なお、この製品の筐体構造等については従来モデルの実機レビューをご覧ください。この記事では主にスペックの改善点についてご説明します。
GMK NucBox2の実機レビュー － Core i5-8279U搭載のミニPC、メンテナンス性がよく、期待通りのパフォーマンス。お値段も激安レベル！

1.GMK NucBox2 Plus 概要

スペック表

従来モデルからの主な変更点

・OSがWindows 11 Proプリインストールに
・CPUがCore i5-8279UからCore i5-1135G7に
・RAMが8GBから16GBに
・SSDが256GBから512GBに
・Wi-Fi6対応に
・USB Type-CがThunderbolt 4に

コメント

上に箇条書きした通り、ほぼ全項目がレベルアップしています。CPUは第8世代のCore i5から「おなじみ」の第11世代のCore i5-1135G7に変更されました。Core i5-1135G7は内蔵GPUがIris Xeなので、特にグラフィック性能は格段に向上しているはずです。ただし、RAMは従来モデルの8GBから16GBに倍増したものの、「16GB × 1」のシングルチャネルなので、そのままではIris Xe本来の性能が発揮できません。この製品はRAMスロットが2つあり、初期状態では1スロットが空きになっていますので、そこに16GBのRAMモジュールを追加すると一気に性能アップすると思います。…個人的には「RAM32GBもいらんので、8GB × 2のデュアルチャネルにしてほしかった」ですね…。

SSD容量も倍増しました。従来モデル同様NVMe SSDなので、読み書き速度も十分に高速です。また、これも従来モデルと同じですが、2.5インチSATAの空きスロットがありますので、HDD増設も容易です。

通信まわりではWi-Fi6に対応し、入出力ポートは見た目こそ変わりませんが、USB Type-CポートがThunderbolt 4になりました。

外観は従来モデルと見分けがつきません。筐体サイズもミリ単位・0.1ミリ単位で変わってはいますが、ほぼ同一筐体と考えていいと思います。

2.GMK NucBox2 Plus 価格など

GMK NucBox2 PlusはGMK公式サイト及び日本のAmazonで販売中で、4月14日現在の価格はGMK公式サイトで595ドル（約74,500円、クーポンコード15%OFFEasterを使用した価格）、Amazonでは77,890円（製品ページにある4,100円OFFクーポンを使用した価格）です。

第12世代（Alder Lake）CPUではないけれど、メインPCとして使うのにふさわしい製品だと思います。筐体について、従来モデルの実機レビューでは「メンテナンス性は高いが、筐体の剛性感が少し落ちる（やや華奢な印象）」と評価していますが、実用性には問題ないものと思います。

ただし、冒頭に書いたように、この製品の従来モデルは4月14日現在Banggoodで299.99ドル（38,300円、クーポンコードBGJPMNAL4、CPUはCore i5-8259U）で販売されています。これまで述べてきた通り、確かに従来モデルとは別物と言っていいくらいにレベルアップしてはいますが、従来モデルが激安なので、ちょっと悩みどころですよね？ちなみにBanggoodではまだニューモデルの販売がスタートしていません…。

3.関連リンク

GMK NucBox 2 Plus：GMK公式サイト
GMK NucBox2 Plus：Amazon
GMK NucBox2（従来モデル）
※従来モデルのクーポンコード：BGJPMNAL4