GMK NucBox2 － Core i5-8259U搭載で拡張性も十分、自宅用メインマシンとして使えるミニPC、価格も低めです

超小型PC「NucBox」を手掛けた中国メーカーのGMKが、今度はミニPC「NucBox2」を発売します。筐体のサイズは他社ミニ機種よりもやや小さめ、旧世代のCore i5を搭載する、価格帯の割に高性能なマシンです。

1.スペック

スペック表

バリエーションモデル

3月11日の記事執筆現在、単一バリエーションです。

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まずOSですが、メーカーに連絡し「ライセンス認証済みのWindows 10がプリインストールされている」という確認を得ています。CPUは先日ウインタブで実機レビューをしたMINISFORUM U820に搭載されていたのと同じCore i5-8259Uです。ベンチマークスコアなどはこちらの記事を参考にしてください。

Minisforum U820の実機レビュー(その2・性能編) － もはやオフィスワークはこれで十分？！Core i5搭載ミニPCの実力をチェック！

RAMとストレージは標準で8GB/256GBですが、ミニPCなのでDIYでの増設が容易、RAMは最大32GBまで、ストレージは2.5インチSATAの空きスロットがあります。

通信まわりではWi-Fi6（ax規格）には対応しません。また、USBポートはノートPCと比較すると潤沢に思われますが、キーボード、マウス接続必須、そしておそらくWebカメラの接続も必要かと思われますので、非常に余裕がある、という感じでもありません。Bluetooth接続のキーボードやマウスを使うという手もありますが、どうなんでしょう…。みなさんデスクトップPCにBluetoothの周辺機器ってよく使うのかなあ…。それと、HDMIポートが2つありますので、マルチディスプレイでの運用もできます。

サイズについて、参考までにMINISFORUM U820と比較してみましょう。

NucBox：125 × 110 × 50 mm / 426 g
MINISFORUM：127 × 127 × 53.1 mm / 実測値538 g

モバイル用品ではないので、そんなに大きくは違わない、と言っていいと思いますが、若干小さめですよね。ただ、実用面ではそれほど大きなサイズ差は感じないと思います。

2.筐体

筐体については…、まあ普通ですかねw 中華ミニPCの場合、あまりぶっ飛んだデザインとかはないです。それよりも、入出力ポートの配置をよく見ておくほうがいいんじゃないかと。

写真が上下逆になっています。これを見ると冷却ファンは非常に立派なものがついているようです。

入出力ポートの配置です。（私が使うとしたら）背面に有線LAN、HDMI × 2、USB × 2なので、ディスプレイ（マルチディスプレイ可）、ネットワーク接続、キーボード、マウスで塞がり、あと、Webカメラを接続するなら前面のUSBポートになりますね。このケースだと、前面にUSB Type-AとUSB Type-Cが余ることになるので、十分余裕があるとまでは言えませんが、すぐに不足するという感じでもありません。

3.価格など

GMK NucBox2はGMK公式ストアで販売中で、3月11日現在プレオーダー中、発送は3月中旬となっています。価格は499ドルですが、クーポンコード「Welcome50」を使用すると50ドルOFFの449ドル（約49,000円）で購入できます。試しに買い物かごに入れてみたところ、日本への配送は無料と表示されました。なお、クーポンの有効期限は不明です。

比較対象はCPUの型番が同じMINISFORUM U820になると思います。価格はNucBox2のほうが1万円ほど安いですが、MINISFORUMのほうはOSがPro版でRAMも16GBありますので、一概にどちらが安いかということは言えません。ミニPCは後からRAMとストレージを増設できますので、使い始めを安く、ということならNucBox2のほうがいいのかもしれませんね。一方でMINISFORUMのほうはウインタブで豊富なレビュー経験があり、ウインタブ的な信頼感ではMINISFORUMのほうが上かと思っています。

4.関連リンク

NucBox2：GMK公式サイト