Cube i7 Stylus - Core Mとデジタイザー搭載でちょっと高級、しかしバリューな中国タブレット

Cube i7 Stylus
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。激安なのが魅力の中国タブレットですが、今回紹介する「Cube i7 Stylus」は激安といえる価格ではないものの、機能、性能を考慮すると非常にコストパフォーマンスが高い製品です。なにをもって「激安」というのか、その定義はいろいろでしょうけどね。なお、この製品、あちこちに紹介記事が出ているのですが、なぜか内容がまちまちで、どれが本当なのかよくわかりません。日本メーカーの製品ならあり得ない話なのですが、なにぶん本来は日本向けでない製品ですからね。ただ、ひとつだけ信頼できそうな実機レビュー記事がありましたので、この記事とGEARBESTの製品ページを参照しながら説明していきます。
(これが非常に秀逸な実機レビュー記事です)
Cube i7 Stylus Review:TECHTablets(英語)

1.スペック

OS: Windows 10
CPU: Intel Core M-5Y10(0.8GHz/2.0GHz)
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 10.6インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク:  802.11b/g/n、Bluetooth
カメラ: イン2MP / アウト5MP
入出力: microUSB3.0、HDMI、DC電源アダプタ、ヘッドフォンジャック、microSD
サイズ: 27.3 x 17.2 x 1.0 cm
その他: ワコムデジタイザ搭載。ただしスタイラスペンと専用キーボードは別売り

補足します。OSに関しては最近の中国タブレットによく見られるWindowsとAndroidのデュアルブート機である、という情報が見られますが、GEARBESTでは「Windows 10」のシングルブートとなっています。CPUはAtomではなく、Core M、RAMも4GB、ストレージも64GBとなっており、ワンランク上のスペックです。OSは64ビットなのか32ビットなのか不明ですが、中国のメーカーは必ずと言っていいほど上のスペックを搭載してくる傾向があるので、おそらく64ビットでしょう。それと、この製品、ワコムのデジタイザー(1,024段階の筆圧に対応)を搭載しています。最近は低価格帯のタブレットにデジタイザーが搭載されることがなくなってきているので、うれしい機能です。

2.筐体

Cube i7 Stylus 筐体

画像出所:TECHTablets

筐体は見た目普通のWindowsタブレットです。ただ、ディスプレイが1920 × 1,080とワイド型のため、少し細長い印象があります。TECHTabletsによれば、筐体の素材は金属製で、背面はネイビーブルーになってます。英語ですが筐体の説明をしている動画がありますので、そちらをご覧ください。

3.専用キーボードとスタイラスペン

Cube i7専用スタイラス(別売り)
製品名に「Stylus」ってついていますが、スタイラスは別売りです。記事の上のほうでリンクを張ったTECHTabletsによれば、電池式ではないということなので、ディスプレイ側にデジタイザーの機能がある、ということになります。それにしてはこのスタイラス、35.5ドル(4,484円)もするんですよね。もちろん電池式ではないということは、妙な重さもなく、使いやすいだろうと思います。

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Cube i7 Stylus キーボード
これが専用キーボードです。Bluetooth接続ではなく、コネクタによる物理接続ですね。ヒンジはついておらず、LenovoのMIIX 3のように、キーボードの溝にタブレットを立て掛けるタイプです。

Cube i7 Stylus 折りたたみ
ヒンジつきキーボードじゃないので正しい表現ではないですが、これが「折りたたんだ」ところです。タブレット本体とキーボードがきっちりはまり、ノートPCみたいに見えますね。このあたりはLenovo製品(MIIX 3、ThinkPad 10、NECのLAVIE TABの10インチ)によく似ています。実用性は高そうです。

ただし、こう書くとキーボードも付属しているように思えますけど、別売りで57.88ドル(7,404円)です。つまり、トップ画像のようにして使う場合、キーボードとスタイラスで1万2千円弱の追加費用がかかるということです。

4.価格とライバル機種

Cube i7 StylusのGEARBESTでの価格は本体が351.99ドル(45,029円)、キーボードが57.88ドル(7,404円)、スタイラスが35.5ドル(4,484円)で、すべて揃えると445.37ドル(56,917円)となります。さて、この価格はどうなんでしょう?

Cube i7 Stylusのライバルになりそうな機種として思い浮かぶのは「DELL Vanue 11 Pro」と「ASUS TransBook T300Chi」です。ともにCPUにCore Mを搭載した64ビット機で、DELLのほうはタブレット専用機寄り、ASUSのほうは2 in 1ですね。もちろんディスプレイサイズなどの詳細部分は異なりますけどね。DELLは税込みで93,938円からとなり、キーボードも付属しないので、Cube i7 Stylusと比較するとさすがに高く感じます。一方ASUSのほうは最も低価格な構成(Core M-5Y10、RAM4GB、ストレージ128GB)だと価格ドットコムの最安値が税込み69,800円となっているほか、ウインタブ一押しのASUS OUTLETだと税込み49,800円(ただし、いつも在庫があるとは限りません)なので、Cube i7 Stylusよりも安く買うことが可能です。

繰り返しますが、Cube i7 StylusはDELLともASUSともスペックは似て非なるものですし、デジタイザーが搭載されているというのも魅力です。しかし、中国タブレットの場合、圧倒的な割安感というのが魅力なので、ASUS TransBook T300Chiの実売価格が大きく下がってしまっている現在、Cube i7 Stylusがバリュープライスであることは間違いないにしても、競合上は若干厳しいかな、という気もします。みなさんはどう考えますか?

5.関連リンク

Cube i7 Stylus Windows 10 Tablet PC:GEARBEST
Cube i7 Stylus Review:TECHTablets(英語)

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コメント

  1. takaha(baseball mean より:

    どうも。タブレットにはデジタイザ搭載が必須!主義のタブをノート代わりに使用しているタカ派です。

    スペック的にもメモリ4G、ストレージ64Gと取り回しのよさそうな製品だと思います。
    というのも、現在東芝のdynabook tab S80でone Noteをノート代わりに使っているのですが、メモリが2Gなためか、ノートの情報量が少し大きくなると処理がかなり遅くなってしまうんですね。その辺はこの記事のタブレットだと解消できるかもしれませんね。

    気になる問題としては、ペンの書き味(筆圧検知も含めて)と中国製品の信頼性、アフターケアのあたりでしょうか。価格に関してはdynabook tab S80のスペック比較として考えれば割と買い得と思われるのでしょうが、さて。

    タブレットにはデジタイザ搭載が必須!主義、もっと広まってほしいと願うタカ派でした。

    • wintab より:

      タカ派さん、こんにちは、コメントありがとうございます。GEARBESTとコンタクトを取り続けているので、この先も中国タブレットの実機レビューをたまにはできそうです。中国タブレットって、「全部」価格に対するスペックが非常に高いのですが、信頼性という点では心配が残りますね。先日実機レビューしたChuwi Hi8も挙動がちょっと不安定だったり、筐体が弱そうな印象です。ただ、昔の中国製品を知る人にしてみればこれでもかなり品質が向上しているということなので、この先は期待できそうです。Cube i7 Stylusの実機がどうなのか、何とも言えないところなので、私としてもタカ派さんの役に立てるようなことが言えないです。ごめんなさい。

  2. 匿名 より:

    “一方ASUSのほうは最も低価格な構成(Core M-5Y70、RAM4GB、ストレージ128GB)”
    とありますが、たぶん Core M-5Y70ではなく、Core M-5Y10だと思います。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ご指摘の通り、記事が誤っておりましたので、修正いたしました。今後ともお気づきの点などありましたらご指摘いただけますと助かります。

  3. 禿げしいベイ より:

    別に NEC の回し者という訳ではありませんが…(笑)

    LaVie U LU550/TSS (2014年秋冬モデル 9月) … 69,499円
    LAVIE Hybrid Standard HS550/BAS (2015年春夏モデル 5月) … 99,500円
    LAVIE Hybrid Standard HS550/CAS (2015年秋冬モデル 9月) … 172,960円
    (2015/11/19 現在、価格.com)

    全て同じスペックです。

    CPU : Core M-5Y71
    メモリ : 4GBメモリ
    OS : Windows 8.1 Home Update 64bit
    SSD : 128GB
    画面 : 11.6インチ-IPS液晶
    解像度 : FullHD
    無線LAN : IEEE803.11 ac 対応
    その他 : デジタイザ搭載、スタイラスペン、専用キーボード

    —-
    LaVie U LU550/TSS は、スペック、装備品、価格と、いずれも文句なしです。

    HS550/CAS だけ、Windows 10 Home 64bit、Office Home and Business Premium になっているので、Core M 搭載機としては、見向きもしたくない価格になっています。

    タブレット部分だけでも 794g と重いですが、専用キーボードと合わせると 1,355g になり、かなり重量級です。しかし、硬度ガラスの液晶面を保護、タブレットの中折れを保護する意味でも、一緒に持ち歩きたいキーボードです。

    LU550/TSS を買い逃したとしても、HS550/BAS が Windows 8.1 Pro Update モデルなので、Windows 10 へのアップグレードパスも無くなるので、来年の春過ぎには、現在の LU550/TSS と同じ位の価格か、むしろ、それ以下まで下がるでしょう。

    挙げた機種には、WACOM 製デジタイザとスタイラスペンが付属していますが、かなり好みが分かれるようで、私も苦手です。

    個人的には、CPU 違いの LU350/TSS や VersaPro タイプVS で Adonit Jot Touch with Pixelpoint を使った方が良い感じです。
    http://www.amazon.co.jp/dp/B00KFAG64O/ref=wl_it_dp_o_pC_S_ttl?_encoding=UTF8&colid=2CX295ANAPJBL&coliid=I11CR4GSFF3TG8&psc=1

    —-
    今年の秋冬モデルの PersaPro タイプVS (VJ11C/SK-N, VJ90A/SK-N) が熱いです。
    まだカスタマイズモデルが整っていませんが、CPU に Core™ m5-6Y54 / Core™ m3-6Y30 を採用し、8GBメモリ、SSD-256GB といったラインナップが出ます。

    Core i5 シリーズに匹敵する性能値の割には、異様なまでに発熱が低く、Core i シリーズの末尾に U や Y よりも優れた電源管理と低消費電力、SATA3 接続の SSD を性能限界以上の速度でドライブする Core m シリーズは非常に魅力です。
    (Atomシリーズの CPU 温度の 60~70度に対して、Core m は 40~50度程度です)

    いまいち盛り上がりに欠ける Core m 製品群ですが、製品を世に送り出しているメーカーの殆どは、8GB以上のメモリ、256GB 以上の SSD を出しているため、急ぎ、追従している感じがあります。

    —-
    たまに、NTT-X Store に流出するビジネスモデルの NEC 製品ですが理由があります。
    その理由として、NEC のビジネスモデルは、コンシューマー市場よりも、法人向けのリースに力を注いでいるからです。

    単なる大人の事情ですが、資産管理に追われる IT部門では、本来の仕事ができません。
    それを、NEC のリース事業部が資産管理を担い、一定期間ごとに PC をリフレッシュします。
    他にも、「ゴミを出さないように責任を持ってリサイクルをする」という企業体質になっているということ鑑みれば、製品価格が高くリースに力を入れている理由が分かると思います。

    ちなみに余談ですが、水面下では NEC&Lenovo は、昨年から中国工場を縮小していたことが、製品を手にしていれば分かります。
    ASSEMBLED IN JAPAN と刻印されており、品質検査は無論のこと、パーツも殆ど国内です。今年は、その製品の殆どが米沢産です。
    安心できますね(笑)

    • wintab より:

      禿げしいベイさん、こんにちは、コメントありがとうございます。NECとか東芝は実質的に同じであるにもかかわらず季節ごとに型番を変えてきますよね。なので、旧型番を安く買うのが一番賢いと私も思います。記事でもそう書くことがありますが、型番の変化があまりにも複雑なので追いきれてない、というのが実情です。本気で購入するのなら、丹念に関連型番を価格ドットコムとかで検索しながら調べていき、一番割安なのを選ぶ、とかできそうですよね。