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Chuwi LapBook 12.3 - 5月発売の12.3インチモバイルノート、価格次第では大ヒットしそうなスペック

Chuwi LapBook 12.3
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。もともとタブレットばかり作っていた中国メーカーのChuwiですが、急速に製品の品質を向上させている感があり、最近ではモバイルノートPCやミニPCの製造も開始しています。ウインタブではChuwi製品を過去に相当数実機レビューしてまして、モバイルノートPC(LapBookといいます)も2機種レビューしています。
Chuwi LapBook - 15.6インチ、中国のスタンダードノートは安定挙動で仕上がり良好!(実機レビュー)
Chuwi LapBook 14.1 - Apollo Lake搭載の中華ノートPCは品質が素晴らしい!(実機レビュー)

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LapBookもそうなのですが、Chuwi製品はHi8(無印)やHi10(無印)のころはすごく安っぽい筺体だったものの、新製品が登場するたびに筺体品質を向上させており、LapBookの2機種なんかは国内メーカー製品にも劣らないのではないか、と感じられるくらいに洗練されたものになっています。

今回紹介する「LapBook 12.3」もLapBookシリーズのノートPCですが、15.6インチや14.1インチとは全く異なる、かなりの良スペックマシンになっています。

1.スペック

OS: Windows 10
CPU: Intel Celeron N3450(Apollo Lake)
RAM: 6GB
ストレージ: 64GB eMMC
ディスプレイ: 12.3インチIPS(2,736 x 1,824)
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth
カメラ: インのみ2MP
入出力: USB 3.0、USB 2.0、miniHDMI、microSD、オーディオ、DC-IN
バッテリー: 8,000mAh 5-6時間
サイズ: 300 x 223 x 16.7 mm / 1,442 g

CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450で、RAMは6GB(最近中華で6GBって流行りつつありますね)、ストレージはeMMCで64GBとなっています。また、後述しますがこの製品は比較的容易にSSDを増設することが可能な筺体構造になっていますので、そこまで視野に入れるとかなり高い実用性、また余裕のある挙動が期待できます。

ディスプレイは製品名からわかる通り12.3インチサイズですが、解像度が2,736 × 1,824と非常に高く、アスペクト比もSurfaceシリーズと同じ3:2となります。つまり、通常のノートPCよりも正方形に近い形状のディスプレイです。

また、Wi-Fiは5GHz帯に対応しますし、バッテリー稼働時間も5~6時間となっていますが、これまでの試用経験上、Chuwiの公称値は控えめなほうだと思っていて、おそらくきっちり公称値通り、あるいは公称値以上の稼働が可能なのではないか、と予想します。

サイズと入出力ポートに関しては相変わらずメーカーの公称値と通販サイトの表示が一致せず、ちょっと信頼度が落ちます。ただ、重量についてはメーカー側で1.4 kgということを強調しているので、信用してもよさそうです。また、筺体サイズについても、上記の数値はメーカーからのメールに記載されていたため、個人的にはもっとも信頼できるものと思います。

2.筺体

Chuwi LapBook 12.3 正面
正面から見るとこんな感じです。ベゼル幅は細めですが狭ベゼルというほどではないですね。また、アスペクト比の関係で、少し上下方向に間延びした感じに見えてしまいます。

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Chuwi LapBook 12.3 薄型
筺体素材は「マグネシウム・アルミニウム合金」です。また、メーカーによればユニボディのCNC加工(つまり、一枚の板を工作機械で削り出して作っている)とのことですが、信用していいかどうかはわかりません。しかし、これまでの経験上、「結果としての筺体品質」は非常にいいであろう、と予想します。また、他のLapBookシリーズの筺体素材がプラスティック(ただし、全然安っぽくはなかったです)なので、それらとは明らかに異なりますね。

Chuwi LapBook 12.3 アルミ筐体
LapBookは天板がシンプルでロゴマークが過剰に自己主張していません。しかし、この製品、そもそもロゴマークすらついていないように見えますね。これはカッコいい!

Chuwi LapBook 12.3 キーボード
キーボードです。キーの配列自体は決して悪くないと思います(ただし英語配列)が、LapBookシリーズはタッチパッドの位置が本来は若干左にオフセットしているべきところ、完全に中央にあるため、タッチパッドを常用している人には少し使いにくいと思います。

Chuwi LapBook 12.3 SSD増設
はい、これ非常にわかりやすいですね。この製品は上に書いたとおり、DIYでSSDを増設できます。また、筺体はそれを前提とした構造になっているようで、底面に開口部が設けられています(画像のみの確認ですが)。これならパーツ増設や換装の経験がない人でも問題なく作業ができそうです。

3.価格など

Chuwi LapBook 12.3はメーカーによれば5月中に発売され、価格は349ドル(約39,000円)とのことです。また、通販サイトではGearbestに製品ページが出来ており、ステイタスは「Arrival Notice」、参考価格は415.8ドル(45,135円)となっています。なお、価格はプレセールの開始時に変更されるはずですので、おそらく349ドル近辺で販売開始となり、セール期には300ドル切り、という流れになるんだろう、と予想します。

この製品について調べてみて、個人的にはかなり好ましいスペックなのではないか、と思います。あとは価格次第ですね。仮に日本円で3万円強になるとしたら文句なしに激安だと思いますね。

4.関連リンク

LapBook 12.3:Chuwi 製品紹介(英語)
CHUWI LapBook 12.3:Gearbest

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コメント

  1. こぶ平 より:

    今でもHI8は愛用しておりますが(安っぽいくせに意外と使えるところが好きだったり)
    これはまともにそそる見た目、内容ですね!

  2. tetosants より:

    M.2ももう少し安くならないかなぁ~

  3. 匿名 より:

    解像度高いしSSDも導入できるとは。。。!
    こういうの待ってましたよ!
    cpuがn4200だったら文句なしの最高。

  4. 匿名 より:

    これは・・・Surfaceパネルそのものですかね
    3k解像度であえてApollo Lake
    しかもあえてGPUの弱いCeleron N3450

    超攻撃的一点豪華主義というか通常思いつかない構成バランスですわ
    こういう意欲的な中華は大歓迎

  5. かぜ より:

    このくらいのスペックのが流行りそうですね
    少し前に某所でこれとほぼ同じスペックのCube i23というのが話題になってたのですが、
    そちらはSurfaceタイプの分離型の2in1っぽかったので自分にはこっちの方が合いそう

  6. zarabu より:

    SSDが増設できるのは嬉しいが2242の規格だと選択肢がないのが残念。
    22280に対応してもらえればグッと幅が広がるのに。
    後、LapBook14.1でコメントされている温度上がりすぎっていうのがなければトライしてみたい。

  7. SZwind より:

    真偽のほどは定かではないですが、この液晶の出どころはサムソンみたいですね。
    拡張性が容易なのはメンテを含めて歓迎します。