こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ここで紹介するのは「モバイルWindows」が中心なんですけど、個人的には「17.3インチのノートPC」が非常に気になっています。2015年の年末に「ドスパラ Critea VF-HG10」の実機レビューをさせてもらい、広大なディスプレイに魅了されてしまった、というのが大きいです。また私は自宅スペースが狭くてデスクトップPCを設置するのがはばかられる、というのもあって、デスクトップPCの代替として使える17.3インチのノートPCはとっても魅力的に映ります。
17.3インチのノートPCというのは実はそんなにレアなものではなく、ドスパラ以外でもちょくちょく見かけます。ゲーミングノートPCでも設定がありますね。でも、今回紹介する「iiyama Stl-17HP032-C-CE」はスペックを抑えて格安価格に仕上げた、17.3インチとしては面白い存在で、私にピッタリな製品でもあります。
Stl-17HP032-C-CE:パソコン工房
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Celeron N3150
RAM: 4GB
ストレージ: 500GB HDD
ディスプレイ: 17.3インチ(1,600 × 900)グレア
ネットワーク: 802.11 b/g/n/、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみ1MP
光学ドライブ: 8倍速DVDスーパーマルチドライブ
入出力: USB3.0×2、USB 2.0×2、miniD-sub15Pin、HDMI、オーディオ、SDスロット、LANポート
バッテリー: 約3時間39分
サイズ: 413 x 273 x 12.7~28.5 mm / 重量 2.56 kg
補足します。CPUはCeleron N3150で、設計が新しく省電力性が高いものの処理性能は今ひとつです。とはいえ、Celeronとしては高性能な部類に入るので、Core iとかを外すのであればこれでいいのかもしれません。OSは64ビットでRAMも4GBあるので、一定レベルの性能は発揮できそうですね。若干コストダウンを感じるのはディスプレイです。この価格帯としては決して悪くないと思いますが、1,920 × 1,080くらいの解像度があったほうが大画面を快適に使えるのではないか、と思います。
あと、サイズ感です。17.3インチなので、タテ・ヨコが何ミリ大きいとか小さいとかを気にするレベルじゃないと思いますが、重量だけはちょっと気になります。2.56 kgというのはこのサイズで半据え置き型での利用になることを考えれば決して悪くはないでしょう。全体的にはエントリースペック、ということができると思います。
iiyamaブランドでは他にも17.3インチのノートPCがラインナップされていますが、Core i5以上のCPUを搭載した、10万円を超えるモデルになってしまうので、この製品のような「エントリークラスの17.3インチ」というのは存在価値が大きいと思います。
2.筐体
真正面からみたところです。さすがにディスプレイは大きいですね。
これは天板。ドスパラのCritea VFと異なり、この製品はシンプルなブラックの筐体です。天板の鈍い光沢感がいい感じですね。また、最近iiyamaが非ゲーミング系のPCに使用している「STYLE ∞(インフィニティ)」(ちなみにゲーミング系はLEVEL ∞)のロゴがアクセントになっています。
ナナメ後ろから。やはり単色で非常にプレーンな印象ですが、ヒンジ近くの造形がよくわかります。平べったい、という感じではありません。
ヒンジの最大角度はこのくらいです。クラムシェルなので角度は大きくできます。実用上このくらいまで開くことができれば不自由は感じないでしょう。
これがキーボードです。広大なパームレストに余裕のあるキー配置が目を引きます。というか17.3インチなんだから当たり前ですね。ドスパラのCritea VFシリーズの場合、キーボードの補強がやや弱いと感じましたが、この製品ではどうでしょう。サイズが大きいので、このへんに気を使わないと打鍵感を損なうことになる(パコパコと音がする)ので、ちょっと気になります。
写真の撮り方で印象が変わってしまいますが、質感はよさそうですね。
画像が見にくいですが、上段が右側面、下段が左側面です。USB3.0が左側に、USB2.0が右側に配置されていますね。画像出力系とLANポートは左側、光学ドライブが右側です。配置については好みがあると思いますが、装備内容としては十分だと思います。
3.価格など
iiyama Stl-17HP032-C-CEの価格は、iiyama製品の実質的な直販サイトであるパソコン工房で54,980円(税抜き)からとなっています。BTOとしてのカスタマイズ要素はOSにPro版を選べることと、ストレージの換装(大容量のHDDやSSDなどが選べます)くらいで、CPUやRAMは変更できません。もちろん外付けのオプション類は抱負にそろっています。
この製品は絶対的な価格の安さ、という点では非常に魅力的であると言えます。一方、「もう少しいいスペックで」という場合はドスパラのCritea-VFシリーズのコストパフォーマンスが非常に高く、特にシリーズ下位のCritea VF-AG10の方は、「全体的にちょっとスペックが高くてプラス1万5千円(要するに税抜き69,980円)」という価格設定なので悩みどころですね。また10万円以上の予算がある場合はiiyamaにせよドスパラにせよ、かなり満足できるスペックのものが手に入ります。
あとは購入される方の具体的な利用シーンなんでしょうね。ファミリー向けならこの製品の絶対的な安さはすごい魅力だと思います。
コメント
やはり、17インチ気になりますか?(笑)
実は、タブレットにする前に、汎用パーツで組まれた画面の大きなノートPCも検討していました。
安価で、そこそこパワフル。
宅内の移動だけを考え、やりたい事も十分にできて、大画面ならではの満足度は、かなり高いだろう、と。
15.6インチが一番価格設定が安く、コストパフォーマンスが高いです。
しかし、実際に使うことを考えると、いくつかのデメリットが上がりました。
意外に設置面積を必要とし、DVD ドライブやファンがもたらす悪害を考慮しました。
駆動系が増えれば、故障しやすくなります。また、普段使わないドライブをつけるのなら、その分バッテリーを付けられるか、薄く、軽くして欲しいのです。
でも、なかなか、そのような製品は見つからず…。
最後の最後まで、EPSON のノートPC、NY2500S とタブレットで悶えまくりました。
低電圧仕様ではないフルスペックの Core i5 を搭載。かつ、丁度良い大きさの14インチです。
Endeavor シリーズのデスクトップを所持していますが、なかなか、できるやつです。
# やはり、NEC、EPSON、富士通、東芝あたりは、購入するまで吟味していたつもりでも、さらっと便利な機能があったり、購入後の構成変更が自由であったりと、良い買い物をしたと思わせる仕掛けが用意されていますね。
しかし、最後の最後で、設置スペース、ファン、HDD、DVDドライブがある事で躊躇しているところで、NTT-X Store のセールを知り、気付くとポチってました…(笑)
そして、ずっと思い描いていた、次のような、PCのコア構想がありました。
机に向かって使用する時は、20インチ前後のフルHDモニター、フルサイズキーボードかワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスを使って快適でありながらも、いつもと同じ環境を持ち出すことができること、というものです。
そして、やはりというか、この要件にタブレットは最適だったのです。
ウィンタブ様は、スペースが限られているといこことでしたので、こんなスタイルはいかがでしょうか?
外部モニターをVESAマウントに対応したアームやスタンドに取り付け、壁や机に固定します。
思い切って、タブレットは外部出力のみとして、机のブックエンドやモニターの下や周辺に用意した収納スタンドやポケットに収納します。
あとは、お気に入りのキーボードとマウスを置いても、奥行き20cmを切りますから、意外と他に物を置く事ができるスペースも確保でき、空間的にも、お洒落にまとまります。
お出掛け時は、タブレット本体だけを、颯爽と持ち出すのです。