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iiyama 9P1150T-AT-FEM - 専用キーボードがついて24,400円の超爆安8.9インチ!

iiyama 9P1150T-AT-FEM
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。実機を試用してみてその便利さに感動した9インチ(正確には8.9インチ)サイズのWindowsタブレットですが、製品の種類は8インチや10インチと比べるとまだまだ少なくて、あまり私たちの選択肢は多いとはいえません。そんな中、iiyamaからとんでもなく魅力的な製品が登場しました!「9P1150T-AT-FEM」という型番で、なんと専用キーボードがついて税込み24,400円という驚異的な価格になっています。なお、この製品はiiyamaの属するMCJグループが運営する「パソコン工房」で販売されています。

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1.スペック

iiyama 9P1150T-AT-FEM スペック表

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補足します。CPU、RAM、ストレージは普及価格帯のWindowsタブレットの標準と言える内容になっています。9インチ(8.9インチ)サイズの製品の場合、ほとんどが9P1150T-AT-FEMと同じ構成なので、この部分ではどれが優位、ということは決められません。しかし、このクラスの9インチタブレットではディスプレイ解像度が2種類存在していて、1,920 × 1,200のものと、9P1150T-AT-FEMのように1,200 × 800のものがあります。1,280 × 800のものが悪い、ということはありませんが、当然高解像度の製品のほうがキレイな画面、ということは間違いありません。ちなみに、主な競合機種の解像度は

ドスパラ Diginnos DG-D09IW: 1,920 × 1,200
テックウインド CLIDE 9: 1,920 × 1,200
KEIAN KEM 89B: 1,920 × 1,200
マウス WN-891: 1,280 × 800

となっています。

カメラはイン/アウトとも192万画素となっており、これだけ見ると若干不満な感じになりますが、タブレットでスマホ並みの高画質カメラがほんとうに必要なのか、ということをよく考えてみるべきでしょう。私の経験ではタブレットの内蔵カメラを使って本格的な写真撮影を試みる、ということはほとんどありません。人によりけりでしょうね。ちなみにドスパラとテックウインドは500万画素のアウトカメラを搭載しています。

入出力ポートは「USB2.0×1,micro HDMI×1,ヘッドフォン端子×1」との表記になっていますが、これに加え、充電専用のmicroUSBポートがついているようです。つまり、充電しながらUSB機器を使える、ということですね。特に8インチタブレットを使っている人ならわかると思いますが、これは地味ながら効果絶大の機能だと言えます。

サイズの方ですが、一応競合機種と比較してみましょう。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW: 234 × 156 × 9.4 mm, 480g
テックウインド CLIDE 9: 232.8 × 149.5 × 8.5 mm, 480g
KEIAN KEM 89B: 231 × 152 × 10 mm, 480g
マウス WN-891: 231 × 152 × 10.9 mm, 481g
iiyama 9P1150T-AT-FEM: 231 × 152 × 10.9 mm, 481g

うーん、やはりサイズや重量では決定的な差はありませんね。また、9P1150T-AT-FEMとマウスWN-891は全くの同サイズになっていますが、この2機種はCPUなどハードウェアスペックも全く同じなので、兄弟機種いや双子機種と考えて問題ないでしょう。

なお、9インチタブレットにはもう1機種、「ASUS TransBook T90 Chi」があり、スペックも高めなのですが、価格帯もワンランク上のため、比較対象とはしていません。この機種について詳しくは下記の記事をご覧ください。
ASUS TransBook T90 Chi - タブレットメインならこれ!8.9インチ、本体重量400gの2 in 1

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2.専用キーボード

iiyama 9P1150T-AT-FEM キーボード

画像はマウス WN-891のものです

双子機種マウス WN-891の記事でも書きましたが、このキーボードはかなりデキがいいと思われます。BTOパソコンの会社はキーボードには手を抜かないはずですし、キーボードレイアウトを見てもおかしなクセは感じられません。また、Bluetooth接続ではなくコネクターによる物理接続(内部的にはUSB接続)のため、おかしな遅延とか誤動作の心配もありません。残念ながらまだ実機を試用できていないのですが、iiyamaというかマウスコンピューターが用意するキーボードなら心配はいらないでしょう。ただ、サイズはさすがに小さめになるので、慣れるまでに多少は苦労するかもしれませんけどね。

iiyama 9P1150T-AT-FEM キーボード接続
また、9P1150T-AT-FEMは本体とキーボードを接続する際、キーボードカバーを変形させて台座にし、そこに本体を「立てかける」タイプなのですが、このタイプの製品はキーボード込みの重量を軽くするというメリットがある反面、ヒンジ付きのタイプ(acer Aspire Switchなど)のようにディスプレイの角度調整することはできませんし、組み立てにも少しだけ時間がかかってしまいます。また、狭い場所や不安定な配置の場合、うまく使うことができません。

しかし、この機種とマウスWN-891に関しては、これらの弱点を克服すべく、本体とキーボードをコネクタで接続する構造で安定性を高め、かつ奥行きも取らないようにカバーの形状も工夫されているため、以前のようにデメリットを強く感じることはないと思います。

3.競合機種との価格比較

記事のタイトルにあるように、この機種は「超爆安」です。9インチタブレットは機種ごとに構成が異なり、例えばテックウインドのCLIDE 9には3G対応のSIMスロットがついていますし、専用キーボードが用意されているもの、いないものなどがあり、単純にどれが割安なのか、ということは断定できません。ただ、断言できるのは、9P1150T-AT-FEMの「キーボードつきで税込み24,400円」という価格が絶対的な水準として超爆安だということです。

この機種と近いコンセプトの製品(ヒンジなしで軽量の2 in 1)で、かつ価格面で勝負できる9インチ製品は下記の2つだと思います。

ドスパラ Diginnos DG-D09IW: 32,278円
マウス WN-891: 29,800円

ドスパラのDiginnosはOfficeがつかず、キーボードをセットした時の価格です。これだけ見ると割高に見えますが、Diginnosはディスプレイ解像度が1,920 × 1,200とワンランク上で、カメラ性能もアウト500万画素となっています。この機種はウインタブで実機をお借りし、レビューも行なっているので、購入を検討されている人には自信を持っておすすめできます。

また、マウスのWN-891は9P1150T-AT-FEMと全く同じ構成ですが、Office Home&Businessが付属します。なので、Officeが必要な人はマウスのWN-891を、Officeが不要な人は9P1150T-AT-FEMを、ということで判断しても問題ありません。とにかく最安値で、しかも製品として安心して使えるメーカーの2 in 1を、ということであれば、9P1150T-AT-FEMは文句なしの「ナンバー・ワン超爆安タブレット」である、といっていいと思います。

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