こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2 in 1がほしいと思い始めて数週間がたちますが、その間毎日のように、というと大げさなんですけどかなり頻繁に新しい2 in 1が登場し続けています。
今回紹介するのはHPの新しい2 in 1、「Pavilion x2 10-j000(以下、単にPavilionといいます)」です。この機種、軽くて低価格、そして2 in 1につきものの「ギミック」ありと、なかなかおもしろい特徴をもっています。
1.スペック
OS: Windows 8.1 Update (32bit)
CPU: Intel Atom プロセッサー Z3745D(1.33GHz/バースト周波数1.83GHz)
カラー: アッシュシルバー/ムーンストーングレー
RAM: 2GB オンボード
ディスプレイ: 10.1インチ IPS (1280×800)
ストレージ: 32GB (eMMC)
カメラ: 126万画素
入出力: microSD、microHDMI、USB3.0×1、microUSB 2.0×1、ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート
センサー: 加速度、周辺光、ジャイロスコープ、デジタルコンパス
サイズ: タブレット 264×170×9.6mm 約600g
タブレット+ソフトカバーキーボード 264×175×15.5mm 約930g
バッテリ稼働時間: 約 11時間 45分
スペックを一言で言うと、「Windowsタブレットの2014秋モデルの標準」という感じです。特に新しいところはなく、逆にひどいところもありません。ストレージも32GBが普通になっちゃいましたね、このクラス。重量級デスクトップソフトウェアを使わない限り、大きな問題はなし、普段使いとしては十分快適に動きそうです。
2.デザイン
あれ、この機種、腹巻きしてる!って思いましたよ、最初。審美的にどうかな、と思いますが、この腹巻きがこの機種のデタッチャブル・ギミックを演出してくれるんです。
この腹巻き、タブレットとして使うときには画面カバーとなり、2 in 1として使うときには「ヒンジ」の代わりをしてくれます。2 in 1の宿命として、キーボードを軽量化すると「頭でっかち」つまりタブレットのほうがキーボードより重いとノート形態の時に自立できない、という問題があります。なので、技術的にはキーボードを軽くできても、安定させるためにわざとキーボードを重くするか、キックスタンドやタブレットカバーを変形させて支えに使うか、という選択を強いられます。ASUS TransBookやacer Aspire Switchはきちんとヒンジがつき、見た目ノートPCのように振るまうことができますが、むしろ例外、って感じです。
Pavilionの場合はキーボードをおもいっきり軽量化して、バランスが悪くなる分腹巻き、いやカバーを変形させて支えに使っています。しかしカバー部分がコンパクトだし、マグネットでカバーとタブレットをきちんと固定しているので、単にタブレットを立てかけるタイプの機種よりは安定感が高まりますし、接地面積も小さくてすみます。ノート形態のとき、角度調節は2段階可能となっています。
腹巻きの見た目を気にしないのなら、なかなかのアイデア商品ですね。そしてこのアイデアがあったからこそ、キーボード込みで1kgを切る930gという超軽量化を実現しているんですね。
3.価格
この機種、HP直販モデルと量販店モデルがあり、直販モデルの価格はOffice抜きで45,800円(税抜)、量販店モデルはOffice Home&Businessがついて60,000円前後となるようです。これは私の予想ですが、量販店モデルの方は価格差から考えてOfficeだけでなく、ストレージが64GBになるか、CPUがワンランク上がるように思われます。
私はOffice365 Soloを購入したので、このようにOffice抜きでその分低価格というバリエーション設定は大歓迎です。最近、低価格モデルのほうが無理やりOfficeをバンドルさせていて、私個人としてはむしろ選択肢が狭められている感がありましたからね。
それとソフトカバーキーボードのカラーは、直販モデルがムーンストーングレー、量販店モデルがムーンストーングレーとティールブルーの2色から選べます。発売は11月中旬から、個性的な腹巻きデザイン、いかがですか?
4.関連リンク
HP Pavilion x2 10-j000:HPダイレクトプラス