記事にアフィリエイト広告を含みます

HP Pavilion 15-cs3000 - 「シリーズ史上最薄・最軽量」の15.6インチノート、最新スペックにリニューアルされました!

HP Pavilion 15-cs3000
HPのPavilion 15というのは、おそらくHPでは最もポピュラーなノートPCです。日本で一番良く売れているとされるジャンル、15.6インチのスタンダードノートなのですが、実はPavilion 15には2種類ありまして、光学ドライブを内蔵する、スタンダードノートらしいスタンダードノート「cuシリーズ」と、光学ドライブを内蔵せず、薄型でコンパクトなサイズの「csシリーズ」です。よりメジャーな存在と言えるのがcuシリーズですが、今回紹介するcsシリーズのニューモデル「cs3000」も非常に魅力的なパッケージングで、ウインタブ読者にはこちらのほうが向くのでは?と感じます。

スポンサーリンク

1.スペック

HP Pavilion 15-cs3000
cs3000はまるっきりのニューモデルというわけではなく、従来モデル「cs0000」のリニューアル版です。最新モデルなので、CPUには第10世代のCore i5もしくはCore i7が搭載されます。しかもComet LakeではなくIce Lakeのほうです。Ice Lakeはリソグラフィー(プロセスの微細度)10 nmと、14 nmのComet Lakeと比較して「より第10世代っぽい」感じがするCPUで、上位モデルには内蔵GPUにIntel Iris Plusが搭載されています。

この製品の場合、Core i7のほうは内蔵GPUにIris Plusを搭載していますので、少なくともグラフィック性能に関しては従来のCore i7よりも高性能であると言えます。一方でCore i5のほうは内蔵GPUはIntel UHD Graphicsなので、Comet Lakeと比較してグラフィック性能が高いとは言い切れません。実際のところ私もIce LakeとComet Lakeで体感できる性能差がどのくらいなのかよくわかっていないのですが、個人的には「少なくともIce Lakeが搭載されているほうがうれしいだろうな」とは思います。

RAMは8GBもしくは16GB、ストレージは256GB SSD + 1TB HDDがメインですが、512GB SSDにOptane 32GBという組み合わせもあります。Optaneというのは「HDDキャッシュ」として機能し、システムやアプリの起動を高速化してくれる役割を果たしますが、もともと高速なSSDにOptaneを組み合わせることによって、どのくらい高速化されるのかは興味のあるところです。「通常の3倍」くらいですかね?だとしたら筐体色は赤にすべきだと思いますけど。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶でFHD解像度です。数値上は文句なしですし、HPの上位モデルはディスプレイ品質も高いので、美しい画像・映像が楽しめると思います。また、ネットワーク関連ではWi-Fi 6(ax規格)に対応するようになりました。対応するルーターとか、ふさわしい通信回線を使っているという前提ですが、快適なネット接続ができます。

この製品はスタンダードノートとしては薄く、軽いというのがセールスポイントですが、入出力ポートはひと通り揃っている、というか決して悪くはないと思います。これだけ装備されていれば実用上足りないと感じる場面はまずないでしょう。LANポートもありますし、SDカードリーダーもフル規格ですしね。ただし、光学ドライブは装備されません。

そのサイズですが、従来モデルのcs0000と全くの同サイズです。カラーなど新しさを感じる部分もありますが、基本的には従来モデルと同一筐体と思われます。しかし、重量1.82 kgなら、たまに外に持ち出して使うくらいなら大丈夫そうですよね。

2.筐体

HP Pavilion 15-cs3000
今回は先に天板からご案内を。筐体色が新しくなりました。「フォグブルー」と「セラミックホワイト」の2色展開となります。天板とキーボードの素材はアルミなので、質感も高そうです。それと、天板のロゴはプレミアムPC用ではなく、見慣れた、そして誰が見てもひと目で分かるHPロゴです。

スポンサーリンク

HP Pavilion 15-cs3000
HP Pavilion 15-cs3000
正面から見た画像を2枚。従来、Pavilionシリーズの筐体色は「天板のみ」が異なり、キーボード面はシルバーなどの単色になっていることが多かったのですが、この製品の場合、キーボード面も筐体色に合わせて変更されます。

ご覧のように左右のベゼルは非常に細くなっていて、美しいデザインと感じられます。ただし、筐体のタテ・ヨコサイズは「最小クラス」と言えるほど小さくはありません。よく言えば「無理していないデザイン」なのかもしれないですね。

HP Pavilion 15-cs3000
キーボード面です。ただこれ、ニューモデルではなく従来モデルcs0000のものです。15.6インチなのでテンキーがつき、筐体の横幅もめちゃめちゃ小さいというわけではないので、配列にも少しゆとりが感じられます。

日本使用では日本語配列、バックライト付きのものが装備されます。またキーボード面上部にあるのがBang&Olufsenのスピーカーシステムです。音質の方は「期待してよし」でしょう。

HP Pavilion 15-cs3000

クリックで拡大します

側面と入出力ポートの配置です。USB Type-Aポートは左右に一つずつが良かった、というのはありますが、配置は悪くないように感じられます。

3.価格など

HP Pavilion 15-cs3000はHP Directplusで販売中で、11月30日現在の価格は84,800円(税込み93,280円)から、となっています。実売価格ベースで見ると光学ドライブが搭載される「cu1000」よりもワンランク上、という感じになっています。

この製品は家庭用のスタンダードノートというよりはビジネスマシンとしての性格がやや強めと感じられます。「大型のビジネスモバイルノート」という感じでしょうか。毎日出先に持ち出すわけではない、ということなら15.6インチサイズのcs3000はいい仕事をしてくれそうです。

4.関連リンク(HP)

HP Pavilion 15-cs3000 製品詳細icon

スポンサーリンク