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HP Pavilion 13-an0000 レビュー - スペック・品質・そして価格、どこをとっても「鉄板構成」の13.3インチモバイルノート(実機レビュー)

HP Pavilion 13-an0000
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はHPの13.3インチモバイルノート「Pavilion 13」の実機レビューです。この製品はCore i5を搭載しつつも価格を税抜きで79,800円(6月11日現在)に抑えていて、これからモバイルノートを購入しようとしている人にとって極めて有力な選択肢になるかと思います。

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1.スペック

HP Pavilion 13-an0000
Pavilion 13は単一スペックです。筐体色が2種類あり、注文時にオプションをセットすることができますが、ウインタブがいつも掲載しているスペック表ベースだと「1種類のみ」です。

OSはWindows 10 Home、CPUはWhiskey LakeのCore i5、RAMは8GB、ストレージは256GB SSDと、モバイルノートとしてはまさに「どまんなか(HPの製品ページにあった表現です)」のシステム構成で、これだとビジネスでもプライベートでもパワー不足、処理速度不足を感じるケースはかなり少ないと思います。外部GPUを搭載していないのでオンラインゲームは厳しいと思いますが、このサイズのモバイルノートにそれを期待するのも無理がありますよね。

ディスプレイも13.3インチのIPS液晶、FHD解像度ですから、スペック面で不満はありません。初めてモバイルノートを購入する人もベテランPCユーザーも納得のスペック、と言っても反対するウインタブ読者は非常に少ないと思います。

入出力ポートもType-Cを含め合計で3つ、外部ディスプレイやプロジェクターに映像出力するためのHDMI、イヤホンジャック(マイク入力も兼ねます)、そしてフル規格(microSDではないという意味です)のSDカードリーダーを備え、必要十分な構成です。

サイズはCore i5搭載の(上位クラスの)モバイルノートとしては「可もなく不可もなく」という感じでしょうか。タテ・ヨコサイズは十分にコンパクトと言えますがクラス最小レベルというほどでもありませんし、重量も1.26 kg(実測値1,265 g)ですから、持ち歩きに不便なものではありませんが、他社製品だと1 kgを切るものもありますので、最軽量という感じでもありません。

スペック表を確認して、HPが「どまんなか」と表現するのもよく理解できます。突出してすごい!というところがないものの、足りないところもありませんし、使っていて不満を感じる場面はまずないと思います。モバイルノートが初めて、という人が購入しても数年間は安心して使える水準のスペックですね。ウインタブ読者のようなPC知識のあるユーザーは…、「好きに判断して!」ということですw

HP Pavilion 13-an0000 システム構成
HP Pavilion 13-an0000 ストレージ構成
レビュー機のシステム構成です。上に書いたとおりこの製品は単一スペックなので、スペック表と全く同じ「Windows 10 Home/Core i5-8265U/RAM8GB/ストレージ256GB」という構成でした。

2.筐体

HP Pavilion 13-an0000 同梱物
同梱物です。HP製品はペーパー類が多く付属しますが、「お友達紹介キャンペーン」の案内なんかも含まれるので、そういうのは置いといて重要なものだけご紹介します。

左側にあるのがACアダプターと電源コードです。また左上に「速効!HPパソコンナビ」という冊子がありますが、これは文庫本(新書)くらいの厚みがあり、Windows PCの使い方が詳しく説明されているので、PC初心者の人には非常に有効なものです。私が知る限りHPのPCにはすべてこの冊子が付属します。

右下にある「パソコン生活まるごとガイドブック」というのは薄手の冊子で、速効!HPパソコンナビに近い性質のものです。また、右上にある一枚物の紙は「セットアップ手順」で、「分厚いマニュアルをいちいち読んでらんない」という人はこの一枚を見れば初期セットアップができるようになっています。

HP Pavilion 13-an0000 ウォールマウントプラグ
電源まわりでうれしい付属品が「ウォールマウントプラグ」です。通常PCを電源に接続する際には「ACアダプター(上の画像の左下)」プラス「電源コード(上の画像の左上)」が必要ですが、ウオールマウントプラグはACアダプターに直付けする小型のプラグで、コンセントが近くにある場合は電源コードを使わずにすみます。旅行や出張にPavilionを持っていく際には荷物(体積と重量)を減らすことができます。

電源系の実測値は「ACアダプター+電源コート」が290g、「ACアダプター+ウオールマウントプラグ」が220g、そして「ACアダプター+電源コート+ウオールマウントプラグ」が331gでした。出張や旅行の際にはPC本体だけでなく、電源系の重量も荷物に含まれますので、この点は注意してください。ちなみにPavilionの電源系の重量は「モバイルノートとしては普通くらい」です。

HP Pavilion 13-an0000 天板
天板です。素材はアルミで中央におなじみのHPロゴのあるシンプルなデザインです。

HP Pavilion 13-an0000
レビュー機の筐体色は「モダンゴールド」ですが、Pavilion 13には「SAKURA」という淡いピンクの筐体色もあります。価格は変わりませんので、お好みに応じて好きなほうを選べばいいでしょう。

HP Pavilion 13-an0000 底面
底面です。通気口があるのみですね。ユーザーがメンテナンスに使う開口部(ハッチ)はなく、スピーカーもありません。なので、購入してもこの面を意識することはほとんどないと思います。

HP Pavilion 13-an0000 前面
前面です。ここにはボタン類やポートはありません。

HP Pavilion 13-an0000 前面アップ
前面のエッジ部分をアップにしてみました。このように中央部がくびれていて、ヒンジ開口がしやすくなっていますし、デザインアクセントにもなっています。

HP Pavilion 13-an0000 右側面
右側面です。画像左からSDカードリーダー、オーディオ(イヤホン)ジャック、指紋センサー、USB Type-C、HDMI、DC-IN(電源ジャック)です。この製品は側面に指紋センサーがついていますので、システム起動時やスリープ復帰時にパスワードやPIN(暗証番号)の入力を省略することができます。

HP Pavilion 13-an0000 背面
背面にはボタンやポートはありません。ヒンジがあるのみです。しかし…、

HP Pavilion 13-an0000 背面ロゴ
中央にロゴが入っていて、個人的にはこの「P A V I L I O N」という文字の雰囲気が「アメリカっぽい」と感じられ、とってもカッコいいと思ってます。さすがアメリカンなHP!

HP Pavilion 13-an0000 左側面
左側面です。こちらには画像左からUSB × 2、セキュリティロックスロット(盗難防止用のワイヤーを取り付けるためのもの)がついています。

HP Pavilion 13-an0000 キーボード
キーボードです。アルファベットキーのキーピッチは上下左右とも約19 mmと十分なものになっていて、使いやすいものになっています。ただし、HPのモバイルノートは「ENTERキーの右側に一列ある」レイアウトになっていまして、HP製品を初めて使う人には少し慣れが必要です。あくまで「慣れれば大丈夫」ということなので、「だからこのキーボードはダメ」ということではありません。

また、キーボード面の上部にあるメッシュ状のものはスピーカーです。この製品はキーボード面にステレオスピーカーが装備されていて、音響システムは「Bang&Olufsen(世界的に有名なオーディオメーカー)」です。

HP Pavilion 13-an0000 キーボード拡大
キーボードをアップで見てみます。2段階で輝度を調整できるバックライトがついていますので、暗い場所でも問題なくタイピングができます。またキートップはフラットで、表面がわずかにザラついた加工が施されていて、タイピングがしやすくなっています。

HP Pavilion 13-an0000 正面
正面から見たところです。筐体サイズがコンパクトなのでベゼルが細く、画面への没入感が高まりますし、デザインも美しく感じます。

HP Pavilion 13-an0000
また、この製品は「リフトアップヒンジ」を採用しています。ヒンジを開口すると天板が潜り込み、キーボード面の後部がわずかにせり上がる構造です。この結果、キーボード面に適度な角度がついてタイピングしやすくなりますし、底面に空洞ができるため冷却効果も高まります。

HP Pavilion 13-an0000 ヒンジ最大開口
ヒンジの開口角度はそれほど大きくありません。実用上は全く問題ありませんが、Lenovo製品などはほぼ全部が180度開口(水平位置までヒンジが開く)する構造になっていますので、この点は少し不満といえば不満かもしれません。

一通り筐体をチェックしましたが、クセのない、プレーンなデザインながら「側面のくびれ」とか「リフトアップヒンジ」など、細かな配慮がなされた仕上がりになっていると思います。また装備面でも不足を感じるところはなく、誰が使っても不満の出ないものになっていると言えるでしょう。筐体の質感は「HP製品なので」文句なしの水準だと思います。

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一方で、より上位クラスの「Spectre」のような個性はありません。個性を追求すると「好き嫌い」が出てしまうので、それが必ずしもいいわけではないと思いますが、持つ喜びとか、(下世話ですが)周囲の人に見せびらかすような面白みはありません。あくまで実用品として極めて高水準な筐体であって、デザイン性が高いというものではないと思います。

3.使用感

キーボード

上にも書きましたが、アルファベットキーのキーピッチは上下左右とも約19 mm(上下方向は気持ち短めかもしれません)で、ノートPCとしてはフルサイズと言えるくらいの余裕があります。またバックライトは輝度を2段階に調整可能で、非常に明るいわけではないが十分実用的です。

タイピングの感触ですが、「パチパチ」系で気持ちのいいものです。また打鍵音はそれほど大きいほうではないので、静かな場所で使ってもそれほど気を使わなくていいのではないか、と思われます。ただし、静音キーボードという水準ではないです。一般的にノートPCでイメージされる打鍵音よりは小さめと考えていいでしょう。

また、やはり少し気になるのが「ENTERキーの右側に一列ある」ことですね。賛否両論あるかと思いますが、このタイプのキーボードを使ったことがない人だと使い始めのうちは結構ミスタイプするだろうと思います。しかしまあ、モバイルノートのキーボードは配列にクセがないもののほうが珍しいし、ある程度使いこんでいけば違和感はなくなるでしょう。

スピーカー

この製品はキーボード面にステレオスピーカーを備え、Bang&Olufsenのスピーカーシステムを採用しています。「HPのBang&Olufsen」はノートPCでは最高レベルの音質だと評価していますが、この製品に関してもステレオ感がよく出ていますし、一般的なノートPCよりは高水準の音質だと思います。

HP Pavilion 13-an0000 B&O
プリインストールされている「HP Audio Control」により、細かく音質の調整をすることもできます。ただし、HPの上位ブランド「Spectre」には及ばないですね。高音がやや強すぎ、イコライザーで低音を強調すると、なんか不自然な音質になり、全体的に安っぽい音になっていまう印象でした。

ディスプレイ

いつものようにブラウザ「Bing」で「花」を検索し、手持ちのノートPCと比較してみました。「普通にキレイなIPS液晶」で、ビジネス利用の際などに不満が出るようなものではありませんが、やはりHPの上位機種と比較すると明らかにワンランク落ちちます。色のメリハリが強いとは感じられず、発色もそれほど鮮やかではないので、上位クラスの製品ほど「くっきり」という感じではありません。

また、ディスプレイの明るさも普通レベルです。日中の室内利用だと50%くらいの輝度で問題ないと思われますが、人によっては50%でも若干暗いと感じる人もいるかもしれません。この場合(日中の室内利用)だと、75%くらいにすれば誰もが満足できる明るさになりそうです。

結論として、ディスプレイ品質は「一般的なIPS液晶」という評価で、同クラスの競合製品との比較で特にプラス、マイナスの評価にはなりませんでした。

バッテリー

ディスプレイ輝度を75%に設定し、バックライトを「弱」にして点灯させ、ブラウザ上でYouTubeを開き、ボリューム30%で音楽を流しながら1時間ほどテキストライティングやwebでの調べものをして、バッテリー消費は20%ほどでした。単純計算で5時間ほどは使えることになります。ごく一般的な使い方をしたつもりですが、ここからディスプレイ輝度を落とし、音楽を流さないといったことをすれば若干は伸びる可能性はあります。とりあえず5時間くらいは大丈夫、と考えていいでしょう。

メーカーの公称値である「最大10時間30分」というのは無理です。Pavilionに限らず、日本で販売されているノートPCのバッテリー稼働時間は「話半分」と考えるのが妥当、というのがウインタブの意見です。その意味ではこの製品のバッテリー稼働時間は「想定の範囲内」だと思います。

その他

ウインタブではHPのプレミアムPC「Spectreシリーズ」の実機レビューを何度もやらせてもらった経験があり、それらの製品は例外なく抜群の品質でした。そのため、Pavilionの試用ではどうしてもSpectreの印象がベースになってしまい、辛口のコメントになってしまいます。しかし、SpectreシリーズというのはPavilion 13の「ざっくり2倍」近い価格の製品なので、それを思えば単純比較をするのは少々かわいそうです。

Pavilion 13の価格帯で考えると、十分すぎるくらいの品質になっているのは間違いありません。というか、私の私物のモバイルノート(Lenovo ThinkPad 13)との比較では、ディスプレイ、スピーカー、バッテリー稼働時間のいずれもPavilionのほうが勝っていました。私のThinkPad 13は3年前の製品なので、当たり前といえば当たり前ですけどね…。

4.性能テスト

HP Pavilion 13-an0000 ドラクエベンチ標準品質
参考:
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 10,020
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 9,643
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 9,058
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 8,909
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 8,923
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 8,727
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 8,676
DELL Inspiron 15 5000 2in1(Core i7-8565U):8,641
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 8,606
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 8,409
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 8,385
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 8,207
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 8,186
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 8,129
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 8,106
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 8,055
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 7,920
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 7,722
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 7,646
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 7,481
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 7,405
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 7,363
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 7,224
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 7,162
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 7,080
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 7,053
HP ENVY 12 x2(Core i5-7Y54): 7,030
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 7,001

まずはドラゴンクエスト X ベンチマーク(ドラクエベンチ)です。この製品はCore i5搭載機なので、いつもなら最高品質も測定しているのですが、今回はスクリーンショットに不備がありまして最高品質の結果を掲載できません。すみません…。

スコアのほう、Core i5-8265搭載機としてはイマイチな結果となりました。仮にこの製品で実際にドラクエをプレイする場合、少なくとも標準品質なら問題はないと思いますが、スコアとしてはもう一伸び(8,000点くらい)は欲しかったですね。ただし、不当に低いスコアであるということはありません。

HP Pavilion 13-an0000 DDONベンチ
参考:
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 4,465
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,385
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,375
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,247
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 4,154
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 4,079
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 3,987
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,985
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,951
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,940
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 3,935
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 3,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,890
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,858
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 3,665
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,596
iiyama Style 17FH054 i7(Core i7-8750H): 3,554
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,487
DELL Inspiron 15 5000 2in1(Core i7-8565U):3,359
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,192
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,012
HP ENVY 12 x2(Core i5-7Y54): 2,829
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 2,728
One Netbook One Mix 2S(Core m3-8100Y):2,575
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 2,264
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 2,197
HP 15-db0000(Ryzen 3 2200U): 2,194
ドスパラ Critea DX-K H3(Core i3-7100U): 2,087

ドラゴンズドグマオンライン・ベンチマーク(DDONベンチ)です。こちらもあまり高いスコアとはなりませんでした。傾向としてはドラクエベンチと同じで、Core i5機として不当に低いスコアではないものの、やはりもう少し頑張って(3,000点くらい)欲しかったかな、というところですね。

HP Pavilion 13-an0000 3D Mark
参考:
HP ENVY 13 X360(Ryzen 3 2300U): 1,513、5,396
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 1,211、4,871
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 1,189、4,586
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 1,178、4,574
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 1,157、4,652
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 1,136、4,524
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 1,116、4,367
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 1,111、4,325
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 1,097、4,471
DELL Inspiron 15 5000 2in1(Core i7-8565U):1,084、4,421
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 1,084、4,282
iiyama Style 17FH054 i7(Core i7-8750H): 1,082、4,559
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 1,070、4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 1,020、4,358
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 1,017、4,350
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 1,000、4,304
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 984、4,262
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 949、4,137
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 942、4,118
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 936、3,972
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 923、3,857
HP 15-db0000(Ryzen 3 2200U): 903、3447
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y: 878、3,646
Cube Mix Plus(Core m3-7Y30): 680、2,889
One Netbook One Mix 2S(Core m3-8100Y): 676、2,473
Lenovo ThinkPad 13(Core i3-6100U): 673、3,183
Lenovo Miix 700(Core m5-6Y54): 611、2,469
DELL XPS 12(Core m5-6Y57): 511、2,113
ドスパラ Diginnos DGM-S12Y(Core m3-6Y30): 496、2,586
DELL Inspiron 13 7000 2 in 1(7373)(Core i7-8550U): 493、2,102
※左からFire Strike、Sky Diverのスコア

次に3D Markです。ここでは3種類のテスト結果を掲載していますが、Time Spyというのは高性能なゲーミングノート向けのテストで、はっきり言って「Core i5-8265Uで外部GPUなし」という構成だとまともなスコアになりませんので、結果から除外しています。

このテストでは「まあこんなもんかな」くらいの感想です。特に高いスコアとは言えないものの、Core i5搭載機としては標準的な結果になったと思います。

HP Pavilion 13-an0000 PC Mark
参考:
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 2,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
One Netbook One Mix 2S(Core m3-8100Y): 2,664
HP ENVY 12 x2(Core i5-7Y54): 2,606
HP 15-db0000(AMD Ryzen 3 2200U): 2,455
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198

ラストはこの製品にとって最も重要と言える「PC Mark」のテスト結果です。他のテストはグラフィック性能を重視するものでしたが、PC Markは表計算ソフトや画像加工、ビデオチャットなど、幅広い利用シーンのシミュレーションをしていますので、Pavilionの使い方に沿ったテストと言えます。

テスト結果は「ごく良好」と言っていいでしょう。Core i5-8265Uの性能がしっかり引き出されていると思いますし、このスコアなら実際に使っていて納得のパフォーマンスになると思います。

なお、これらのテストは基本的に大きなシステム負荷がかかりますが、その際の発熱状況について説明します。結論として「結構発熱量は大きめ」でした。危険を感じるようなものではありませんでしたが、ベンチマークテストを立て続けに実施する気にはならず、15分とか20分とか、少し間隔を置かないと正しいスコアにならないだろう、と感じるくらいには熱くなりましたね。

表計算とかブラウザーを立ち上げて動画を観たりWeb検索をしたり、といった作業であれば心配はいらないと思いますが、かなり負荷の大きいことをする場合は発熱量には注意したい感じです。一方で冷却ファンの動作音はそれなりにはしますが、他社製品と比較して非常に大きい音ではなく、あまり気になりませんでした。

5.まとめ

HP Pavilion 13-an0000はHP Directplusで販売中で、6月11日現在の価格は79,800円(税込み86,184円)です。この価格はCore i5を搭載する高性能なモバイルノートとしてはかなりの低価格と言えます。

レビューを終えてみて、この製品の素直さ、基本性能の高さ、そしてHPらしい筐体品質は高く評価できると思います。HPの言う通り、まさに「どまんなか」であり「鉄板構成」のモバイルノートと言えるでしょう。仮に周囲にPC初心者の人がいたとして「どのモバイルノートを買ったらいいの?」と聞かれたら、真っ先に出てくるのがこの製品ですね。もちろん購入予算とか、使いみちにもよりますけど「汎用で長く使えるモバイルノート」なら「HPの鉄板」をすすめておけば、推薦するほうも安心です。

あえてケチをつけるとしたら「そんなに面白くはない」でしょうね。同じHPのSpectre X360 13のような前衛的なデザインではないし、MSIのPS42 Modernのように「モバイルノートなのにGeForce GTXを積んでる」的な尖り方もしてませんから。

普段使いのPCとして幅広い用途に気持ちよく使える製品だと思います。

6.関連リンク(HP Directplus)

HP Pavilion 13-an0000 製品詳細
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