記事にアフィリエイト広告を含みます

HP ENVY 13(2018)- HPのプレミアム13インチ、見た目はあまり変わらないけれど、実はフルモデルチェンジ!あいかわらず上質なモバイルノート

HP ENVY 13(2018)
HPは13.3インチのモバイルノート「ENVY 13」をリニューアルしました。この製品の紹介記事に先立ち、同時にリリースされた13.3インチのコンバーチブル2 in 1「ENVY 13 x360」の紹介記事も掲載していますが、「似て非なる」と言いますか、見た目は似ているんですけど、内部構造や製品の雰囲気など、かなりの相違点があります。こちらのENVY 13のほうは「キープコンセプト」で、外観はほどんど変わっていないように見えるものの、新筐体が採用されており、「フルモデルチェンジ」といっていい内容になっています。

スポンサーリンク

1.スペック

HP ENVY 13(2018)
従来のENVY 13にはCore i7モデルも設定されていましたが、ニューモデルではCore i3とi5のみとなります。ちなみにCore i3-8130Uというのはウインタブでは初めて掲載する型番なのですが、「世代は第8世代、でも開発コードネームはKaby Lake」で、ターボブーストに対応するようになりましたので、性能面では第7世代のCore i3よりも大きく向上しています。ちなみにPassmarkが公表しているベンチマークスコアだとこんな感じです。

Core i5-8250U: 7,656
Core i5-7200U: 4,641
Core i3-8130U: 5,322
Core i3-7100U: 3,828
6月24日現在のPassmark公表値、数値が大きいほうが高性能

PassmarkのスコアがCPU性能のすべてを説明できているわけではありませんが、「なーんだ、じゃあもうCore i5いらないじゃん」と思う人も少なくないでしょう。たしかにそうなんですが、ENVY 13はCPUとRAM容量がセットになっていて、Core i3を選ぶとRAMは4GBに、Core i5を選ぶとRAMは8GBになります。なので、RAMが4GBだとイマイチ足りない、という人はCore i5を選ぶことになりますね。しかし、ストレージは全モデル共通で256 GBでPCIe NVMeの高速なものが搭載されます。

ディスプレイは13.3インチでIPS液晶、FHD解像度と、従来モデルと同じように見えますが、タッチ対応になりました!ただし、HP製品の場合、タッチ対応だから筆圧対応のスタイラスペンが使える、というわけではなく、この製品でもペンは用意されないようです。しかし、スマホ世代の人が初めてPCを購入するような場合、タッチ対応のディスプレイは非常にとっつきやすいと思いますよ。

ポートなんですけど、唯一ここだけ従来モデルから後退しました。従来モデルはUSB Type-Cが2つ、USB 3.0が2つ、合計4つのUSBポートがありましたが、ニューモデルでは3つになっています。まあ、別にこれでも大丈夫だとは思いますけどね…。

それと、注目したいのがバッテリーです。なんと稼働時間14時間になりました。実際の利用シーンだともう少し短くなりそうですが、それでも終日出先で作業ができそうなレベルです。

従来モデルとサイズ比較してみます。

ニューモデル: 306 × 212 × 15 – 16.5 mm / 1.27 kg
従来モデル: 305 × 215 × 14 mm / 1.24 kg

従来モデルの「厚さ」はおそらく最薄部だと思います。ほんの少しだけ厚く、重くなりましたし、あまり変わってないよね、というのが正直な感想ですが、

HP ENVY 13(2018)
HPによれば、左右と上部のベゼルが一段と細くなり、ディスプレイがよりスッキリと見やすくなった、とのことです。

スポンサーリンク

2.筐体

HP ENVY 13(2018)
筐体が新しくなったのは理解できましたが、もともとENVY 13はとてもスタイリッシュなモバイルノートだったので、この画像を見ただけでは違いがよくわかりません。筐体色も「シルクゴールド」という上品で薄い色のゴールドなのですが、これも従来モデルと同じです。

HP ENVY 13(2018)
天板です。HPのロゴは通常のものではなく、プレミアムモデル専用タイプとなります。筐体素材はアルミで、「梨地加工」という、わずかにざらついて、よく手になじむ加工がなされています。

ENVY 13は背面のデザインに特徴があるのですが、「リフトアップヒンジ」が採用され、ヒンジを開口した際に天板の後部が底面に潜り込み、筐体後部がせり上がる構造になっています。従来モデルもこの構造を採用していますが、デザインは多少変わっています。

HP ENVY 13(2018)
で、「ダマスカス」です。筐体背面のこの模様はENVY 13 x360にも採用されていて、「高級なナイフや包丁に使われるダマスカス鋼をモチーフにした」模様です。ただし、この製品の外版はダマスカス鋼ではありません。

HP ENVY 13(2018)
キーボード面全体の画像は開示されていませんでしたが、HP製品によく見られる「Enterキーの右側に一列ある」タイプです。日本向けにはJIS標準準拠89キーのものが装備され、キーピッチは約19 × 18.7 mm、キーストロークは約1.3mmで、バックライトがつきます。

また、この製品はBang & Olufsenのクアッド(4)スピーカーが搭載されており、キーボード面と(おそらく)底面に配置されます。間違いなく最高レベルの音質になっていると思います。

HP ENVY 13(2018)

クリックで拡大します

側面と入出力ポートです。ENVY 13 x360はWindows Helloの顔認証に対応していましたが、この製品は指紋認証となります。側面に指紋センサーがありますね。

3.価格など

HP ENVY 13(2018)はHP Directplusで販売中で、6月24日現在の価格はベーシックモデル(Core i3/RAM4GB)が99,800円(税込み107,784円)、スタンダードモデル(Core i5/RAM8GB)が109,800円(税込み118,584円)です。

ENVY 13は筐体品質が素晴らしく、さすがHPのプレミアムライン!と思わされるような出来なのですが、ニューモデルは新筐体を採用し、タッチパネルも搭載され、ストレージも高速かつ十分な容量になっていますので、ほんの少しだけプレミアムなお値段になっていることは許容できるでしょうね。

4.関連リンク(HP)

HP ENVY 13 製品詳細
icon

スポンサーリンク