HPが15.6インチのエントリーノートPC「HP 15s-fq」をご紹介します。「HPのHPブランド」というのは一応エントリークラスという位置づけになっていて、今回ご紹介するHP 15s-fqにもCeleron搭載のバリエーションモデルはあるのですが、「これのどこがエントリーなのよ?」と言いたくなる高スペックなバリエーションモデルもあります。
1.HP 15s-fq スペック
スペック表
HP 15s-fq | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Celeron N4500/Core i3-1115G4/Core i5-1135G7 |
外部GPU | なし |
RAM | 4GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチIPS (1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、USB × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 駆動時間 最大7.5時間 |
サイズ | 358 x 242 x 17.9-21.5 mm |
重量 | 1.6 kg |
バリエーションモデル
エントリーモデル:Celeron N4500/4GB/128GB
スタンダードモデル:Core i5/8GB/256GB
※左からCPU/RAM/ストレージ
※メーカー公表のスペック表にはCore i3モデルも存在していますが、8月13日現在、製品ページに記載のあるバリエーションモデルはこの2つのみです
コメント
CPUはJasper Lake世代のCeleron N4500、第11世代(Tiger Lake)のCore i3/Core i5が設定されています。Celeron N4500搭載モデルに関してはRAM4GBに128GB SSDという構成なので「エントリーモデルらしい」と言えますが、Core i5モデルだとRAM8GB/256GB SSD(カスタマイズでストレージは最大1TBまで増量可)という構成なので、全然エントリーモデルという感じではなく、ビジネス用、学習用として十分なスペックになっています。
ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度です。ここも表示上は上位モデルと変わるところがありません。ただし「IPS液晶」と言っても発色性能はまちまちなので、ディスプレイ品質はそんなに高くはないのかもしれません。
通信まわりではWi-Fi6に対応します。また、入出力ポートに関して、HPではUSBで「3.0」「3.1 Gen1」とかの規格名を開示していないのですが、Type-A(2つ)、Type-C(1つ)とも伝送速度が5Gbpsということなので、3.0規格だと思います。あとはHDMIとフル規格のSDカードリーダー。
サイズは既存モデル(HP 15s-eq。AMD製CPU搭載)から大きくは変わっていません。タテ・ヨコは同じで厚さが若干異なるくらいです。15.6インチサイズで重量1.6 kgと、「時々モバイル」くらいなら余裕でこなせそうなサイズ感だと思います。
2.HP 15s-fq 筐体
筐体は基本的に従来モデルから変わっていないと思われます。エントリークラスと言いつつも左右ベゼルが細く、スタイリッシュなデザインになっています。
また、キーボードの拡大画像がないのですが、日本仕様は「テンキー付き日本語配列、キーピッチ約18.7×18.7mm、キーストローク約1.5mm」と開示されています。15.6インチノートということもあってテンキーがつきますし、狭苦しさのないサイズ感だと思います。それと、パームレスト部分に指紋センサーが装備されました。
ニューモデルになって筐体色が2色から選べるようになりました。「ナチュラルシルバー」と「モダンゴールド」です。筐体素材は不明ですが、おそらく樹脂製と思われます。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートが合計で3つ、HDMIポートにSDカードリーダーと必要十分ですが、有線LANポートの装備はありません。
3.HP 15s-fq 価格など
HP 15s-fqは9月上旬販売開始予定で、8月13日現在、製品ページに記載されている価格はCeleron N4500モデルが税込み46,200円、Core i5モデルが97,900円です。HP製品は通常販売時でもなにがしかの割引価格になっていることが多く、週末限定セールなどもありますので、実売期になればもう少し安くなるのではないか、と予想しています。