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dynabook Mシリーズ - 「スタンダードノート」と「モバイルノート」の良いところをあわせもつ、14インチノート

dynabook M7/S・M6/S
Dynabookが6月24日に14インチの「Mシリーズ(M7S・M6S)」を発表しました。14インチというディスプレイサイズは現行のdynabookにはなく、Dynabookによれば「ホームモバイルノート(法人向け製品はビジネスモバイルノート)」と位置づけられ「スタンダードノートとモバイルノートの良いところをあわせもつ」とされています。また、MシリーズのWeb直販モデル「MZ/HS」の販売もスタートしています。

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1.dynabook Mシリーズ スペック

スペック表

  dynabook M7/S・M6/S・MZ
OS Windows 10 Home / Pro
CPU Intel Core i3-1115G4/Core i5-1135G7/Core i7-1165G7
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB(最大32GB)
ストレージ 256GB/512GB/1TB PCIe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(1,366×768)
14インチ(1,920 × 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.1 Gen1 × 2、HDMI、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)顔認証対応
バッテリー 稼働時間 15.0-15.5時間
サイズ 323.6 × 220.6 × 19.9 mm
重量 1.47 kg

バリエーションモデル

M6S:Core i3/RAM8GB/256GB SSD/FHD DP
M7S:Core i7/RAM8GB/512GB SSD/FHD DP
※店頭モデルです。Web直販モデルは広範なカスタマイズが可能です

ポイント

・第11世代(Tiger Lake)のCoreプロセッサー
・13.3インチ並の筐体サイズで14インチディスプレイ
・MIL規格準拠の堅牢性
・スタンダードノートに劣らない拡張性

コメント

Mシリーズの店頭モデルは「M6S」「M7S」の2つのバリエーションモデルがあります。また、Dynabookダイレクトにて注文時の構成カスタマイズが可能なWeb直販モデル「MZ(MZ/HS)」もあり、ウインタブ読者の場合、MZをカスタマイズして購入する、というパターンが多いのではないかと思いますので、ここではMZを中心にご説明します。

OSはPro版のみです。店頭モデルだとHome版のみなのですが、ここはちょっと残念ですね(デメリットではないけれど、価格が少し高くなってしまいます)。CPUはTiger Lake世代のCore i3/Core i5/Core i7を選べます。

RAMは最低で8GB、最大で32GBまで搭載可能ですが、購入時に選択できる最大容量は16GBまでです。またストレージは最大で1TBまで選択できますが、例えばCPUをCore i3にする場合、RAMは8GBのみ、ストレージは256GBのみになるなど、「フルカスタマイズ」と言えるほど自由度は大きくありません。

ディスプレイは14インチのFHD解像度、ノングレア(非光沢)タイプです。また、IPSという記載はないものの「広視野角」という説明がありましたので、IPS相当の液晶が使われていると思われます。それと、Core i3モデルのみHD(1,366 × 768)解像度となります。

個人的にはCore i3擁護派なのですが、この製品の場合、Core i3にしてしまうと「RAM8GB/256GB SSD/HDディスプレイ」しか選べません。個人使用の場合、せめてディスプレイはFHDにしたいと思いますよね?なので、Core i3モデルに限っては店頭モデル(M6S)のほうがいいんじゃないか、という気もします(M6SはFHDディスプレイ)。

通信まわりではWi-Fi6に対応し、入出力ポートも充実しています。USBポートは合計で4つ、うちThunderbolt 4が2つと、質・量ともに十分な水準だと思います。それと、dynabookは有線LANポートは省略しないですね。ここにも好感が持てます。

サイズは…、他社の14インチノートと比較して、コンパクト・軽量な部類とは言えますが、それでも13.3インチ並みというほど小さくはありませんね。ただし、dynabook製品はMIL規格準拠の堅牢性を備えていて、一部のモデル(Gシリーズなど)を除けば筐体サイズはやや大きめなので、それを考慮すれば悪くないサイズ感だと思います。

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2.dynabook Mシリーズ 筐体

dynabook M7/S・M6/S
正面から見たところです。左右ベゼルは細く、上部ベゼルは「普通くらい」の太さですね。なお、上部ベゼルにあるWebカメラは顔認証対応で物理シャッターも装備されていますので、Webミーティングなどの際にカメラをオフにし忘れるという悲劇を防ぐことができます。

下部ベゼルは太めです。ただ、ウインタブのライターでも「ディスプレイと目線が合うので、下部ベゼルは少し太くしてもらって、ディスプレイが上寄りに配置される方が使いやすい」という人がいますので、ここはお好みによるでしょう。

dynabook M7/S・M6/S
天板です。天板後部(下のほう)が少し盛り上がっていますよね?Dynabookによれば「画面を閉じて片手で持ち運ぶ際、持ちやすくなる突起」とのことです。

dynabook M7/S・M6/S
キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:18.8mm、キーストローク:1.4mm」と開示されています。サイズには十分な余裕があり、ウインタブの経験上、打鍵感も非常に高いと思われます。ただし、バックライトはありません。

dynabook M7/S・M6/S
ヒンジは180度開口可能です。向かい合わせに座ってミーティングなどをする際、画面の共有が容易になります。

dynabook M7/S・M6/S
側面と入出力ポートの配置です。個人的にここは「文句なし」です。またdynabook製品はUSB Type-C(Thunderbolt 4)ポートからの充電/給電が可能なことが多く、この製品も充電/給電にDC-IN/Thunderboltを使えると思います。

dynabook M7/S・M6/S
筐体色はdynabookではおなじみのオニキスブルーのほかパールホワイトも選べます。ただし、Web直販モデルのMZではオニキスブルーしか選べません。

3.dynabook Mシリーズ 価格など

dnyabook MZはDynabookダイレクトで販売中で、6月末~7月上旬出荷開始、となっています。6月24日現在の価格は税込み109,780円から、「Core i5/RAM8GB/256GB SSD/FHDディスプレイ」という構成のモデルだと税込み131,780円です。なお、ここで表示しているのは「会員価格」です。Dynabookダイレクトは無料で会員登録ができ、会員になると一気に割引が大きくなりますので、購入される際は必ず会員登録をするようにしましょう。

14インチで重量1.47 kgと、大きめサイズのモバイルノートとも言えますし、コンパクトで軽量なスタンダードノートとも言える製品です。まさにDynabookが提唱するような「据え置き&家の中での持ち運びの両立」を狙った高性能ノート、と言えますね。

4.関連リンク

dynabook Mシリーズ:Dynabook 製品紹介(店頭モデル)
MZ/HS おすすめポイント 2021春Webモデルicon:Dynabookダイレクト
dynabook MZシリーズ モデル選択・購入ページicon:Dynabookダイレクト

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