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ドスパラ raytrek VF-HEW レビュー - GeForceと十分な容量のRAM・ストレージを搭載する高性能ノート。クリエイターやビジネスマンにおすすめ!(実機レビュー)

ドスパラ raytrek VF-HEKS
こんにちは、今回はドスパラ(会社名はサードウェーブ)の15.6インチクリエイターノート「raytrek VF-HEW」の実機レビューです。Core i7に加え、外部GPUのGeForce MX150を搭載する高性能ノートで、クリエイターにも、また高性能なノートPCを探している人にも向く製品です。また、このモデルは新筐体が使われていて、15.6インチながらコンパクトかつ軽量に仕上がっています。

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1.スペック

raytrek VF-HEW
ドスパラはBTOメーカーなので、注文時に構成のカスタマイズが可能です。この製品の場合、主要構成ではOSのバージョン、RAM容量、ストレージ容量をカスタマイズすることができます。CPUは第8世代(Whiskey Lake)のCore i7-8565Uで、最新の第10世代ではありません。また、外部GPUもGeForce MX150と、最新のMX250ではありません。このあたりは製品価格との兼ね合いといいますか、「そのぶん購入しやすい価格に」ということだと思います。気持ち的には「最新スペックがいい」というのはありますが、CPUやGPUの「一世代差」というのは、一部のベンチマークスコアなどではわかるものの、使ってみての体感差、というのは決して大きくはありません(個人的には体感差はほぼゼロです)。少なくともExcelとかPhotoshopを使っていて、「第8世代だから遅い」みたいなことは感じられないと思います。

RAMは標準で16GBで、カスタマイズにより8GBあるいは32GBにすることもできます。ビジネス用途であれば8GBでも大丈夫だと思いますが、この製品はクリエイターノートですから、標準のRAM容量に余裕がありますね。

ストレージは標準で1TB SSDと、こちらはかなりの大容量です。また、カスタマイズでSSDやHDDの増設も可能です。個人的には1TBもあれば十分かと思いますが、クリエイターであればRAW現像とか動画編集などの用途でさらなる大容量ストレージが必要になる人も多いと思いますので、必要に応じてストレージを増設できるのはありがたいですね。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、ドスパラではディスプレイ形式(IPSかTNか、など)について開示していませんが、実機を確認したところ、視野角が広いIPS相当の液晶が使われていました。

入出力ポートに関しては15.6インチノートとしては標準的な構成になっていると思います。合計で3つのUSBポート、HDMI、有線LANポートを備えています。SDカードリーダーがフル規格ではなく、micro規格になっているのはクリエイターノートとしては少し残念なところです。

サイズは従来のraytrekやCriteaよりも小さくなりました。と言っても他社の上位クラスの15.6インチノートとあまり変わらないくらいで、横幅が362 mmになりましたので、ディスプレイもナローベゼル化しています。また重量も1.8 kgと軽量で、モバイルノートのように毎日持ち歩くには少々重いものの、たまに外出先に持ち出すくらいの使い方は十分可能と思われます。

ドスパラ raytrek VF-HEKS

ドスパラ raytrek VF-HEKS

ドスパラ raytrek VF-HEKS
レビュー機のシステム構成です。実機レビュー用の貸出機ということでOSはPro版に変更されていました。CPUやGPUなど、他の主要スペックは掲載しているスペック表通りでした。

2.筐体

ドスパラ raytrek VF-HEKS ACアダプター
レビュー機はメーカーからの貸出機なので、同梱物はこれだけでした。通常ドスパラのノートPCを購入すると、「はじめにお読み下さい」という名称の取扱説明書や一枚物のスタートアップガイドが入っていますが、今回はなし。ACアダプターは65Wのもので、電源ケーブル込みの重量は352 gと、スタンダードノート用としては特に重くも軽くもない、と思います。

ドスパラ raytrek VF-HEKS
天板です。ご覧の通り「シルバーの無地」でロゴマークすらありません。筐体はプラスティック製と思われますが、質感は悪くなく、必要にして十分なものに感じられました。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 底面
底面です。開口は可能ですが、ユーザーが簡単にメンテナンスできるようなハッチはなく、バッテリーも着脱式ではありません。画像の下側が開口部(手前側)で、左右にスピーカー穴が見えます。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 右側面
右側面です。画像左からmicroSDカードリーダー、USB 3.0、LAN、セキュリティロックスロットがあります。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 前面
前面にはヒンジ開口用の「手がかり」の凹みがあるのみで、ボタン類やポート類はありません。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 左側面
左側面です。画像左からDC-IN、HDMI、USB 3.0、USB Type-C、イヤホンジャックです。スペックのところでも説明しましたが、この製品のポート構成は15.6インチノートとしては標準的と言え、ビジネス利用でも十分なものになっています。また、USB(Type-A)ポートが左右に1つずつあるので、マウスなどの周辺機器接続もしやすいと思います。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 背面
背面にはポート類やボタン類はなく、通気口があるのみです。通気口も外部GPU搭載機としては控えめで、あまり目立ちません。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 背面

ドスパラ raytrek VF-HEKS 側面
背面と前面はちょっと面白い形状になっています。背面側は下部のほうが長く、前面側は上部のほうが長くなっています。デザインアクセントとしての意味合いもあると思いますが、特に前面の形状はヒンジ開口を容易にする働きもあり、実際ヒンジ開口はしやすいです。

ドスパラ raytrek VF-HEKS キーボード
キーボードです。新筐体になって横幅が小さくなりましたが、テンキーはしっかり残っています。アルファベットキー側のレイアウトは標準的と言え、あまり強いクセは感じられません。後述しますが、実際に打鍵してみても特に戸惑うようなものではありませんでした。

しかし、テンキーの配置は少々特殊です。加減乗除(+、-、*、/)キーが数字キーの上部に配置されています。私はテンキー、特に加減乗除キーをあまり使いませんが、日常的に数値入力をする機会が多い人は少し戸惑うと思われます。

ドスパラ raytrek VF-HEKS キーボード
キートップはフラットで特に加工はありません。また、バックライトもついていません。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 正面
正面から見たところです。横幅が小さくなりましたので、左右のベゼル幅が細くなり、見た目がスッキリしました。デザイン面では大きな改善と言っていいでしょう。

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ドスパラ raytrek VF-HEKS 横から
ヒンジを最大開口するとこんな感じです。最近は一部のノートPCでヒンジが水平位置(180度)まで開口できる製品がありますが、このraytrekに関しては開口角度は標準的です。もちろん通常の使い方をする上では何の支障もありません。

一通り筐体を確認してみました。ドスパラのこのタイプの筐体をレビューするのは初めてですが、全体的な雰囲気は「いつものCritea」という感じで、あまり大きく変わったとようには思えませんでしたが、ヒンジを開口してみると、ナローベゼル化したこともあり「ああ、カッコよくなったなあ」と感じました。

ただ、全体的に奇をてらったところのない、シンプルで使いやすい筐体、という印象で、この点は従来のCriteaの良さがそのまま引き継がれているようで、使いやすくて飽きの来ない筐体だと思います。

3.使用感

ディスプレイ

この製品のディスプレイは15.6インチのFHD解像度、ノングレアタイプと開示されていますが、IPSという表記はありません。しかし、実機を確認したところ、視野角が広く、角度をつけても白っぽくなりませんので、ほぼ間違いなくIPS相当の液晶が使われていると思います。

いつものようにブラウザーのEdgeを開き、「花」の画像を表示させて手持ちのディスプレイと比較してみました。23.8インチのIPS液晶、FHD解像度、ノングレアタイプのディスプレイとの比較では、明らかにraytrekのほうが発色がよく、鮮やかに見えます。黒がしっかりと黒いので、メリハリもよく、くっきりとした感じですね。

一方で、13.3インチのIPS液晶、FHD解像度、グレアタイプの液晶と比較すると、発色の面でやや劣ります。一般にグレアタイプの液晶のほうがノングレアタイプよりも発色がいいと言えますので、この点は仕方のないところかなと思います。ただし、グレアタイプは画面への映り込みが強くなりますので、ノートPCとしてたまに場所を変えて使うことも考えると、個人的にはノングレアタイプのほうが好みです。

輝度も高めですね。日中の室内で利用しても50%~70%くらいの明るさに設定して問題なく使えます。100%で白背景だったりすると少しまぶしいと感じるくらいです。ただし、他社の一部製品にある400nitとか500nitとかの非常に明るいディスプレイではありません。数値は不明ですが、300nitくらい(一般的なノートPCと同じかやや明るいくらい)だと思います。

ディスプレイ品質に関してはノングレアタイプであるということも含め、製品の「格」に見合うものになっていると評価します。

キーボード

アルファベットキーのキーピッチは手採寸で左右に約19 mm、上下は19 mmか、それよりも若干狭いくらいでした。また、キーストロークはやや浅めですがノートPCとしては標準的と言っていいくらいだと思います。

キーサイズに関して、文字入力をする場合には全く不満はありません。誰でも打ちやすいと感じるでしょう。キー配列に関しても特にクセのようなものは感じられず、戸惑うようなことはありませんでした。ただ、私だけかもしれませんが、Enterキーを押すつもりが数字の4を押してしまう、ということがしばしばあり、テンキーと通常キー(アルファベットキーや記号キーのことです)の間隔がやや狭いと感じました。このくらいの話であれば、少し慣れてしまうと全く使用感を損なうことはないと思います。

キーサイズも自然な感じです。例えばENTERキーとかSHIFTキーとかの、本来少し大きめであるべきキーがしっかり大きくなっています。

キー配置でクセがあると感じたのは、上にも書いたようにテンキー部分ですね。この製品の電源ボタンはキーボードの右上にあります。電源ボタンの周囲は四則演算用の記号キーとかNumLockキーなのですが、テンキーを多用する人が誤って電源ボタンを押してしまう可能性は無きにしもあらずか、と思います。まあこれも慣れてしまえば問題ないんでしょうけどね。

打鍵音は比較的小さめで、音質も悪くありません。少し弱めのパチパチ系、という感じの打鍵音です。

スピーカー

この製品は特にスピーカー品質の良さを強くアピールしているわけではありませんし、他社製品にみられる大手音響メーカーとのコラボスピーカーとかでもありません。なので、あまり期待することなく視聴してみましたが、期待していなかったせいもあって、「思ったよりいい」ですね。

メーカー独自の音響アプリはなく、Realtek Audio Consoleがインストールされていたのみですが、この「標準」といえるアプリでも音質のコントロールはそこそこ可能で、BGM程度に音楽を流しながら作業する、というくらいなら十分に満足のいく音質になります。

ただし、あくまでもPCの内蔵スピーカーとして音がいい、というレベルであって、音響機器の音質ではありません。例えば女性ヴォーカルは少しこもって聞こえますし、高音も薄っぺらでシャリシャリします。音楽をじっくり聴きたいということなら外付けスピーカーを使うほうがいいでしょう。

バッテリー

この製品は15.6インチスタンダードノートなので、本来はあまりバッテリー稼働時間を厳しく評価すべきものではないと思います。ただ、重量も1.8kgと軽量ですし、たまには外出先に持ち出すこともあると思いますので、一応チェックしてみました。

ディスプレイ輝度70%(日中の室内で快適に使えるくらいの明るさです)に設定し、ブラウザーでYouTubeの音楽をボリューム50%(BGMとしては少し大きめの音量です。作業中に「ながら」で聴くなら30%くらいでいいと思います)で流しつつ、webでの調べ物をしたり、テキストライティングをしたり、という使い方で1時間に20%のバッテリー消費となりました。

この使い方の場合、単純計算で稼働時間は約5時間、ということになると思います。実際、レビュー期間内に断続的にこの製品を使ってみましたが、個人的には「だいたい5時間くらい」で妥当かなあ、と思います。

少し快適性が落ちると思いますが、ディスプレイの輝度をもう少し落とし、スピーカーを使わなければ若干稼働時間は伸ばせると思います。一方で、GeForce MX150が仕事をするような使い方(ゲームや動画編集など)をすると、5時間は到底無理なはずです。あくまでも事務仕事に使う場合には5時間くらい、とお考え下さい。

4.性能テスト

ドスパラ raytrek VF-HEKS

参考1:
ドスパラ GALLERIA GCR1660TNF(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 12,960、33,189
参考2:
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250): 2,744、8,565
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 3,029、8,205
参考3:
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U) : 2,269、7,922
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 2,259、7,741
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 1,513、6,808
HP ENVY 13 X360(Ryzen 3 2300U): 1,513、5,396
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 1,241、4,733
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):1,211、4,946
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 1,211、4,871
Lenovo ThinkPad T490s(Core i7-8565U): 1,181、4,845
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 1,189、4,586
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 1,178、4,574
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 1,157、4,652
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 1,136、4,524
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 1,116、4,367
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 1,111、4,325

まずはオンラインゲーム用のグラフィック性能テスト「3D Mark」から。この製品のCPUとGPUは「Core i7-8565U/GeForce MX150」ですが、GeForceのMXシリーズって、少々位置づけが難しいです。というのも、「参考1」のデータが示すように、同じGeForceでもGTXシリーズとは全く勝負にならないスコアになりますし、「参考3」にあるように外部GPU非搭載のPCよりはかなり高いスコアをマークします(ただし、Ryzenシリーズは別です)。

なので、比較対象としては「参考2」の2機種(ともにMX250を搭載)が妥当と言えます。raytrekのGPUはMX150で、比較対象機種のMX250の一世代前となりますが、スコアのほうもそれっぽいというか、MX250搭載機よりも若干低めの数値となりました。経験上、GeForceでもMXシリーズはオンラインゲームのプレイに向くとは言えません(ZenBook 14で実際にオンラインゲームのCS:GOをプレイしましたが、やはりカクつきがでてしまい、快適にプレイできませんでした)。しかし、もともとraytrekはクリエイターノートですから、画像加工とか動画編集、またPowerPointなどのアプリへの画像取り込みなどをすると、外部GPU非搭載のPCよりは格段に快適に作業できるはずです。

ドスパラ raytrek VF-HEKS PC Mark

クリックで拡大します

参考:
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120
ASUS X545FA(Core i7-10510U): 4,114
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
Lenovo ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U): 3,714
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
マウス m-Book X400B(Ryzen 5 3500U): 3,659
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

続いてPCの総合性能テスト「PC Mark」のスコアです。PC Markはグラフィック性能だけでなく、表計算ソフトやビデオチャット、画像加工などもシミュレートしますので、外部GPUの性能のほか、CPU性能もスコアに大きく影響します。

スコアのほう、そんなに悪くはないのですが、どちらかと言うと平凡というか、Core i7とMX150を搭載するマシンとしては少し物足りないものになったと思います。ただし、ノートPCの処理性能としては十分に高いスコアといえますので、ビジネスシーンなどで性能不足を感じるようなことはないと思います。

ドスパラ raytrek VF-HEKS 天板
参考までにSSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアも掲載しておきます。これね、めちゃめちゃ高速です。この速度は上位クラスのゲーミングノート並みと言えます。

5.まとめ

ドスパラ raytrek VF-HEWはドスパラ公式サイトで販売中で、3月10日現在の価格は109,980円(税込み120,978円)となっています。スペックを厳しく見ると、CPUが第8世代でGPUも一世代前の型番である、という点が不満に感じられるかもしれませんが、RAMとストレージの容量は大きく、トータルでは非常に高い実用性があると言えます。記事中にも触れましたが、GeForce MXシリーズというGPUをどう評価するか、というのは少し考えもので、GeForceだからといってオンラインゲームがサクサク動くほどの性能にはなっておらず、しかし外部GPU非搭載の製品よりはかなり高いグラフィック処理能力があります。

なので、この製品は3D系を除くクリエイターやリッチなプレゼン資料を作りたいビジネスマン、学生さんが使うと真価を発揮できるのではないか、と思います。価格のほうもRAMやストレージ容量が大きめになっていることを考慮すれば十分に割安感があると感じます。

6.関連リンク

raytrek VF-HEW:ドスパラ公式サイト

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