ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288 - OSセットアップ済みでパワフルなシングルボードコンピューター

ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288
ドスパラが「OSセットアップ済みですぐに使えるシングルボードPC」を発売しました。「シングルボードコンピューター」というのは「むき出しの一枚(シングル)のプリント基板(ボード)の上に、必要なものに絞ったCPUと周辺部品、入出力インタフェースとコネクタを付けただけの極めて簡素なコンピュータである。(Wikipedia)」と定義され、有名どころでは「Raspberry Pi(ラズパイ)」シリーズがあります。

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「Diginnos DG-Tinker3288」というのが新製品の名称で、あらかじめOSがセットアップされているため、ディスプレイとキーボード、マウスがあればすぐにコンピューターとして使うことができますが、私達が日常的に使っているWindowsやMac、Androidなどのパソコンやスマホとは少し利用目的が異なります。

1.スペック

ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288 スペック表
例えばラズパイがそうですが、シングルボードコンピューターは購入して電源を入れればすぐにおなじみのGUI(ウインドウの画面)が出てくるわけではなく、OSのインストール(セットアップ)から始める必要があります。しかし、この製品はあらかじめTinker OS(Debian 9 Stretch、Linuxの一種です)もしくはAndroid 6.0のいずれかをセットアップした状態で販売されています。また、ノートパソコンやデスクトップパソコンでおなじみの入出力ポート(USB、LAN、HDMI)が装備されていますので、特にAndroidを選択した場合は「TV Box」的な感じで違和感なく使えます。もちろんLinuxに慣れている人ならDebian入りを選べばむしろAndroidよりも快適になるでしょう。

ラズパイという、非常に優秀で低価格ながら、スペックがお世辞にも高いとは言えないシングルボードコンピューターを念頭に入れてしまうと、「パソコンとしてはすげえ低性能なんでしょ?」と考えがちですが、この製品は思った以上にパワフルです。CPUのRK3288はAndroidをインストールした状態でAntutuベンチマークをすると4万点くらいは出ます。RAMだって2GBありますから、リッチなAndroid OS上でリッチなアプリを動かすくらいは大丈夫です。

ストレージに関しては、「内蔵されてません」。なので、32GBのmicroSDが付属していますし、OSもmicroSDに入っています。

あと、Wi-Fiも装備されていますので、ラズパイのように手がかかる(そして好きな人にはとても楽しい)ことはありません。マザーボード、というかシングルボードなので、「ある意味本体」はASUS Tinker Boardです。

ここまでは、割とまとまりのいいスペックに見えます。でも、この製品の楽しさというか楽しみ方は、このスペック表じゃ全然わからないんですよね。

2.筐体

ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288
この製品は「ASUS Tinker Boardにケースをつけたもの」になります。シングルボードコンピューターなので当然といえば当然です。

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ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288
ただし、ケースを装着すればむき出しのメカは全て隠れてしまい、「小さな黒い箱」という感じになりますし、見慣れた入出力ポートが見えるだけなので、とりあえず安心です。

ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288
各種ポート類のイメージ図です。これもわかりやすいですが…

ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288
この製品「GPIO」が搭載されています。「GPIOは”General-purpose input/output”の略で、『汎用入出力』を意味する。(Wikipedia)」とありますが、GPIOについて知らない人にはちんぷんかんぷんですし、リンク先のWikipediaの説明を読んでさえもよく理解できません。

少し調べてみたら、GPIOについて非常にわかりやすい記事がありましたので、こちらをぜひ読んでみてください。
「Raspberry Pi3 Model B」で遊んでみよう!Part2 ~GPIO入門1。ポートのオン/オフとステータス取得編:PC Watch

ラズパイにせよDiginnos Tinkerにせよ、通常のパソコンというよりは「電子工作」のために使ってみたい、というニーズが大きいのだろうと思います。その「電子工作」をする上でGPIOは非常に重要な存在になる、ということですね。

3.価格など

ドスパラ Diginnos DG-Tinker3288はドスパラ公式サイトで販売中で、価格は19,800円(税込み21,384円、Android版、Tinker OS版とも同価格)となっています。

もしこの製品のAndroid版を選び、普通にテレビに接続してAndroidのTV Boxとして使うのであれば、単に割高な買い物になってしまうと思います。このくらいのAndroid TV Boxは中国の通販サイトなどで100ドル以下で買えてしまいますから。

この製品はコンピューターのメカ的な仕組みを勉強したいとか、電子工作(例えばLEDライトの点灯など)で遊んでみたいとか、そういうニーズのある人に向きます。OSもセットアップされた状態で販売されているので初心者にもハードルは低めだと思いますし、ラズパイよりもパワフルですから、上級ユーザーにも歓迎されるのではないでしょうか?

ドスパラ製品は一通りレビューさせてもらっているウインタブですが、この製品の実機レビューは難しいですね。だって、上に書いたように「TV Boxとして便利に使えるよー」なんてことを書いても意味ないですし、GPIOをすぐに使いこなせるだけのプログラミングスキルもありませんし…。

4.関連リンク(ドスパラ)

Diginnos DG-Tinker3288(Debian9)(6ヶ月保証)
Diginnos DG-Tinker3288(Android6.0)(6ヶ月保証)

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