DELLが4万円台から購入できる15.6インチスタンダードノート「Inspiron 15 3000」を発売しました。CPUにIntel Core i3を搭載する「3501」とAMDを搭載する「3505」の2つのモデルがあります。また、9月10ヵ現在だと従来モデルのInspiron 15 3000(3580/3583/3593/3595)も併売されていますが、筐体が全然違う(ニューモデルのほうがずっとコンパクトです)のでご注意ください。
1.スペック
Inspiron 15 3000(3501 / 3505) | |
OS | Windows 10 Home / Pro |
CPU |
3501:Intel Core i3-1035G1 3505:AMD Athlon Silver 3050U / Athlon Gold 3150U / Ryzen 3 3250U / Ryzen 5 3500U / Ryzen 7 3700U |
外部GPU | なし |
RAM |
3501:4GB 3505:4GB/8GB |
ストレージ |
3501:1TB HDD/256GB SSD 3505:256GB / 512GB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ広視野角(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB 3.2 Gen1 × 2、USB 2.0、HDMI、SDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(720p) |
バッテリー | 42Whr |
サイズ | 363.96 × 249.0 × 18.0-19.9 mm |
重量 | 1.83 kg |
少なくとも9月10日現在だとIntel版(3501)とAMD版(3505)は構成がかなり異なります。というか、Intel版はバリエーションの選択余地が非常に少ないんです。第10世代(Ice Lake)のCore i3にRAMは4GBのみ、ストレージも1TB HDDか256GB SSDになってしまいます。この構成が悪い、と決めつけることは出来ません。しかし、ウインタブの主観としては、CPUがCore i3なのであればRAMは4GBではなく8GBのほうが好ましいですし、ストレージがHDDのみ、というのはCoreプロセッサー搭載機としては論外ですね。
一方、AMD版のほうはAthlon Silver 3050Uから第2世代のRyzen 7まで、つまりエントリークラスからハイスペッククラスまで、幅広くCPUを選べます。また、RAMやストレージ構成も充実しています。
Athlon 3050U/RAM4GB/256GB SSD
Athlon 3150U/RAM4GB/256GB SSD
Ryzen 3/RAM8GB/256GB SSD
Ryzen 5/RAM8GB/512GB SSD
Ryzen 7/RAM8GB/512GB SSD
こんな組み合わせなので、上位モデルに関してはもはやエントリーノートとは言えませんし、価格もエントリークラスではありません(Ryzen 7モデルはセール価格でも8万円弱します)。別にAMDの肩を持つつもりはありませんが、この製品の場合はAMD版のほうが構成の自由度が大きいのでおすすめ、と言いたくはなりますね。
ディスプレイは15.6インチのFHD(1,920 × 1,080)解像度で、「IPS」という表記はないものの「広視野角」と明記されていましたので、少なくともTN液晶ではないと思います。
入出力ポートは15.6インチノートとしては普通くらいでしょうか?欲を言えばUSB Type-Cポートがひとつあると良かったかな、と思います。しかし、有線LANポートもありますし、SDカードリーダーはフル規格なので、この点はありがたいですね。ただし、従来モデルでは一部モデルに設定のあった光学ドライブは、ニューモデルでは廃止となりました。
また、従来モデルは2020年の15.6インチノートとしてはかなり大型だったのですが、ニューモデルになって「並」くらいのサイズになりました。また重量も2キロを切り、1.83 kgと軽量化されています。
2.筐体
他社の15.6インチ、またDELLの上位モデルと比較してしまうと「それほどでもない」ものの、左右のベゼル幅が細くなり、デザイン面でかなり洗練された印象です。
天板です。筐体素材は不明です。低価格から購入できる製品なので、おそらくプラスティック製なのではないか、と思われます。また筐体色は「アクセントブラック」「クオリーブルー」「ソフトミント」から選択が可能です。
側面と入出力ポートの構成です。「1.SDカードリーダー、2.USB 2.0、3.セキュリティロックスロット、4.DC-IN、5.HDMI、6.LANポート、7.USB 3.2 Gen1、8.USB 3.2 Gen1、9.オーディオジャック」となります。なお、AMD版の製品ページにUSB Type-Cらしきポートがついている画像がありましたが、それについて一切説明がなく、またType-Cの文言もありませんでしたので、この記事では無視しています。
3.価格など
DELL Inspiron 15 3000(3501, 3505)はDELL公式サイトで販売中で、9月9日現在の価格はIntel版(3501)が45,883円(税込み50,471円)から、AMD版(3505)が42,483円(税込み46,731円)から、となっています(いずれもセール価格です)。
メインPCとしても使えそう(ウインタブの主観です)なAMD版のRyzen 3/RAM8GB/256GB SSDという構成だと51,833円(税込み57,016円)と、これでも5万円台で購入が可能です。ビジネスでもプライベートでもある程度ストレスなく使える性能のノートPCをできるだけ安く、というニーズなら購入検討する価値の大きい製品と言えるでしょう。
4.関連リンク(DELL)
Inspiron top page
New Inspiron 15 3000(3501)
New Inspiron 15 3000(3505)
コメント
Inspiron15 3505 Ryzen3 SDD256 を購入しましたが、液晶はFHDですがIPSではありませんでした。多分、TNなのかな、と思いました。