Teclast P80H / Teclast P10SE - Teclastの最廉価Android 10タブレット、これで十分という人もけっこういるのでは?

Teclast P80H / Teclast P10SE
こんにちは、natsukiです。最近、Teclastが、Android 10搭載で、10インチサイズと8インチサイズの、低価格帯の製品を相次いで発売しました。非常に似通ったスペックをもつ製品なので、まとめて紹介します。いずれも、OSの世代は最新。そして、Teclastの豊富なAndroidタブレットのラインナップの中で、この2機種は、明らかにその「もっとも下」となります。もとより、高度なゲームなどは期待せず、基本的にはネットサーフィンや動画視聴、高度な映像処理や反応を要求しないシンプルなゲームといった割り切った使用を想定して、どこまで価格を下げられるか、という製品です。

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コンセプトが非常に明確なので、使用方法がはっきりイメージできている人にとっては、有力な選択肢になるのではないかと思います。ちなみに、Teclastには、すでに過去に「P80H」という型番の製品がありまして、これはAndroid7.0搭載のかなり前の製品になります。WEBで検索かけると、どっちも混ざって出てきてしまう上、この旧製品も、まだAmazonなどで出品されていたりもするので、WEB検索などをする際にはご注意ください。

1.スペック

TEclast P80H / P10SE スペック
両機種のスペックです。まだ発表されたばかりということもあり、ところどころ、情報があやふやなところもありますので、表は、Teclast公式サイトを基準に、足りない部分は、Aliexpress、Banggood、Gearbest、JDなどから補いました。ご覧のように、非常に似通ったスペックとなっています。

基本スペック

ディスプレイは、1,280×800ピクセルと、廉価タブレットの定番です。価格を考えれば、これは妥当でしょう。ここよりは下げて欲しくない。

処理能力は、CPUにUNISOC SC7731Eという、あまり聞かないものを採用。WEBでざっと調べてみると、Antutuスコアがせいぜい4万点台らしいので、ここは、この両機種の懸念点です。ちなみに、P80Hの前世代機でウインタブでも実機レビューをしている「P80X」は、同じUNISOC製のSC9863Aを搭載していて、Antutuスコアは7万点台でした。うーん、今どき4万点台で大丈夫か? という心配が当然出てきますね。一方で、先日、Teclastの最廉価Windowsラップトップ「Teclast F7S」のレビューでも感じたことですが、Teclastというメーカーは、「その価格帯に期待されること」はきっちりこなす構成を組んできます。そこは、コストパフォーマンスで鳴らしてきた中華メーカーの老舗だけあって、スペックを下げるのと実用性のバランスの「見極め」がうまい。この機種の場合、主な用途はネットサーフィンと動画視聴になるでしょうが、それだけなら案外これで快適なのかもしれません。

ちなみに、我が家の8インチAndroidタブレットは、NECのLaVie Tab E TE508/S1W(2014年モデル)が現役で、こいつのCPUはAntutuスコア2万点台のMediatek MT8121ですが、さすがに動作の重さが厳しくなってきたものの、まだなんとか使えています。

RAMが2GBなのは、このクラスなら、許容範囲でしょう。RAMを喰うゲームはしないし、マルチタスクは要求しないし、ブラウザも、タブを数枚程度なら十分なはずです。ストレージ32GBは、前世代のH80Xが16GBだったことを考えれば進歩。この性能だと、使い道は動画の保存くらいですかね。これも我が家の使い方になりますが、テレビのメーカー公式アプリを利用して、録画した番組をAndroid端末に移して持ち歩くことをよくやるので、低スペックとはいえ、容量の使い道はあります。もちろん、microSDカードによるストレージ拡張にも対応。

ネットワーク

ネットワークについては、情報がかなり不足しています。P80HのWi-Fiは5GHz対応かどうかも、管見の限り分かりません。まさか対応していないことはないと思うのですが……

気になるのが、LTE対応。Teclastの前世代機は、P80Xなど、LTEに対応していたものもあったんですよ。が、P80Hも、P10SEも、公式サイト、JD、Aliexpressいずれも、LTEへの言及がありません。ただし、SIMカードスロットの存在は、筐体画像から確認できます。Banggoodは、いまのところP10SEのみ扱っていて、LTEの対応バンドが表記されているにもかかわらず、スペック表には赤字で強調して「4G:Not Support」と書いてあるんですよね…… とりあえず、ないと思っておいた方がいいでしょう。

それから、P80H、P10SE、ともにGPSと北斗に対応しています。「北斗」というのは、中国がアメリカに対抗して展開している衛星測位システムで、先月をもって必要な衛星をすべて整えてシステム全体が完成したと宣言されました。サービスそのものはとっくにはじまっているので、実は、Teclastに限らず、今までの他の機種でも北斗に対応しているものはけっこうあります。今後、両方の測位システムに対応した機種は増えていくことでしょう。機能性のみから考えれば、これら両方に対応していることにより、より精度の向上が望めます。ただ、衛星測位システムとは、本来的に軍事色の強い技術なわけで……、いや、この話は製品評価とは関係無いのでやめましょう。

以上、筐体以外についての、P80H、P10SEのスペックは、ほぼ同じにそろっています。CPUに不安があるものの、それ以外についてはライトユース向けによくまとめてあり、さすがに手慣れた構成と言えますね。

2.「Teclast P80H」の筐体

Teclast P80H / Teclast P10SE
ここから、筐体を個別に見ていきます。まずは、8インチディスプレイの「P80H」から。

Teclast P80H / Teclast P10SE
これが背面ですが、一見して、前機種「P80X」と基本的には同一筐体であろうことが分かります。P80Xの実機レビュー記事もご確認ください。スピーカーはモノラルで背面にあるため、音質への期待はできなさそうです。音楽を聴くなら、イヤホンなどをつなぎましょう。表面材質は、おそらく、P80Xを引き継いで樹脂かと思います。8インチの場合、片手で持つことも多いと思うので、なまじ高級感のある金属製よりも、滑りにくい樹脂製の方がありがたいかもしれませんね。

Teclast P80H / Teclast P10SE

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ポート類一覧です。上部側面が左右逆になっているのは、ご愛敬。USBポートが、前機種P80XではmicroUSBだったのが、USB Type-Cに変わっています。それと、先ほどの背面画像では、上部にSIMスロットマークがありましたが、このポート一覧画像にはSIMスロットの表記がありません。やはり、LTEは対応していないと考えておくのが無難でしょう。その他については、特筆すべきことはない、標準的なポート配置です。

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また、サイドベゼルは公称6mmで、画像でもかなり細くなっています。Teclastは、残念ながら、この期に及んでまだ強引な画像加工をするときがあるのですが、P80Xの実機レビューから、この画像は信頼してよいと思います。

3.「Teclast P10SE」の筐体

Teclast P80H / Teclast P10SE
10.1インチディスプレイの「P10SE」です。おっと、これは最近のTeclast製品には見ない筐体ですね。Teclastの10.1インチAndroidタブレットは、ラインナップが非常に厚く、最近のものだけでも、縦型の「P10HD」「P10S」、横型の「M20」「M30」「M40」「T30」「P20HD」などがありますが、それらのどれとも似ていません。材質は、金属製であることが明記されています。ベゼルは、公式ページの製品紹介にも「Narrow Bezel」との表記があり、画像からはかなりスタイリッシュに見えますが、残念ながら、Teclastの製品画像があてにならないのは先述の通りです。

Teclast P80H / Teclast P10SE
スピーカーは、ステレオ。廉価なタブレットの場合、2つ付いているけれど、両方同じ音が出るモノラルでした、って場合もありますが、ここまで宣伝しているからにはちゃんとステレオだろうと思います。

Teclast P80H / Teclast P10SE
このように、明確にSIMカードスロットを備えてはいるのですが、LTEについての言及がありません。あるだけで機能しない、と考えておいた方が無難でしょう。

Teclast P80H / Teclast P10SE

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全体のポートやボタンの配置です。だから、上部側面が左右逆だってば……。やはり、SIMスロットとの記述はありません。USBポートは、しっかりType-Cですね。また、スピーカーが下部に付いているため、専用キーボードとの物理的なドッキングなどはできません。スペックがスペックなので、キーボードをつないでの生産的な作業は重視していない、というのは納得のいくところです。

全体として、明るくすっきりとまとまったよいデザインだと思います。ベゼル幅については、実機を見ないとなんとも言えませんが、Teclastは、工作精度自体についてのレベルは非常に高いので、そこが多少太くても、この価格からすれば十分な満足感はあると思います。

4.販路と価格

いずれも、発売されたばかりで、まだあまり広い販路に乗っていません。記事執筆現在、ざっとみて購入できるところと価格をあげておきます。

8インチの「Teclast P80H」については、Aliexpressの「Teclast Official Store」「Teclast Global Authorized Store」「Teclast-Global-Official Store」などで扱いがあります。この3つのストアは、いずれも「トップブランドマーク」がつき、Teclastのメーカーページからもリンクしている間違いのない公式ショップです。価格は、記事執筆現在で、7,000円強。Aliexpressは割引制度が非常に複雑なので、さらにここから値引くことも可能でしょう。

PayPal払いが可能な海外通販では、Gearbestに扱いがありますが、記事執筆現在、9,722円の送料217円となっています。

10.1インチの「Teclast P10SE」については、管見の限り、まだBanggoodでしか取り扱いがなく、価格は10,818円で、送料356円となっています。ただし、Banggoodのこの価格は、まったく割引の付いていない素の状態で、とりあえずページができただけ感があります。ぶっちゃけ、この価格なら、もうワンランク上の「Teclast P20HD」や、Android9.0ながら、ほぼ同価格でスペックは上の「Teclast P10HD」「Alldocube Cube iPlay10」を買うぜ、となるので、今後、セールの対象などになってどれだけ下がるかに注目でしょう。

Androidタブレットは、中華メーカーの激戦区で、非常に競争が激しくなっています。そんな中で、「一番下ならこれだよ」というのを、しっかりラインナップにそろえてくるTeclastはさすがです。スペックに不満があれば、もうワンランク上の製品がいくらでもあるのを承知の上での発売なわけですから。または、スマホがどんどんハイスペック化しているので、高度なことはスマホで、タブレットは最低限で十分、という発想もあります。はじめにも書きましたが、利用方法がイメージできていて、低スペックでいいから安いのが欲しい場合に、「Teclast P80H」と「Teclast P10SE」は、嬉しい選択肢の1つになるでしょう。まだ、販売が開始されたばかりで実売価格が定まっていない両製品ですが、個人的な感覚でいうと、海外通販でTeclast P80Hなら7,000円台、Teclast P10SEなら8,000円台、Amazonでなら各2,000円プラスくらいであれば、十分に買う価値があるんじゃないかと思います。今後のセール価格を要チェックですね。

6.関連リンク

Teclast P80H

Teclast P80H:メーカー公式サイト(記事執筆現在、製品名が「P10SE」になっていますが(笑)、明らかにミスで「P80H」です)
Teclast P80H:Aliexpress内の「Teclast Official Store」
Teclast P80H:Aliexpress内の「Teclast Global Authorized Store」
Teclast P80H:Aliexpress内の「Teclast-Global-Official Store」
Teclast P80H:Gearbest

Teclast P10SE

Teclast P10SE:メーカー公式サイト
Teclast P10SE:Banggood

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コメント

  1. 匿名 より:

    タブレットってほとんど進化しないよね。変わって行くのOSのバージョンぐらいやな。

    • natsuki より:

      ロースペック帯の製品は、別にやることは変わりませんからね。
      だからこそ、こうやってマメにブラッシュアップしてくれてる製品は大切かと思います。大手でロースペック帯を販売しているのはNECくらいしかいないし。