ASUSが15.6インチノート「Vivobook Pro 15 OLED(2022年モデル)」を発売しました。「Vivobook 15」という製品はワイドバリエーションで、「Vivobook 15」「Vivobook 15 OLED」「Vivobook 15X OLED」「Vivobook Pro 15X OLED」、そして今回ご紹介する「Vivobook Pro 15 OLED」があります。特に「Vivobook 15X OLED」「Vivobook Pro 15X OLED」そしてこの「Vivobook Pro 15 OLED」の3機種は発売時期が接近しており、全て「ニューモデル」です。
で、「15Xと15」「Proという名称の有無」について簡単に言うと、
Pro 15X OLED:GeForce RTX3060搭載
Pro 15 OLED:GeForce RTX3050/RTX3050Ti搭載
15X OLED:外部GPU非搭載
となるのですが、実は筐体も三者三様です。また、ウインタブでは「Pro 15X OLED」と「15X OLED」を実機レビューをしていますが、今回ご紹介する「Pro 15 OLED」はレビューしておりません。この記事ではPro 15 OLEDと他の2機種の相違点についても言及しつつご紹介したいと思います。なお、「Pro 15X OLED」と「15X OLED」についてはこちらの実機レビュー記事をご参照下さい。
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM の実機レビュー - ゲーミングノートの性能とクリエイターノートのディスプレイ品質!予算20万円以下でPCを買うなら、これでいいんじゃない?
ASUS Vivobook 15X OLED X1503ZAの実機レビュー - Core i7-12700Hを搭載し有機ELのディスプレイ品質も圧倒的、しかしお値段低めのスタンダードノート
目次
1.Vivobook Pro 15 OLED スペック
スペック表
Vivobook Pro 15 OLED |
|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Core i7-12650H AMD Ryzen 5 5600H/Ryzen 7 5800H |
外部GPU |
NVIDIA GeForce RTX3050/RTX3050Ti すべて”Laptop” |
RAM | 16GB(DDR4) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(PCIe3.0 ×2接続) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチOLED(2,880 × 1,620)120Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen1、USB2.0 × 2、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 70Wh |
サイズ | 359.8×234.3×18.9-19.95mm |
重量 | 1.8 kg |
バリエーションモデル
・K6500ZC-MA279W:Core i7/RTX3050/512GB
・M6500QE-MA017W:Ryzen 7/RTX3050Ti/1TB
・M6500QC-MA056W:Ryzen 7/RTX3050/512GB
・M6500QC-MA060W:Ryzen 5/RTX3050/512GB
※左からCPU/GPU/SSD
コメント
Vivobook Pro 15 OLEDにはIntel版(K6500)とAMD版(M6500)があり、Intel版は単一バリエーション、AMD版は3つのバリエーションモデルがあります。Intel版のCPUは第12世代のCore i7-12650HでVivobook Pro 15X OLEDと同じ、Vivobook 15X OLEDのCore i7-12700Hよりはワンランク低い性能となっています(ただ、あまり大きな体感差はないと思います)。一方でAMD版はRyzen 6000番台ではなく、Zen 3アーキテクチャのRyzen 5 5600H/Ryzen 7 5800Hです。Intel版、AMD版ともゲーミングノートに使われる高性能な型番(H型番)なので、一般的なスタンダードノートよりもずっと高いパフォーマンスを発揮します。
全モデルとも外部GPUを搭載しており、基本的にはGeForce RTX3050ですが、Ryzen 7モデルのみRTX3050Tiの設定があります。外部GPUに関してはVivobook 15X OLEDは非搭載、Vivobook Pro 15X OLEDはより高性能なRTX3060を搭載していますので、特にグラフィック性能に関しては割とはっきりした差が出ると思われます。
RAMは全モデル16GB、SSDはRyzen 7モデルに1TBの設定がありますが、それ以外は512GBです。また、ディスプレイは15.6インチの有機EL、解像度は2,880 × 1,620と高精細で、Vivobook 15X OLED、Vivobook Pro 15X OLEDと同じ仕様です。ウインタブではつい先日このディスプレイをレビューしていますので、「間違いなく素晴らしい品質です」と言い切れます。
入出力ポートはUSBが合計で4つ、うち1つがThunderbolt 4で、他にHDMIとmicroSDカードリーダーを装備していますので、15.6インチノートとしては割と充実しているほうだと思います。
サイズをPro 15X OLED、15X OLEDと比較してみます。
Pro 15 OLED:359.8 × 234.3 × 18.9-19.95mm / 1.8 kg
Pro 15X OLED:355.4 × 239.8 × 20.9-21.9 mm / 2.17 kg
15X OLED:356.8 × 227.6 × 20.2 mm / 1.7 kg
「ミリ単位」ではありますが、結構違っていますよね?サイズ感的にはざっくり「Pro 15 OLEDは3機種の真ん中くらい」だと言えるでしょう。
2.Vivobook Pro 15 OLED 筐体
正面から見たところです。ベゼル幅は最近のノートPCとしては太からず細からず、といった感じですが、Pro 15X OLEDや15X OLEDよりは若干太めに感じられます。
天板です。デザインはPro 15X OLEDにそっくりです。おそらく、「製品名にProがつくかつかないか」でデザインをわけているのだろうと思います。一方で筐体色は「クワイエットブルー」なので、15X OLEDと同じですね。
またヒンジが180°開口するという点は15X OLEDと同じ(Pro 15X OLEDは180°開口はしません)、デュアルファンであるという点はPro 15X OLEDと同じ(15X OLEDはシングルファン)です。本当に「Pro 15X OLEDと15X OLEDの中間」くらいな感じです。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「102キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)」と開示されています。
側面と入出力ポートの構成です。ここも「Pro 15X OLEDと15X OLEDの中間」という感じで、Pro 15X OLEDにある有線LANポートはなく、15X OLEDにはないThunderbolt 4やmicroSDカードリーダーがあります。
3.Vivobook Pro 15 OLED 価格など
ASUS Vivobook Pro 15 OLEDはASUS Storeで販売中で、8月27日現在の価格は下記のとおりです。
・K6500ZC-MA279W:Core i7/RTX3050/512GB:149,800円
・M6500QE-MA017W:Ryzen 7/RTX3050Ti/1TB:149,800円
・M6500QC-MA056W:Ryzen 7/RTX3050/512GB:139,800円
・M6500QC-MA060W:Ryzen 5/RTX3050/512GB:119,800円
※税込み価格
また、参考までにこちらもご案内しておきましょう。
・Vivobook Pro 15X OLED:Core i7/RTX3060/16GB/512GB:179,800円
・Vivobook 15X OLED:139,800円
※Vivobook 15X OLEDのMicrosoft Office搭載モデルは159,800円
※税込み価格
記事中で簡単にご説明しましたが今回ご紹介したVivobook Pro 15 OLEDはウインタブでレビューした「Vivobook Pro 15X OLED」と「Vivobook 15X OLED」の中間、という感じの製品です。個人的には「いま最もおすすめのVivobookは『Pro 15X OLED』」だと思っていますが、あとはご予算に応じて選ばれるといいと思います。
4.関連リンク(ASUS Store)
K6500ZC-MA279W:Core i7/RTX3050/512GB
M6500QE-MA017W:Ryzen 7/RTX3050Ti/1TB
M6500QC-MA056W:Ryzen 7/RTX3050/512GB
M6500QC-MA060W:Ryzen 5/RTX3050/512GB