2016年に発売されたZenFone 3 Deluxeは今でも使えるかを検証。意外にいけるが、ゲームは厳しい

ZenFone 3 Deluxe
先日のセール情報記事でご紹介したaPhone(中身はZenfone 3 Deluxe ZS550KL)ですが、実は記事を書き上げた後すぐに店舗で購入してしまいました。2022年に2016年に発売した端末の未開封品を購入するのもなんとも不思議な気分ですが、100個以上あった在庫は数日ですべて完売となったため、意外と人気があったようです。

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「aPhone」ブランドの詳細がいまだによくわからないのですが、レアなので未開封のままコレクションとして保管…するわけもなく、SIMは差していませんが運用を開始しています。この記事では通常の実機レビューではなく、「2022年に2016年のスマートフォンは現役で使えるのかどうか」を試しています。

1.aPhone スペック

最新モデルZenFone 9の実機レビューをしたばかりですが、今回購入したaPhone(以下、ZenFone 3 Deluxeと書きます)は2016年10月に発売された、当時のASUSフラッグシップモデルです。RAMは4GB、ストレージは64GBで当時はハイエンドクラスで採用されている構成でしたが、現在ではエントリークラスと同じスペックと言えます。

ディスプレイは5.5インチサイズで解像度はFHD(1,920 × 1,080)です。パネルはIPS液晶で、2022年現在でも画質は美しく、動画プレイヤーとしても活躍させることが出来ると思います。ディスプレイについては当時のフラッグシップモデルだったこともあり、今でも十分通用しますね。

ZenFone 3 DeluxeはAndroid 6.0を搭載して出荷されていましたが、イオシスのセールで販売されていたaPhoneはAndroid 7.0 Nougatが初期搭載OSとして導入されています。起動時のロゴが異なっていますが、中身は国内版ZenFone 3 Deluxe ZS550KLそのものなので、最終バージョンであるAndroid 8.0へのアップグレードも可能…なのですが、OTA経由でのアップデートは行えず、ASUSのサポートページよりまずAndroid 7.0の最終ファームウェア(JP-25.40.219.38)をダウンロードし、端末のルートフォルダに保存して手動更新してからさらにAndroid 8.0の最終ファームウェア(JP-80.30.123.118)に手動更新する必要があります。ファームウェアはASUSのサポートページよりダウンロード可能です。

ZenFone 3 Deluxe -サポート-(ZS550KL):ASUS

総合スコアは悪くないが、GPU性能は今となってはかなり低い

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AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは123,201点でした。搭載CPUはSnapdragon 625で、Helio A22やP35といったエントリークラスのCPUよりは高めの性能ですが、2022年現在どの程度まで実用的に使えるのか検証します。

2.WEBブラウジング、SNSの利用

WEBブラウジングなどは快適にこなせる

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まずはスマートフォンでも利用する機会が多いであろうWEBブラウジングやTwitterの使用感ですが、こちらは問題なく利用可能です。

Google ChromeやMicrosoft EdgeなどのAndroid向けWEBブラウザやTwitter公式クライアントといったアプリは2022年現在でもAndroid 8.0 Oreoをサポートしています。

Twitter公式クライアント使用時にタイムラインを更新すると若干つっかかりを感じられるものの、それ以外は特に問題なく利用できます。

3.DAPとしての利用

ハイレゾ音源も再生可能

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ZenFone 3 Deluxeではハイレゾ音源の再生に対応しており、オーディオ関連の機能に関しては現行機と比較しても劣ることはありません。MicroSDカードもサポートしているので、動画や音楽ライブラリを大量に持ち歩くことも可能です。近年ハイエンド端末では搭載されることが少なくなってきた3.5 mmイヤホンジャックも備えているため、SIMを挿入せずデジタルオーディオプレイヤー(DAP)として活用するのも面白い使い方だと思います。

ただし、この頃のZenUIには音楽再生アプリがプリインストールされていないため、別途用意する必要があります。ZenFone 8/9やROG Phoneシリーズにインストールされている「NePlayer for ASUS」もインストールできますが、ハイレゾ音源を再生するには課金する必要があるため、かのあゆはWindowsアプリとしても定評のある「foobar2000」を使用しています。ハイレゾ音源も問題なく再生できるほか、オープンソースで開発されているため広告も入らず完全無料なのでおすすめです。
foobar2000:Google Play Store

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4.ゲームはさすがに厳しい

ゲーム用途は諦めた方がいいかも

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そもそもAnTuTu Benchmark v9でのGPU性能のスコアが15.190点なので明らかに現在リリースされているゲームをプレイするには厳しそうではあるのですが、動作が比較的軽めな「The King Of Fighters ARENA」を練習モードで試してみました。

結果としては動くことには動いたのですが、ロードがかなり長く感じられたほか、実際のゲームプレイも処理落ちが酷く、特にオンライン対戦の場合他プレイヤーに迷惑をかけてしまいそうです。

古めの端末でも軽快に動作する「Asphalt Nitro」であれば問題なくプレイできましたが、さすがに2016年発売の端末で最新のAndroid向けゲームをプレイするのは厳しそうです。

5.カメラ性能は今でも十分通用する

ZenFone 3 Deluxe ZS550KLのカメラはイン8MP、アウト23MPです。デュアルレンズカメラが普及する直前に登場した端末なのでシングルレンズ構成ですが、電子式、光学式手ぶれ補正のほか、レーザーオートフォーカス、位相差オートフォーカス、コンティニュアスオートフォーカスを組み合わせた「TriTechオートフォーカス」に対応するなど、2016年の時点では高性能なカメラ性能を備えていました。

今でも通用する画質

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明るい場面での撮影は全体的にきれいに撮れているのですが、さすがに現在販売されている端末と比較するとパソコンなどの大画面環境で開いた際に若干ぼやけている箇所も見られます。とはいえSNSやブログで使用する分なら十分な画質です。

飯テロ写真もおいしそうに撮影できる

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AIによるシーン識別機能は利用できませんが、目に見たとおりの色合いを忠実に再現出来ている印象を受けました。食品もおいしそうに撮れています。

かなり明るく撮影できる

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ZenFoneは2014年に発売した初代ZenFone 5の時点で暗所でも明るい写真を撮影できる「ローライトモード」を備えていました。こちらも現在販売されているスマートフォンと比較すると拡大した際に若干ぼやけていますが、明るい写真を撮影できています。2016年の時点でこれだけの性能を備えていたのはさすがZenFoneといったところです。カメラ性能は今でも十分通用すると感じました。

6.ケースなどのアクセサリー類は入手困難

iPhone 6やGalaxy S7 Edgeなど、同時期に販売されていた端末はAmazonでも比較的専用ケースやフィルムなどのアクセサリー類をそろえるのは容易なのですが、ZenFone 3 Deluxeに関しては現在販売されているケースやフィルムを探すのは困難です。

…正確には「あることはある」のですが、5.7インチモデルのZS570KL向けのものがほとんどで5.5インチモデルのZS550KLのものはほぼ見つかりません。ガラスフィルムはなんとかAmazonで見つかりましたが、ケースは楽天市場で取り扱っているハードケースタイプのものを見つけることが出来たので購入しました。

7.まとめ

今回未開封品でなおかつレアな「aPhone」ブランドで特価販売されていたZenFone 3 Deluxe ZS550KLを購入して一通り使ってみましたが、今になってあえて2016年に発売された端末を購入するという方は少ないでしょう。

ただしSnapdragon 625以降を搭載する端末であればWEBブラウジングやSNS等の利用がメインであれば予想以上に普通に使用出来てしまいます。ゲーム用途はさすがに今のエントリークラスの端末よりもGPU性能が低いため、軽量なタイトルでもプレイするのは厳しいものの、ゲームを全くプレイしないのであれば人によってはメイン端末としても十分使えてしまうかもしれません。

ZenFone 3 Deluxeはもともとフラッグシップモデルとして投入された機種ということもあり、カメラ性能も高く、特殊なモデルではあるものの、未開封品が9,980円で購入出来たのはお得だったと感じています。

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