Xiaomiがタブレット「Redmi Pad SE」をグローバルで発表しました。「グローバル」には日本市場も含まれます。つまり、日本でも正規販売されます。2022年に「Redmi Pad」という製品が発売されていますが、今回ご紹介する「SE」は筐体サイズや搭載CPUなどが異なる別製品です。
1.Redmi Pad SE 概要
スペック表
Redmi Pad SE | |
OS | MIUI Pad 14 based on Android 13 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 680 |
RAM | 4GB/6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 11インチ(1,920 x 1,200)90Hz |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi 5 2.4GHz/5GHz、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 8,000mAh |
サイズ | 255.53 × 167.08 × 7.36 mm |
重量 | 478 g |
バリエーションモデル
・4GB/128GB
・6GB/128GB
・8GB/128GB(国内版には設定なし)
・8GB/256GB(国内版には設定なし)
※左からRAM/ストレージ
コメント
Redmi Pad SEは「2万円ちょっと」から購入できる低価格なタブレットですが、その割にスペックが高いです。
OSはAndroid 13ベースのMIUI Pad 14、CPUはSnapdragon 680です。Snapdragon 680のAntutu Ver.10のスコアは約31万点(出所:Nanoreview)なので、エントリークラスの製品としては高性能な部類と言えます。
RAMは4GB/6GB/8GBがあり、国内正規版は4GB/6GBのみとなります。国内正規版のストレージは選択するRAM容量に関わらず128GBのみで、グローバル版には256GBも設定されます。microSDカードによるストレージ拡張にも対応します。また、RAM拡張機能についてはメーカー側から一切の説明がないため、おそらく非搭載と思われます。
ディスプレイは11インチで解像度は1,920 × 1,200、リフレッシュレートは最大で90Hzなので、画面スクロールが滑らかです。また、メーカーの製品ページには記載がありませんでしたが、新製品発表の動画で「Widevine L1」という説明がありましたので、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質での視聴ができます。
カメラはイン5MP、アウト8MPです。スマホのカメラには非常に力が入っているXiaomiですが、Redmi Pad SEのカメラについては「割と普通のタブレット」という感じです。…まあ、カメラ目的でタブレットを購入する人は少ないと思うので、これでいいんでしょう。
バッテリーは8,000 mAhです。一部のタフネスタブレットで22,000 mAhとか32,000 mAhといった超大容量のバッテリーを搭載する製品もありますが、そうなると筐体の厚みとか重量がすごいことになるので、タフネスタブレットでもないRedmi Pad SEなら8,000 mAhくらいで十分かと思います。また、ウインタブの経験上、8,000 mAhもあれば動画視聴などの用途に使っていて、あまりバッテリー残量に気を使わなくていい程度には長持ちます。
価格帯の割にスピーカーにもこだわりが感じられます。Dolby Atmos対応クアッドステレオスピーカー搭載です。動画視聴などの際に迫力ある音が楽しめそうです。
筐体はアルミ合金製のユニボディでエッジ部分が角ばった形状になっています。筐体色はミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープルの3色。厚さ7.36 mm、重さ478 gと薄型・軽量です。
2.Redmi Pad SE 価格など
Xiaomi Redmi Pad SEは9月27日発売で、Xiaomi公式ストアやAmazon、楽天、家電量販店などで販売されています。販路によって取り扱われるバリエーションモデルが異なります。
4GBモデル:税込み21,800円:Xiaomi公式ストア、Amazon、楽天
6GBモデル:税込み29,800円:上記以外の販路
また、AliExpressのXiaomi Mi Storeでも発売記念セールを開催中です
4GB/128GB:149ドル(23,220円)
6GB/128GB:174ドル(27,121円)
8GB/128GB:179ドル(27,953円)
8GB/256GB:199ドル(31,060円)
※製品ページにあるクーポンを使用した価格
※発売記念セールは30日午後3:59まで
※セール中でもクーポン終了となる可能性があります。また、円建て価格は為替レートによって変動します
上位モデルについては日本正規版には設定がなく、また上位モデルになるほど価格も割安感があります。ただし、最近のXiaomi製品はグローバル版でも日本正規販売されているものには技適マークがついていることがほとんどですが、この製品にもそれが当てはまると断定はできません。また、配送時期についても国内購入されるほうが圧倒的に早いと思います。
ウインタブでは中国メーカー製のAndroidタブレットをよくご紹介していますが、それらの製品と比較してもRedmi Pad SEは十分に競争力があるというか、お買い得だと思います。Xiaomiのいう「みんなのエンタメ満喫タブレット」にふさわしい、「一人一台」欲しくなるような製品ですね。
3.関連リンク
Redmi Pad SE:Xiaomi日本公式サイト
Redmi Pad SE(6GB/128GB):ビックカメラ
[PR]Redmi Pad SE:Xiaomi Mi Store(AliExpress)
コメント
・タフネス系をのそけばバッテリー容量がかなり多めな部類
・Dolby Atmos対応クアッドスピーカー
・おそらくネトフリも高画質視聴可能なWidevine L1
・リフレッシュレート90hz
・Antutu31万なら、まず動画視聴やちょっとしたブラウザくらいなら十分な性能
・なにより安い!
これは覇権取るかもしれませんね。
自分も買おうかな・・
ウインタブではよく中華タブの紹介とかレビューをしてますけど、この製品が出たので、新興・中小メーカーは結構厳しくなりそうだと思います。タブレットでガチでゲームをするとかでなければこのスペックで全然OKというかOKすぎると思いますしねえ。