こんにちは。あおぴです。今回はXiaomiのAndroid oneスマホMi A1のレビューをさせていただきました。製品ご提供いただいたBanggood様にはこの場を借りて御礼申し上げます。ここ数年iOSがメイン機種だったのでAndroid oneとAndroid他機種との比較などについては畑違いになってしまうのですが、この製品はOSだけでなく、メインにデュアルカメラを搭載しているなどミッドレンジ機種ながら面白い特徴があります。Andoroid one機種でデュアルカメラを搭載しているのは現状この機種とMoto X4の2機種です。
Xiaomi製品のお約束といえるMiUIはこの機種には採用されておらず、限りなくAndroid標準に近い非常にフラットなUIとなっています。中華にありがちなプリインスールアプリも最小限に止まっていますし言語設定も簡単なので中華スマホデビューに適した製品と言えるでしょう。
カラーバリエーションはブラック・ローズゴールド・ゴールドの三色展開です。製品写真をみる限りではどれも質感が高く、ゴールド・ローズゴールドは特に女性への訴求力も高そうです。今回レビュー機にはゴールドをご提供いただきました。
1.スペック
出荷時現状OSは7.1.2ですが、年内に8.0へのアップデートが予定されています。CPUはミッドレンジスマホの定番Snapdragon625。消費電力とパフォーマンスのバランスの良いCPUに3,080mAhのバッテリー(スペック表だと「3080mAh(typ) / 3000mAh(min)」という表記になっています)を積んでいます。数値だけ見れば、電池持ちは5.5インチスマホの標準といったところでしょうか。
RAMとストレージは4GB、64GBと中華製ミドルスペックスマホでよく見かける感じですが、国産スマホのフラグシップモデルでも、仕様表だけ見たらCPUが上位なだけ、てな感じのこともありますので、絶対的な評価でみればハイミドルスペックと言って良いのではと思います。
重さは165gと、「軽さ」で売る数値ではないですが電池容量とディスプレイサイズを鑑みれば特に気になりません。妥当な重さという感じです。ディスプレイは5.5インチのフルHDで粗のない綺麗な液晶。
カメラアプリはXiaomiのオリジナルで、メインにデュアルレンズを搭載しています。最近流行りですね。「写真を撮る能力犠牲にしたの?」と言われるくらい写真が下手な私でも一眼レフのような被写体以外がボケている素敵なポートレートなんかも撮れてしまうのでしょう。逆にインカメは5MPというのは弱いかなと言う気がします。最近の自撮り文化はもはや一大マーケットと呼んで良いくらいの経済効果がありますからね……。実際撮った感想としてもそれなりの荒さはあります。
余談ですが、このインカメ、美人モードがあって、それをオンにするとなんとプリクラレベルで肌が陶器になって黒目が大きくなり、顔認証共に年齢認証まで動きます。
こんなアイコン。
妹に試してもらったところ「女性:22歳」とか出て「17歳になるまで許さない」とか言い出し散々カメラに顔作った挙句「来た〜17歳!せやろがい!」とか叫ぶ虚しすぎるイベントが起こったことをここに記しておきます。笑
ついでにこの年齢認証がなかなか正確だったので、写真でもできるのかな?と思い人物写真でやって見たのですが、年齢は認識されず、画面内の写真の人物からは鼻が消えました。笑
一点、カメラというか、ビデオ録画についてなのですが、ライブで動画を撮ったところ妙な事が起こりました。ボーカルはそれなりに聞こえるのにバックの音楽だけ何かしらのリデューサーをかけたような妙なバランスで紙のような音圧になり、ドラムがほぼ聞こえずそのほかのパートもPANとボリュームが手前から奥へウワンウワンと行ったり来たりする残念な音声になってしまいました。ヘッドフォンで確認したのでスピーカーには問題ありません。
いろんな環境で試しましたが、大差ありませんでした。ビデオ録画の際音声に関する設定はないので、マイクの初期不良かもしれませんね。
2.筐体
同梱物です。本体、SIMピン、取り扱い説明書(英語)、ACアダプター、USB Type-Cケーブル。スマホを模した取説がかわいいです。ACアダプタの形状は海外基準となっていますので日本で使うためには変換アダプタが必要です(100均などでも手に入ります)。
SIMトレイは左上側面です。デュアルSIM対応。二つ目のSIMトレイはmicroSDトレイを兼ねているのでデュアルSIM時にmicro SDは使えません。
通常のAndroidとボタン位置が逆です。戻るボタンが右側。
ディスプレイですが、メーカーサイトには2.5D曲面と歌われつつも真横から見ても「うーん?うーん……?」という感じ。よくよく見れば端が……丸……?くないなフラットだわこれ。しかし個人的にはフラットディスプレイが好きなのでむしろ歓迎です。おそらく、多少湾曲はしてるんでしょうがぱっと見では正直よくわかりません。
androidoneのロゴ。指紋認証も裏面にあります。持った時ちょうど指の位置に来ます。ロック状態からワンステップでスピーディーな解除が可能。認識精度はなかなか良いです。位置が悪かったりして7回に1回くらいやり直しかな。
メインカメラ。レンズが2つ、横向きに付いています。某Xの縦付きのデュアルカメラを見た時正直「だっせぇwww」と思ったりしたのは置いておいて、デザイン面でもバランスの良い機種だと感じます。
カスタムUIでないので非常にシンプルな待ち受けです。プリインストールアプリはほとんどなく、Google関連アプリが大半を占めています。何も入っていない機種をお求めの方にもおすすめできます。
XiaomiのアプリはMi Remote(スマホを赤外線リモコンとして使えるよ!ただしマッピングないから数打ちゃ当たる戦法で設定してね!)とフィードバック(ワンステップでバグ報告できるよ!)、カメラアプリくらいのものです。
SIMスロット
マイクと赤外線ポート
電源ボタンと音量ボタンは右側面です。
3.5mmオーディオジャック、USB type-Cポート、モノラルスピーカーです。スピーカーですが、音割れもなく、普通にゲームや動画を見る分には不満はありません。そして、かなり薄いです!そして大きめのサイズでも丸みを帯びたデザインなのでポケットに入れたり長時間持っていても苦になりません。
そして、今回もPDA工房様にフィルムをご提供いただきました!高硬度アンチグレアタイプで、ゲームをする際の指滑りも快適です。今回は実機をお送りし、PDA工房様に作業していただいたのですが、返送時の梱包も丁寧に扱ってくださいました。
3.システムと使用感
MiUIでは対応しない日本語もデフォルトで入っていますので、ウィザードに沿って日本語化完了。キーボードはGoogle日本語入力をインストールしました。
丸型表示のアイコンに、シンプルなホーム。ほぼAOSPのままのすっぴんOSです。不要なカスタムがされていない分何に困ることも何がわからないこともないので、androidへの乗り換え機としても良いと思います。衝撃レベルの機械音痴の母もなんとか使えそう。
Googleアプリ。
XiaomiのアプリはフィードバックとMi Remoteの2つとカメラです。
フィードバック。
カメラアプリはXiaomiのものです。Optionsをタップでモードがえらべます。
カメラ設定。様々な項目を細かく設定できます。
こちらはビデオ設定。
すみません、初期状態でのアプリ画面を撮るのを失念していたのですが・・・アプリ一覧です。キンプリラッシュ、リネレボ、アマゾンミュージック、オルクスオンライン、Twitterの5つが後から入れたアプリです。このアプリ一覧なんですが並べ替えられないので、分類ごとに分けないと気が済まない人間には辛いものがありますwww
4.性能テスト
Antutuベンチマークテストの結果です。63,500と、スペックを鑑みれば概ね想定内の数値が出たと思います。念のため3回試しましたが62,000はコンスタントに超えました。ハイエンドモデルではないですから、性能重視の方には物足りないかもしれませんが、廃ゲーマーでもない限り不満はないと思います。
自分が普段iPhone6でやっているゲームを試してみました。
・KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE
今最も電車の中でやりづらいゲームと私の中で噂のキンプリラッシュ。スケート靴で歌い踊りながらダッシュする3Dモデルの尻を追っかけながらタップしたりフリックしたりするちょっと気の狂った音ゲーなんですが、これはだめでした!なんでだ!?相性!?
メイン機のiPhone6ではちょっとカクツクくらいで、処理落ちのせいで判定落とすというほどのことはなかったんですが、、、判定タイミングでフレーム落ちして全然高得点とれな〜い!確かに曲後半のエフェクトえげつないけど!スペック的にはプレイできないとは思えないのですが……「きらめきに耐えられなかった」としか言えない……。
・アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
3D標準モードで快適、3Dリッチモードも基本問題なく動くのですが、急にアップになったりすると一瞬フレーム落ちすることもある、という感じです。アイドルちゃんたちのダンスもぬるぬるです。
各種のゲームと同期した写真なんかでそれなりにストレージを食っていますが(具体的には写真で7.5GB、アプリでリネレボキンプリデレステで3GB……)特にあっぷあっぷすることもなく快適に使えています。また電池持ちですが、これはかなり良いです。結構待機時間が多い仕事なのでその隙にゲームしまくってますが、特に途中でダウンすることもなく1日フルで使えています。
普段使っているiPhon6のスコアがこちら。参考までに。
5.まとめ
Xiaomi Mi A1はBanggoodで販売中で、価格は219.99ドル(25,535円)からとなっています。まじ?二万円台で買えちゃうの?
そもそもが、セキュリティに強くOSアップデートで置き去りにされない廉価端末作ろう!ということで開発されたAndroid oneなのに、国産では7万円台の機種が出たりして物議を醸しておりましたが、Mi A1は高い筐体品質にデュアルカメラといった特徴もあり、値段もお手頃、とコンセプトにマッチどころかそれを超えるスペックを持ってきた、非常に良機種だと感じます。
通常の中華スマホとは違いカスタムUIでもなく、プリインアプリも最小に抑えてあり、日本語化も簡単ですし、初めて中華スマホを使う方にもおすすめです。このあたりの「中華ナイズドされていない」というのはこの機種というよりAndroid one機種の特徴ですが、ハイミドルといっていいスペック、デュアルカメラにメタルボディの高級感ある筐体を持った高コストパフォーマンス機であることは間違いなく、2万円台で買えるとは思えない品質です。使っていて不便な部分は全くなく、全体的に見てもバランスよく品質の高い機種です。特殊なことを求めない限り、概ね満足できると思います。
最後に一点!美しいメタルボディであるがゆえに!キズが目立ちやすいので、ケースはちゃんとつけたほうがいいです!カバンに裸で入れたら結構派手なキズがついてしまい、大変後悔しています……。
6.関連リンク(Banggood)
Xiaomi Mi A1
※11月30日までクーポンコード「1111MiA1」で204.59ドル(23,748円)となります
コメント
Android好きなんだけどゲームするならiPhone一択なんだよな。あのカクつきさえ無ければいいんだけどね。
AndroidでもハイエンドのSnapdragon820,835ならぬるぬる動きますよ
ドロとアイフォンどっちも使ってるけど提供側次第でしょうね。スペックよりもアプリを最適化出来てないのが多すぎる。そら星の数ほどあるアンドロイド端末で動作させようと思ったら仕方ないんでしょうけどね。
下品なレビューワロタw
人選べよBanggood
感性は人それぞれであたりまえですが、
「どこがどのように関心できなかったのか」書いておかないと運営もライターも、
反省も反論も今後の参考にもできませんよ。
同意する。完璧なレビューやコメントなんてプロでも難しい。
最近のPC系雑誌じゃ殆どお決まりのフォーマットでしか書かないしね。
ひどい時はカタログかって思うほど。
これは酷いと思うけどな…
同意。大手サイトのレビューはカタログスペックをダラダラ長文で書いとるだけで鼻くそほども参考にならん。
Snapdragonが800番台ならローズゴールドにそそられたのに。
ぼくもエッジが丸み有りは Elephone S7 でちょっと使いにくさと画面への無用な反射部ができてしまうのが少し不満でフラットのほうが好みです。
それにしても、丸いアイコンが多数並ぶのは IS01 を思い出してちょっと懐かしい。
(IS01 は今もまれにワンセグ視聴用として起動してますが。)
デュアルカメラなのに写真が一枚もないのが残念
妹がかわいい