Unihertzがスマートフォン「Jelly Max」をクラウドファンディング中です(@Kickstarter)。UnihertzのJellyと言えば「超小型スマホ」で、ウインタブでも以前「Jelly Pro」という2.45インチディスプレイ搭載の製品をレビューしたことがあります。
で、Jelly Proは「購入レビュー」だったんですけど、結局レビュー終了後はほとんど使う機会がなかったですね…。一応短期間はメインスマホとして使ってみたんですけど、さすがに小さすぎて画面は見にくいし文字入力も辛かった、というのがありまして、すぐに使わなくなりました(このあたりの感想は人によると思います)。
今回ご紹介するJelly Maxは5インチのディスプレイを搭載しており、SoC性能もミッドレンジクラスなので、これならメイン機として使えるんじゃないかと思います。
1.製品概要
スペック表
Jelly Max | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 7300 |
RAM | 12GB(LPDDR5) |
ストレージ | 256GB(UFS3.1) |
ディスプレイ | 5.05インチ(1,520 × 720) |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/25/28/38/40/41/66/77/78 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 B20/25/26/28A/28B/66 TDD:34/38/39/40/41/42 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.3 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン32MP/アウト100MP+8MP |
バッテリー | 4,000 mAh |
サイズ | 128.7 × 62.7 × 16.3 mm |
重量 | 180 g |
コメント
OSはAndroid 14でSoCはDimensity 7300です。このSoCは5Gに対応しAntutuスコアは約63万点(出所:Nanoreview)なので、スペックにこだわりの強い人でなければメインスマホとして問題なく使える性能です。RAMは12GBでストレージは256GBと、こちらも十分な容量です。
ディスプレイは5インチ(正確には5.05インチ)、HD+解像度です。FHD+解像度ではありませんが、そもそもサイズが小さいのでそんなに粗さを感じないんじゃないでしょうか。また、この画像を見る限りベゼル幅についても「結構頑張った」と思います。あと、前面カメラはパンチホールで左上に配置されています。
そのカメラですが、イン側32MP、アウト側100MP+8MPと高い画素数です。…カメラについては「画素数だけじゃわからない」ですけどね(特に中国メーカー製品)。
背面です。半透明になっていて、Jellyらしく丸みを帯びたデザインになっています。また、サイズは小さいですけど厚みは結構あります(16.3 mmなので普通のスマホの2台分弱くらいです)し、重量も180 gということなので、そんなに軽くはありません。ただ、このくらい丸みが強いと持ちやすそうに思います。
通信バンドは5Gでn79に対応していませんが、LTEでは日本の主要なバンドをフルカバーしています。また、KICKSTARTERの製品ページには技適マークも見えました。
バッテリーは4,000 mAhで66Wの急速充電に対応します。
2.価格など
Unihertz Jelly MaxはKickstarterでクラウドファンディング中で、7月18日現在の価格(支援額)は259ドル(41,573円)です。プロジェクトはすでに目標をクリアしています。また、私見ですがUnihertsはAliExpressでも製品を販売していて、この製品の通常販売がスタートしたらクラウドファンディングと大差ない価格で買えるんじゃないか、という気はします。
冒頭にも書きましたが、私の場合は(小型のスマホが好きでも)さすがに3インチ未満だと厳しかったです。しかし、5インチというのは小型であることは間違いないもの超小型ではなく、常識的な大きさだと言えますし、スペックも悪くないので、「最近のスマホはデカすぎ」と感じている方にはメインスマホとしていい選択肢になるのではないか、と思います。
3.関連リンク
Jelly Max, The Smallest 5G Smartphone ?:Kickstarter
Jelly Max、最小5Gスマートフォン:Unihertz 日本語の製品紹介ページ
コメント
小型が欲しいというニッチ市場を狙っての製品だったのにそのmaxとか訳が分からなくなってる気がするが
正論ですなあ。かわいそうだから許してあげて!くらいしか言えることはないです。製品名を別とすれば「使える小型スマホ」だと思いますね。価格も低めだし、技適もあるし。
Jelly2を通話と決済用のサブ端末として使っているけど、3インチならベゼルや厚みも仕方ないかと思えてたところが5インチになると厚み(体積・重量)の割にバッテリー容量も特別多いわけでもないし…って思っちゃう
あとFeliCa搭載の日本仕様はもう出ないんだろうなぁ(Jelly2で出した方が驚きだったけど)