Ulefoneがタフネススマホのニューモデル「Power Armor 18 Ultra」を発売します。この製品は1月に発売されたPower Armor 18のスペックアップ版です。Power Armor 18シリーズにはサーマルカメラを搭載する「18T」というモデルもありますが、この18 Ultraにはサーマルカメラはついていません。
5G通信に対応する上位モデルですが、筐体など多くの仕様は18と共通です。そのため、この記事では「どこがスペックアップしたのか」という点に絞ってご紹介します。
1.概要
Ulefone Power Armor 18 Ultra | |
OS | Android 13 |
SoC | MediaTek Dimensity 1080 |
RAM | 12GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 6.58インチ(2,408 × 1,080)120Hz |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/38/40/41 66/71/77/78/79 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 18/19/20/25/26/28A/28B/66/71 TDD-LTE:B34/38/39/40/41 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン32MP/アウト108MP+8MP+5MP |
バッテリー | 9,600 mAh |
サイズ | 175.2 × 83.4 × 18.8 mm |
重量 | 409 g |
Power Armor 18からの主な変更点は下記です。
・SoCがDimensity 900からDimensity 1080に
・ストレージが256GBから512GBに
Dimensity 1080はAntutu Ver.10のスコアが約54万点(出所:Nanoreview)、Dimensity 900は約51.5万点(出所:Nanoreview)なので、そこまで大きな性能差はないように思われます。いずれも5G通信に対応するミッドハイクラスの型番なので、タフネススマホ用としては高性能と言えます。
ストレージは512GBになりました。ガチゲーマーの人だと256GBでも足りない、という声を聞きますが、タフネススマホなら256GBでも悪くないような気がしますけどね。まあ、容量が大きくて邪魔になることもないですし、動画をたくさん撮影するような使い方なら512GBのほうがありがたいかもしれません。
ディスプレイやカメラ、通信バンドについては従来モデルのPower Armor 18と変わりません。なので、よりパフォーマンスを追求したいのなら18 Ultraかな、と思います。
これはPower Armor 18 Ultraのみの機能ではありませんが、Ulefoneのタフネススマホ上位モデルには「uSmart」というコネクターがついていて、別売りのMicroscope(顕微鏡)やEndoscope(直訳すると内視鏡。パイプの中など狭い場所で撮影ができる)を接続できます。また、アウトドア用のケースなんかも用意されています。このあたり、タフネススマホで然るべき歴史のある「Ulefone Armorシリーズ」のいいところだと思います。
2.価格など
Ulefone Armor 18 UltraはAliExpress内のUlefone Official Storeに製品ページがあり、11月11日のシングルデーセール(中国ECで年間最大のセール日)に合わせて発売記念セールが開催されます。製品ページには「セール価格399.99ドル(1ドル150円として約60,000円)」とアナウンスされています。
上でご説明した通り、「Ultra」のつかない既存モデルのPower Armor 18とはSoC性能が少し異なり、ストレージ容量が大きい、というくらいの差なので、個人的にはシングルデーセールで割安感の大きい方を選べばいいんじゃないか、と思います。
3.関連リンク
Ulefone Power Armor 18 Ultra:Ulefone Official Store(AliExpress)