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PLAUD NOTE レビュー - ChatGPT連携AIボイスレコーダー、キャッシュカードサイズで生産性が爆上げ!

PLAUD NOTE

ChatGPT連携AIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」の実機レビューです。簡単に言うと「超薄型のボイスレコーダー」なのですが、ChatGPTと連携して「録音→文字起こし→内容の要約」ができてしまうというスグレモノです。会議の議事録作成が劇的に簡単になりますし、日常の通話(電話)の録音、そして内容の要約もできますので、記事タイトルにあるように「生産性が爆上がり」です。

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なお、このレビューはメーカーより実機をサンプル提供していただき実施しています。

ここがおすすめ
・文字起こしと要約が非常に簡単にできる
・とにかく小さく、薄く、軽い
・マイクの感度も十分、ノイズキャンセリング機能もあり
ここはイマイチ
・一般的なICレコーダーよりも高価
・取扱説明書の内容が薄い(ただし、Web版もあり)
販売サイトはこちら
PLAUD NOTE ChatGPT連携AIボイスレコーダー|議事録を即時に作成:Makuake

1.製品の特徴

PLAUD NOTE
サイズ85.6 × 54.1 × 2.97 mm
重量30 g
HD品質1,536 Kbps
マイクMEMS × 2、VCS × 1
充電時間2時間
バッテリー容量400 mAh
充電ポートPOGOピン(USB)
接続Bluetooth
ストレージ64GB

一応スペック表を掲載しましたが、これだけ見てもピンとこないと思いますので補足します。

まず、サイズが非常に小さいです。クレジットカードとサイズ比較してみましょう
PLAUD NOTE:85.6 × 54.1 × 2.97 mm
クレジットカード:85.6 × 53.98 × 0.76 mm

クレジットカードは国際的な規格があり、基本的にはすべてこのサイズです。PLAUD NOTEはおそらくこの規格に基づいて設計されたものと思われ、「ほぼピッタリ」のサイズになっています。さすがに厚さはクレジットカードよりも大きくなっていますが、電子機器としては極めて薄型です。

で、このサイズの中にマイクやストレージ、バッテリーなどの録音に必要なパーツを詰め込んでいるわけですね。

また、PLAUD NOTEのセールスポイントであるChatGPTの連携、そしてAI生成される「要約」は専用アプリで行います。iOSとAndroid用にそのものズバリ「PLAUD」という名称のアプリがあり、これをスマホにインストールし、PLAUD NOTEとBluetooth接続して使います。

では、外観から見ていきましょう。

2.外観

PLAUD NOTE

同梱物です。ペーパー類は「安全と保証のしおり」「取扱説明書」で、取扱説明書には日本語の表記もありました。その右にあるのはMagSafe(iPhone)非対応のスマホに取り付けるためのリング(アダプター)です。MagSafe対応機種の場合は使用しません。

左下にPLAUD NOTE本体、その横にMagSafeケース(MagSafe非対応機種でもケースとして使います)、充電およびデータ伝送用のケーブル、そしてUSB Type-A to USB Type-Cの変換アダプターです。

PLAUD NOTE

前面です。筐体は金属製で超薄型ながら堅牢な印象があります(特に乱暴に扱ってはいないので、あくまで印象です)し、高級感もあります。

上部にPLAUDのロゴ、その右に「通話録音/通常録音」のモード切替スイッチ、そして右端に録音ボタンがあります。また筐体には滑り止めと思われる溝(突起)がついています。

モード切替スイッチはスライドを上げると通話録音モード、下げると通常録音モードとなり、利用シーンに合わせて使い分けます。

PLAUD NOTE

背面です。下部に充電/データ伝送用のPOGOピン(USB規格)がついています。あと、技適マークもついてますね…。

PLAUD NOTE

上面です。こちらにマイク穴があります。

PLAUD NOTE

側面と下面には何もありません。…しかし、めちゃめちゃ薄いですよね!

PLAUD NOTE

iPhone XRと並べてみました。まあ、上でご説明した通り、クレジットカードサイズです。

PLAUD NOTE

これが利用イメージになると思います。この画像はスマホ(Pixel 8)にケースを装着し、その上にPLAUD NOTEのMagSafeケースを取り付けます。MagSafe対応のiPhoneならそのまま取り付けできますし、Android機の場合は接着剤のついた同梱のアダプターを使って取り付けます。

ただし、この後ご説明しますが、別に「必ずスマホの背面に装着しなくてはいけない」ということはないです。

3.使ってみた

PLAUD NOTE

PLAUD NOTE、動画を録音して文字起こししてみたり、通話を録音したりして試用していたのですが、10月24日にマウスコンピューターのイベントがあり、「本番運用」することができました。

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PLAUD NOTE

こんなふうにPLAUD NOTEをセットし、登壇者のスピーチを録音しました。なお、上でご説明した「スマホに装着」してはいません。スピーチ中にスマホで写真を撮影する必要があったためです。なので、私のスマホは「PLAUD NOTEで録音しながら、写真を撮るなど、別のタスクでも使用していた」ということです。

登壇者のスピーチはトータルで60分ほどでしたが、そのうち45分ほどを録音しました。その感想を以下に書きますが、その前に「専用アプリ」について簡単にご説明を。

PLAUD NOTE用にスマホ無料アプリ「PLAUD」があります。Android用はすでにリリースされておりGoogle Playからダウンロードでき、iOS用は近日中にApp Storeからダウンロードできる予定です。

アプリをインストールしたら、画面下の「私」のところからマイデバイスを選択すれば簡単にペアリングができます。また画像右にあるようにPLAUD NOTEの各種設定もここから行います。

録音の開始/停止はアプリからでもできますし、PLAUD NOTE本体についている録音ボタンを押すことによっても可能です。…操作はこれだけ、あとは録音データが自動的にアプリ上に保存・表示されます(画像右)。

で、イベントの録音結果と感想です。

PLAUD NOTE

この画像、左が「転写結果」というタブなのですが、これは「文字起こしをしたもの」が表示されます。画像真ん中が「結論」というタブで、「ChatGPTによって要約されたもの」です。そして画像右が「Mind-map」というタブです。ここはそのものズバリ「マインドマップ」を表示します。

まず、文字起こしですが、(すみません、敬称を略させていただきます)画像にある「代表取締役社長小松久人」とあるのは誤りで、マウスコンピューターの社長は「小松 永門(こまつ ひさと)」というお名前です。ただ、日本の人名をうまく変換できないのはやむを得ないですよね。それ以外の部分については口語のままキレイに文字起こしされています。なお、文字起こしのページで内容を簡単に修正することができ、修正後の内容に基づいて再度要約することもできます

ChatGPTによる要約は世間的に高く評価されている通り。ここは細かい評価はしません。

ちょっとどうかな?と思ったのはマインドマップですね。今回のイベントに関して言えば、「こんなものはマインドマップとは言わない」ような気もしますが…。別な講演とか会議であればもっといいマインドマップができるのかもしれません。

4.データのエクスポートも可能

PLAUD NOTE
画像左:テキストファイル形式、画像右:マークダウン形式

また、文字起こしのデータ、ChatGPTによる要約、マインドマップのいずれもエクスポートでき、メールに添付したり、LINEで共有したりできます。データ形式は文字起こしデータと要約がテキストファイルもしくはマークダウン(MD)形式、マインドマップはJPG形式となります。

5.ここは改善してほしい

アプリを確認した限り、PLAUD NOTEはかなり多くの設定項目があります。しかし、取扱説明書が簡易的過ぎて、すべての機能・すべての設定を把握するのが難しかったです。なお、Web版の取扱説明書もあり、こちらは私が確認した限り、記載が多少親切なものになっていました。

また、PLAUD NOTEでの録音中(アプリ起動中)は他の操作がしにくいです。実際のところ、スマホ側でアプリを起動せずにPLAUD NOTE単体で録音をしても、PLAUD NOTE本体の内蔵ストレージにデータが蓄積され、その後スマホアプリを起動すれば自動的に録音データが転送される仕組みなのですが、上記のイベント参加時には「もし録音されていなかったらどうしよう…」と心配になり、ずーっとアプリを起動していました。

この状態でカメラを使おうとすると通知音が鳴り、「PLAUD NOTEで録音中ですよ、アプリに移動しますか?」というメッセージが表示されてしまいます。そして、その通知音も録音データに入ってしまうんですよね。なので、通知を切りたいと思い、試してみましたができませんでした(実はアプリではなくAndroid側の設定で通知を切ればよかったと言うだけなんですけどね)。

録音の音質は十分に良いです。ただし、取扱説明書によれば「通常録音」モードよりも「通話録音」モードのほうが音質はいい、ということだったのですが、私が試してみた限り音質はさほど変わりませんでした。この製品の特性上、音声データよりも文字起こしデータのほうが重要なのかな、と思いましたが、せっかくモード切替ができるので、もう少し音質の差があっても良かったように思います。

6.レビューまとめ

PLAUD NOTEはMakuakeにてクラウドファンディング中で、この記事を執筆している10月26日現在の最も安価なプランは24,500円です。また、Makuakeでのクラウドファンディング中に購入すると毎月600分の文字起こし機能が使えるPLAUD AIメンバーシップが1年間無料で使えます。購入から1年経過後は年額プラン(年額6,000円で毎月600分使用可)、月額プラン(1ヶ月1,200円で600分使用可)の支払いが発生します。

コロナも一段落し、各種イベントに参加させて頂く機会が増えてきました。また、今後は動画の制作もしてみたいと思っており、「文字起こし」ができるデバイスがほしいと思っていましたが、PLAUD NOTEであれば単なる文字起こしだけでなく、会議などの要約も簡単にできますので、仕事の効率が改善され、生産性が上がるのは間違いないと思います。

ボタン1つですぐに録音が開始できる、というのもうれしいですね。ただ、記事中にも書きましたが、あまりにも簡単なので、何回か使ってみるまでは大切な会議なんかだと「ちゃんと録音できているか」ということが心配になってしまいます(すぐに「心配いらない」ということがわかりますけど)。

また、とにかく小さく、薄く、軽いのも大きな魅力です。スマホの背面に装着するかどうかはともかくとして、このサイズであれば「どこでどう使っても」邪魔になりません。会議や講演に参加する機会の多い人ならぜひ一台持っておきたい製品だと思います。

7.関連リンク

PLAUD NOTE ChatGPT連携AIボイスレコーダー|議事録を即時に作成:Makuake

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