中国のスマホメーカーUlefoneがエントリークラスのスマホ「Ulefone Note 13P」を発売しました。2021年12月の水準だとスペックも価格も「エントリー」なのですが、以前の「エントリー」とは異なり、しっかり使っていけそうな製品に思われます。
1.Ulefone Note 13P スペック
スペック表
Ulefone Note 13P | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Helio G35 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.5インチ(2,400 x 1,080) |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17 18/19/20/25/26/28A/28B |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、イヤホンジャック |
カメラ | イン16MP/アウト20MP + 2MP |
バッテリー | 5,180 mAh |
サイズ | 162.3 x 75.7 x 9.85 mm |
重量 | 198.5 g |
コメント
OSはAndroid 11で「Pure Android System」という説明がありましたので、UIなどのカスタマイズがないものと思われます。CPUのHelio G35はAntutu Ver.9のスコアが12万点強くらいなので、重量級のゲームプレイには向かないものの、OSの基本操作とかライトな2D系ゲームなどは問題なく動作するものと思われます。
RAMは4GB、ストレージは64GBと、1万円台半ばで購入できるスマホとしては標準的な容量です。
また、microSDカードリーダーも使え、よくある「SIM2はmicroSDと排他」ではなく、nanoSIMカード2枚とmicroSDカードの同時利用も可能です。通信バンドは「グローバル」で、日本で重要となるバンドもカバーされていますが、日本でVoLTEが使えるかどうかはなんとも言えません(一応メーカーではVoLTE対応を謳っていますが、中華スマホでは日本でVoLTEが使えないものも少なくありません)。
ディスプレイは6.5インチのFHD+解像度です。2万円以下くらいのスマホだと解像度がHD+であることも珍しくありませんが、この製品は価格帯の割に高解像なものが搭載されていると思います。
カメラはイン側16MP、アウト側20MP+2MPです。特にイン側は画素数が高く、セルフィー(自撮り)の画質に期待できそうですね。アウト側は「それほどでもない」という感じの画素数です。画素数が高ければいいというものではありませんが、中華スマホの場合、画素数の割に画質はイマイチ、というケースが多いので、この製品のアウトカメラの画質に過度の期待はしないほうがいいでしょう。
2.Ulefone Note 13P 筐体
この価格帯の製品としては前面のベゼルが細く、美しいと感じられます。前面はパンチホールが上部中央に配されています。
背面はこのように曲面仕上げになっていて、この画像を見る限り高級感もありますね。この製品、デザインには期待できそう…。
各部名称です。ポートはUSB Type-C、イヤホンジャックも温存され、スピーカーはモノラルです。電源ボタンは指紋センサーも兼ねていて、左側面にはカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)もついています。
筐体色は「Starry Black / Mystery Blue」の2色から選べます。
3.Ulefone Note 13P 価格など
Ulefone Note 13Pは中国の通販サイト「Banggood」でプレオーダーセール中で、12月6日現在の価格は129.99ドル(14,952円)です。この価格は「先着100台限定」となっています。
冒頭に書かせていただいたとおり、この製品は「エントリークラス」ということになると思いますが、その割にスペックがよく、重量級の3Dゲームなどをしないのであれば普段使いには十分な性能になっていると思います。
4.関連リンク
Ulefone Note 13P:Banggood