Teclastが8.68インチのAndroidタブレット「M50 Mini」を発売しました。Teclastの8インチ級タブレットには「P85T」というエントリーモデルがあり、10,000円前後で購入できることから(おそらく)大人気となった製品です。…ウインタブもP85Tには非常に興味がありまして「レビューさせてください」とお願いしたんですが「それには及ばず」と言われてしまいましたので、レビュー記事を依頼する必要がないくらいに売れたのかもしれないですね。
さて、このM50 Miniですが、P85Tよりもワンランク上のスペックで、しかし価格はお手頃と、またまた人気が出そうな小型タブレットです。
1.スペック
スペック表
Teclast M50 Mini | |
OS | Android 14 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 6GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 8.68インチIPS(1,340 × 800) |
LTEバンド | FDD:B1/3/5/7/8/20、TDD:B34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM ×2(うち1つはmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 212.8 × 125.8 × 8.3 mm |
重量 | 322.5 g |
コメント
OSは現時点で最新バージョンとなるAndroid 14、SoCはUNISOC T606です。…いや、もう見飽きた…というくらいに中国タブレットではよく使われている型番ですが、Antutuスコアは25万点前後と悪くはなく、原神などの3Dゲームを別とすれば、ほとんどの操作は問題なくこなせます。ところで「原神」ってみんなやってるんですかね?ウインタブだとライターのnatsukiさんが相当やり込んでいるみたいですけど…。SNSなどで一部の声の大きな人たちが「原神が動かない端末はゴミ」などと言っているだけのような気もします。
RAMは6GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GBです。ゲームをたくさんインストールするとか、動画データを大量に保存するような使い方をしなければ十分な容量かと思います。
ディスプレイは8.68インチのIPS液晶で解像度は1,340 × 800です。ウインタブで直近レビューしたBlackview Tab 60やAvidPad S30と全く同じ仕様(数値)で、人によってはWebサイトの閲覧などで画面が若干粗いと感じられるかもしれません(動画ならHD画質視聴にちょうどいい解像度です)。
WidevineはL1です。NetflixでもL1判定になるので、ほとんどの動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴が可能です。
カメラはイン5MP/アウト13MPです。ただし、安価な中国タブレットのカメラ品質は概して低めなので、画質にはあまり期待しないほうがいいかと思います。
2.筐体
筐体は金属製で、筐体色はティーグリーンというきれいなグリーンです。サイズ感は以前レビューをした8インチ級タブレットと大差ありませんが、重量322.5 gと取り回しもラクです。
各部名称です。なお、イヤホンジャックについてはメーカー公式サイトには「あり」と説明されていたものの、この画像には記載されておらず、実際どうなのかはよくわかりません。
スピーカーは縦持ち時の底面に2つ。この配置だとステレオ感が出ず、横持ちで動画視聴をする際には片側から音が聞こえるような感じになり、あまり好ましくありません。ただ、同クラスの中国タブレットは多くがこの位置なんですよね。
3.価格など
Teclast M50 MiniはAmazonで販売中で、通常価格15,215円のところ、6月9日まではセール価格13,900円で購入できます(製品ページにクーポンがあります)。冒頭に書いた人気モデル「P85T」よりも3,000円-4,000円くらい高価ですが、それでも「手頃」とは言えますね。また、P85Tよりも全体的にスペックが高いので、この差額を出す価値はあると思います。
4.関連リンク
TECLAST M50 Mini:Amazon