こんにちは。かのあゆです。ドコモ、auが今年の秋冬モデルとなるスマートフォンを正式発表しました。2キャリアとも投入される「Xperia XZ3」や「Galaxy Note9」、ドコモ版とソフトバンク番が投入されることが発表されているGoogleの「Pixel 3/3XL」など注目すべき端末は多いのですが、かのあゆが特に注目しているのは「docomo with」製品として発売されるSamsungのミッドレンジスマートフォン「Galaxy Feel1 SC-02L」です。これは本体価格が4万円台に抑えられていながらフラッグシップモデルに搭載されている機能をしっかり搭載した良ミッドレンジモデルに仕上がっています。
1.スペック
本端末は2017年末にグローバルモデルとして発表された「Galaxy A8(2018)」をベースにドコモ専売モデルとしてカスタマイズしたものとなりますが、元のGalaxy A8(2018)と全く同じ仕様というわけではなくドコモ専売モデルとしていろいろ仕様変更が行われています。
搭載CPUはSamsung自社製のExynos 7885。前モデルであるGalaxy Feel SC-03JもExynos7880を採用しており、現在日本国内で販売されているGalaxyシリーズでは唯一Exynosを搭載して出荷された端末となります。
搭載OSは同時発表されたGalaxy Note9と同じくAndroid 8.1で、Samsung独自UIの最新バージョンとなる「Galaxy Experience 9.5」です。すでにドコモより時期は未定ながら最新のAndroid 9.0(Galaxy Experience 10含む)へのアップデートも予告されています。
Galaxy Feel SC-03Jに採用されていたExynos 7880と比較するとCPU、内蔵GPUともにスペックアップを果たしており、公式サイトによると前モデルよりCPU性能は30%、GPU性能はなんと270%向上しているとのことです。
ストレージは32GB、RAMは4GB搭載しており、ストレージに関しては大容量のゲームをたくさんインストールしたいという用途には厳しいかもしれませんが、ゲームはあまりプレイしないという方なら十分な容量を確保しています。ぜいたくを言うのであれば元のGalaxy A8には64GBモデルも存在しており、同じdocomo With端末のLG Style L-03Kも64GBとなっているため、Galaxy Feel2も同じ容量を搭載してほしかったところではありますが…
ディスプレイは前モデルのGalaxy Feel SC-03Jの16:9縦横比からフラッグシップモデルと同じ18:5:9縦横比の「Infinity Display」に進化しました。
ただし、元になっているGalaxy A8(2018)の2,240 x 1,080 FHD+から1,440 x 720 HD+にスペックダウンしており、この辺に関しては4万円台で販売されるdocomo withシリーズ端末ということもあって仕方ない部分かもしれません。
とはいえ解像度HD+でも表示が荒すぎるということはありませんし、上位モデルと同じくSuper AMOLEDを採用していることもあり、発色もきれいですから、これで十分と言えるかもしれません。
カメラに関してもミッドレンジモデルとしては充実した内容となっており、シングルカメラではあるもののイン・アウトともに16MPとなっており、F値もイン1.9、アウト1.7となっているため、暗い場所でも美しい写真を撮影することが可能。
また上位モデルと同じく自分のセルフィー写真からオリジナルアバターを作れる「AR絵文字」や物や場所にカメラを向けるだけでその周囲の情報の取得や異なる言語の文章を翻訳できる「Bixby Vision」も搭載されています。
前モデルのGalaxy Feel SC-03J同様ミッドレンジモデルながらハイレゾ音源の再生をサポートしており、さらに今回Galaxy S9/S9+やGalaxy Note9でも採用された「Dolby Atmos」をサポートしたため、対応コンテンツを大迫力の音で楽しむことが可能です。
ただし、上位モデルとは異なりGalaxy Feel2 SC-02Kの内蔵スピーカーはモノラルとなっているため、Dolby Atmosのサポートはヘッドフォン接続時のみとなります。
もちろんキャリアモデルであるため元のGalaxy A8(2018)には搭載されていなかったおサイフケータイやワンセグなども搭載されており、上位モデルと同じくIPX6/8レベルの防水・防塵機能も完備しています。
2.デザイン
デザインに関しては基本的に上位モデルのGalaxy S9のものを踏襲していますが、さすがにミッドレンジモデルということもあって前面ディスプレイの上下ベゼルはGalaxy S9よりも広くなっています。
ただそれでもInfinity Displayを採用したことにより、 前モデルのGalaxy Feel SC-03Jより大画面になっているのは魅力的です。
背面も基本的にGalaxy S9によく似たデザインになっており、カメラの下に指紋認証センサーが配置されているのも共通です。ただしミッドレンジモデルということもあってGalaxy S9に搭載されている心拍数センサーは非搭載となっています。
またベースモデルのGalaxy A8(2018)には搭載されていなかったストラップホールが追加されているなど、筐体に関しても日本国内市場向けに変更が行われています。グローバルモデルと共通仕様になっている上位モデルにはストラップホールは搭載されていないので、この点に関してはうれしい配慮かもしれません。
カラーリングは「フロストホワイト」「オパールブラック」「オーロラピンク」の3色が用意されます。
3.まとめ
Galaxy Feel2 SC-02Lはドコモ向けキャリアモデルとして11月上旬に発売予定で、ドコモオンラインショップでの一括販売価格は42,120円(税込)となっています。
docomo with端末に関しては端末価格がもともと抑えられていることもあって新品未開封品や中古白ロムがショップに並んだ場合の販売価格もかなり安い価格で出回ることが多く、前モデルのGalaxy Feel SC-03Jもイオシスなどで安価に販売されていたため、docomo回線を利用したMVNOでの運用を考えている方も検討に入れる価値は大きいのではないでしょうか。
特にキャリアモデルだけあってワンセグやおサイフケータイも搭載されていることもあり、ほぼ同じ価格帯のSIMフリーモデルHuawei P20 liteやOppo R15 Neoと比べるとこの辺に関しては大きなアドバンテージになるでしょう。
Galaxy Feel2 SC-02Lに関してはベースモデルをそのまま投入するのではなく、筐体・ハードウェアを日本仕様に変更したうえで投入されていて、フラッグシップモデルに搭載されているAIアシスタント機能BixbyやAR絵文字などもしっかり搭載されているのはかなり魅力的です。
元のモデルと比べると液晶解像度がHD+に変更されている点や内蔵ストレージが32GBになっている点は気になるものの、全体的に安価ながらGalaxyらしさを十分楽しめる一台に仕上がっており、正直かのあゆもかなり気になっています。
4.関連リンク
Galaxy Feel2 SC-02L : Galaxy Mobile Japan
コメント
Galaxy Feelの魅力は小ささだったのに、デカくなってしまったら他の買いますわ。
自分もそう思います
筐体サイズは1センチ伸びた程度ではあるんですが、操作性は大幅低下ですね…
コンパクト路線を捨てたわけじゃないと思いたいですが、特性の違うものなら違う名前にすればいいのにって思います。
初代FeelがコンパクトなGalaxy A3ベースだったのでXperia Compactシリーズ並みの小ささを実現していたのですが、今回はベースモデルが大型化したA8に移行したんでFeel2も大きくはなってしまってますね…
ただ先日までGalaxy S9を使っていたのですが18:9液晶採用している端末なので実際に手を持った感じは結構いい感じになっているのでぜひ店舗に並んでる実機を…
といいたいところなのですが、確かにA3のサイズ感ではなくなってしまったので小さい端末好きとしては残念な点ですね…でもいい端末に仕上がってますよ!