realmeが10.4インチのAndroidタブレット「realme Pad」を発売します。それほど高性能な製品ではありませんが、ちょうどブラックフライデーセールのタイミングでワールドプレミア(セール)が予定されており、189ドル(22,382円)と、深センメーカーのタブレットと同等の価格で購入ができます。
1.realme Pad スペック
スペック表
realme Pad | |
OS | realme UI for Pad(Android 11) |
SoC | MediaTek Helio G80 |
RAM | 3GB/4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
ディスプレイ | 10.4インチ(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | FDD: B1/3/5/7/8/20/28 LTE: B38/40/41 ※LTEモデルのみ |
SIM | 不明 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン8MP/アウト8MP |
バッテリー | 7,100 mAh |
サイズ | 246.1 × 155.9 × 6.9 mm |
重量 | 440 g |
バリエーションモデル
・RAM3GB/ストレージ32GB
・RAM4GB/ストレージ64GB
※Wi-FiモデルとLTEモデルの設定あり
※Narzo Store扱い分は「4GB/64GBのWi-Fiモデル」のみ
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OSはAndroid 11ベースの「realme UI for Pad」です。realmeのタブレット用独自UIということで、どんな仕様なのか非常に気になるところです。なお、この記事ではAliExpress内のNarzo Storeというショップ(売買トラブルが発生しないという確約はできませんが、ウインタブでお付き合いのあるエージェントの紹介なので、信用上のリスクはほぼないものと思います)で取り扱われる製品をご紹介していますが、「グローバル版で日本語対応可」とのことでした。
CPUはHelio G80です。ウインタブでよくご紹介しているALLDOCUBE iPlay 40シリーズやTeclast T40 Plusに搭載されているUNISOC T618とほぼ同等のAntutuスコアをマークするCPUです。なので、Xiaomi Pad 5ほどの性能ではありません。
RAMは3GB/4GB、ストレージは32GB/64GBの設定がありますが、日本のユーザーの場合、おそらく「4GB/64GB」一択になると思います。ただ、それでもALLDOCUBEやTeclastの製品よりは容量が小さめです。この容量だとゲーム用としては少し厳しいでしょう。
ディスプレイは10.4インチで解像度は2,000 × 1,200と、ALLDUCUBE iPlay 40シリーズやTeclast T40 Plusなどと同じ仕様です。このスペックで全然問題ないとは思いますが、気になるのはWidevineのレベルですよね。一応問い合わせてみたのですが、現状は不明です。個人的には「realmeなのでL1では?」という期待はしています。
通信周りですが、この製品はWi-FiモデルとLTEモデルがあります。ただし、Narzo Store扱い分はWi-Fiモデルのみです。また、カメラはイン8MP/アウト8MPと少し変わった構成(タブレット製品として、インカメラの画素数が高く、アウトカメラの画素数は普通くらいです)で、「インカメラ重視」という感じです。写真撮影を目的にタブレットを購入する人は少ないと思いますので、Webミーティングやビデオチャットを重視してインカメラの品質を優先する、というのは悪くない発想だと思います。
バッテリー容量は7,100 mAhと大きめです。しかも「リバースチャージ(この製品をモバイルバッテリーがわりにして、他のデバイスを充電できる)対応」です。ただ、「スマホのリバースチャージ」というのは意義があると思うのですが、「タブレットのリバースチャージ」というのがどのくらい便利なのか、ちょっとピンとこないですね。
サイズについて、同じディスプレイサイズのALLDOCUBE iPlay 40とTeclast T40 Plusと比較してみましょう。
realme Pad:246.1 × 155.9 × 6.9 mm / 440g
ALLDOCUBE iPlay40:248.1 × 157.86 × 8.2 mm/実測 458g
Teclast T40 Plus:247 × 156 × 8.2 mm/実測 447.8g
iPlay 40にせよT40 Plusにせよ、中華のAndroidタブレットとしては十分に合格点をあげられるくらいにコンパクトで軽量だと思っています。realme Padはそれらよりもさらに薄く、軽くなっていますので、素晴らしいサイズ感と言っていいでしょう。
2.realme Pad 筐体
正面から見たところです。Androidタブレットとしてはベゼル幅が比較的細めになっていると思います。また、Webカメラは横持ち時の上部ベゼルにあります。
すみません、背面がよく分かる画像がありませんでした。筐体素材はCNC加工の金属製で、最近の流行といいますか、エッジ部分が角張った形状になっています。このあたり、Xiaomi Pad 5に近い印象です。
6.9 mmという薄さもこのクラスのタブレットとしては魅力的です。Xiaomi Pad 5(厚さ6.85 mm)といい勝負くらいです。
スピーカーは4つ(ステレオです)。ドルビーアトモスに対応し、ハイレゾにも対応(ハイレゾ対応のイヤホンが必要です)します。
3.realme Pad 価格など
realme PadはAliExpress内のNarzo Storeで販売中で、11月22日現在の価格は237.60ドル(24,620円)ですが、11月25日午後5時からワールドプレミア(セール)が開催され、189ドル(22,382円)で購入できます。
realme PadはXiaomi Pad 5よりもスペックが低く、価格もかなり低いので、直接競合する、という感じではありません。ゲームプレイ用ということだと少し力不足だと思いますが、realme(というかOPPO系)の筐体品質でスピーカー性能にも期待ができますので、動画視聴用として、また手軽な情報端末として非常に魅力的な製品だと思います。
4.関連リンク
realme Pad:Narzo Store(AliExpress)
コメント
タブレットの背面カメラは殆ど使うことないから背面はフラットにしてほしい