POCO M4 Pro 4Gの実機レビュー - 5G版とは完全に別物。有機ELディスプレイに64MPカメラ、そしてPOCOならではのお買い得価格!

POCO M4 Pro 4G 実機レビュー
こんにちは、かのあゆです。2月28日に発表された「POCO M4 Pro 4G」の実機レビューです。5G対応版「POCO M4 Pro 5G」が2021年11月に先行投入されていますが、それとはベースモデルが異なる「別物」です。型番は「2201117PG」で、ベースとなっているのはウインタブでもすでに実機レビュー済みのRedmi Note 11S(型番は2201117SG)です。ただし筐体デザインやカメラのスペックがRedmi Note 11Sとは異なります。

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なお、レビュー機はAliExpress内のPOCO Phone Storeにサンプル提供していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。

ここがおすすめ
・高品質なAMOLEDディスプレイを採用
・トリプルスロット採用でデュアルSIM運用時もMicroSDカードの利用が可能
・手に収まりやすいコンパクトな筐体
・カメラ品質は5Gモデルよりも上
・安い…
ここがイマイチ
・「POCO」らしい背面デザインは人を選ぶかも・・・
販売サイトはこちら
POCO M4 Pro 4G:POCO Phone Store

1.POCO M4 Pro 4G スペック

スペック表

   POCO M4 Pro 4G
OS MIUI 13(Android 11ベース)
CPU MediaTek Helio G96
RAM 6GB/8GB
ストレージ 128GB/256GB
ディスプレイ 6.43インチAMOLED(2,400 x 1,080)
LTEバンド FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/20/28
TD-LTE:B38/40/41
SIM nanoSIM × 2
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック
カメラ イン16MP/アウト64MP + 8MP + 2MP
バッテリー 5,000 mAh
サイズ 159.87 x 73.87x 8.09 mm
重量 179.5 g

バリエーションモデル

6GB/128GB(今回のレビュー機)
8GB/256GB
※左からRAM/ストレージ

コメント

プリインストールされているOSはAndroid 11ベースのMIUI 13です。Redmi Note 11Sがベースモデルになっているためか、発表前の段階でアップデートが配信されていました。先に投入されているPOCO M4 Pro 5GではMIUI 12.5 Enhancedがインストールされており、3月1日時点ではまだMIUI 13へのアップデートは配信されていないので4G対応モデルの方がより新しいソフトウェアを搭載していることになります。

SoCはMediaTek Helio G96です。Redmi Note 11S、Redmi Note 11 Proでも採用されている型番ですが、メイン端末としても十分活躍できる性能を備えています。RAMとストレージの組み合わせは「6GB/128GB」「8GB/256GB」の2種類、MicroSDカードによるストレージ拡張にも対応します。

ディスプレイは6.43インチで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。POCO M4 Pro 5GではIPSパネルを採用していましたが、POCO M4 Pro 4GではDCI-P3色域をサポートするAMOLEDディスプレイを搭載しており、実はスペックアップしています。リフレッシュレートは90Hz表示に対応し、タッチサンプリングレートは180Hzです。

カメラはイン16MP、アウト64MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)という構成です。ベースモデルとなっているRedmi Note 11Sと比較するとアウトカメラのメインレンズが108MPから64MPに変更され、深度測定用レンズが搭載されていない点が異なります。

ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.0に対応します。通信バンドはRedmi Note 11Sと同じく国内向けのものにはなっていませんが、VoLTEは利用可能です。

バッテリー容量は5,000 mAhで、33W出力の急速充電に対応します。

2.POCO M4 Pro 4G 筐体と使用感

付属品
付属品はマニュアルなどのペーパー類、専用ケース、SIMピン、USB-C to Cケーブル、33W出力に対応するACアダプター(海外プラグ、日本では変換プラグが必要です。100均などで購入できます)です。Redmi Note 11シリーズでもそうでしたが、近年ACアダプターが付属しない製品も増えてきているので、別途ACアダプターを購入しなくても急速充電の恩恵に授かれるのはありがたい限りです。なお、マニュアルに日本語表記はありません。

前面
前面です。ベースモデルとなっているRedmi Note 11Sと同じくパンチホールノッチを採用しています。

背面
背面です。カメラバンプ周りのデザインが非常に「POCO」らしいデザインになっており、個人的にはかっこよくて好きなのですが、好みがわかれそうなところではあります。今回のレビュー機は「パワー・ブラック」ですが、このほか「ポコ・イエロー」と「クール・ブルー」が筐体色として用意されています(レビュー用に提供いただいたので文句は言えませんが、イエローを見てみたかったな、と)。

POCO M4 Pro 5Gとの比較。完全に別物。
先に投入されているPOCO M4 Pro 5Gと比較してみます。一応機種名は同じ「POCO M4 Pro」なのですが、サイズもデザインも別物ですね・・・

Redmi Note 11Sとの比較
Redmi Note 11Sとも比較してみました。同じ型番のモデルということでサイズ感は同じで、実はPOCO M4 Pro 4GにRedmi Note 11S純正TPUケースを装着することも可能です。デザインに関してはやはりPOCO M4 Pro 4Gの方が派手かな・・・と思います。

左側面
SIMトレイ
左側面にはSIMスロットが配置されています。Redmi Note 11/Redmi Note 11Sと同じくトリプルスロット仕様となっており、デュアルSIM運用時もMicroSDカードの増設が可能です。

右側面
右側面にはボリュームキー、電源キーがあります。

上部
上部にはマイク、赤外線センサー、スピーカー、3.5 mmイヤホンジャック。

下部
下部にはマイク、USB-Cポート、スピーカーが配置されています。

システム

デフォルトホーム

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プリインストールアプリ一覧

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スペックのところでご説明したとおり、工場出荷時にインストールされているのはAndroid 11ベースのMIUI 13です。プリインストールされているアプリはGoogle純正アプリ、MIUI標準アプリ、Netflix、PUBG Mobile Gift、TikTok、WPS Office、Spotifyです。

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テーマを使用すると見た目を大幅に変更可能

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なお基本的に標準ランチャーが「POCO Launcher 2.0」に置き換わっている点を除けばRedmi Note 11シリーズに搭載されているMIUI 13とあまり大きな違いはありません。テーマストアもXiaomiスマートフォン向けに配信されているものと共通ですし、「プレミアム」テーマも無料でダウンロード可能です。

報告とトラブルアプリ

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Redmi Ñote 11シリーズ同様、「対応とトラブル報告」アプリも用意されています。POCOブランドは現時点では国内で正規展開を行っていませんが、言語設定を日本語にしている場合、サポートの連絡先はXiaomi Japanが案内されるようになっています。

ストレージ情報

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工場出荷時のストレージ情報です。Redmi Note 11Sとは異なりストレージ64GBモデルが存在しない代わりに、より大容量の256GBモデルが用意されています。今回のレビュー機は下位構成の6GB/128GBモデルですが、ストレージの空き容量は107GBあるので、これでも十分です。

バージョン情報

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MIUIのバージョンは「13.0.4」でした。今回は適用していませんが、実は発売「前」の時点でOTAアップデートが受け取れる状態になっていました。Redmi Note 11シリーズ同様、現状はAndroid 11ベースのままとなっていますが、いずれAndroid 12へのアップデートが提供されるものと思われます。

ディスプレイ

常時オンディスプレイ対応

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POCO M4 Pro 4GはAMOLEDパネルが採用されていますので、5Gモデル(IPS液晶)では対応しなかった「常時オンディスプレイ(Always On Display)」も利用可能で、画面オフの状態でも各種通知の表示が可能です。ミッドレンジモデルでありながら表示品質は高く、非常に満足できるディスプレイです。

リフレッシュレート90Hz表示対応

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リフレッシュレートは90Hz表示に対応します。Redmi Note 11 Proの120Hz表示には劣るものの十分画面スクロールの「ヌルヌル感」は体験できます。

PDA工房製フィルム
なお今回もPDA工房より液晶保護フィルムを作成していただいています(まもなく取り扱いが開始となる予定です)。

スピーカー

スピーカーはPOCO M4 Pro 5GやRedmi Note 11/Redmi Note 11Sと同じくステレオ出力のものを搭載しています。基本的にスピーカー周りの仕様に関しては先にレビューしているPOCO M4 Pro 5GやRedmi Note 11/11Sと全く同じ印象で、「悪くはないけれども音圧感が足りない」という印象です。

POCO M4 Pro 4Gでは3.5 mmイヤホンジャックも用意されているので、音楽や動画を楽しむ際は有線イヤホンを利用するとよいかもしれません。

カメラ

標準カメラアプリUI

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標準カメラアプリはRedmi Note 11シリーズと共通のものが搭載されています。「ナイトモード」や「プロ撮影モード」、「64MP撮影モード」などの機能が備わっており、AIによるシーン自動識別機能も備わっています。

カメラサンプル1

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カメラサンプル2

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カメラサンプル3

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アウトカメラの仕様はPOCO M4 Pro 5Gよりもアップグレードされており、メインレンズの画素数が50MPから64MPに向上しているほか、POCO M4 Pro 5Gでは搭載されていなかったマクロレンズも備わっています。

・・・正直言えば現在愛用しているPOCO M4 Pro 5Gでもカメラの画質に関してはかなり満足しているのですが、POCO M4 Pro 4Gdではより細かいディティールまで再現できている印象を受けます。夜景モードも備わっており、光が少ない場面でも明るい写真を撮影可能です。

64MPモードサンプル

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上記写真の一部を拡大

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もちろん64MP撮影モードも用意されています。画素数だけ見てしまうとRedmi Note 11SやRedmi Note 11Sより落とされているのですが、画質的に劣っている印象はありません。画面拡大してもきれいなのも共通ですが、やはりファイルサイズが巨大になってしまうので高画素撮影モードは普段使いするものではないかな・・・と思います。

3.POCO M4 Pro 4G 性能テスト

Antutu
参考:
ASUS ROG Phone 5s(Snapdragon 888+):846,862
ASUS Zenfone 8(Snapdragon 888):785,280
Mi 11T(Dimensity 1200 Ultra):582,178
Xiaomi Pad 5(Snapdragon 860):566,309
Realme GT Master Edition(Snapdragon 778G):542,182
Xperia 1 SOV43(Snapdragon 855):511,163
Xiaomi Mi 11 Lite 5G(Snapdragon 780):500,573
Samsung Galaxy Fold SCV44(Snapdragon 855):414,302
OnePlus Nord CE 5G(Snapdragon 750):384,505
iiiF150 R2022(Helio G95):350,565
POCO M4 Pro 5G(Dimensity 810):349,498
OnePlus Nord N10(Snapdragon 690):342,506
POCO M3 Pro 5G(Dimensity 700):330,303
Redmi Note 11 Pro(Helio G96):336,280
Redmi Note 11S(Helio G96):307,755
Redmi Note 11(Snapdragon 680):277,105
Blackview A95(MediaTek Helio P70):227,817
CHUWI HiPad Plus(MT8183):172,713
Samsung Galaxy Note FE(Exynos 8890):177,984
OUKITEL C22(Helio A22):99,664
AGM H3(Helio P22):84,184
BlackView A55S(Helio A22):78,630
geanee ADP-503G(MT6737M):46,316

XiaomiのHelio G96搭載機のベンチマークはこれで3機種目になります。Redmi Note 11Sとほぼ共通の仕様となっているのでベンチマークスコアも同等かな・・・と思っていたのですが、なぜかPOCO M4 Pro 4Gのほうが総合ベンチマークスコアはほぼ誤差の範囲ではあるものの「やや」高めという面白い結果になっています。

ちなみにDimensity 800を搭載しているPOCO M4 Pro 5Gと比較しても性能差はそこまで大きくありません。「PUBG Mobile」なども設定を調整すれば快適にプレイできますし、常にハイエンドクラスを求めるガジェットマニアな方でもない限り、このクラスでも「十分すぎる」性能になってきていると思います。

4.POCO M4 Pro 4G レビューまとめ

POCO M4 Pro 4GはPOCO Phone Storeにて3月2日からワールドプレミアセールを開催し、セール価格は179ドル(約21,000円)からとなっています。一番安価に購入できるモデルでもストレージ構成は6GB/128GB(今回のレビュー機と同じ構成)というスペックなので、この価格で購入できてしまうのはかなりお得感があります。

POCO M4 Proの4Gモデルに関しては1月頃から海外ガジェットサイトでリーク情報が出ており、実物を見るまで「単純に先に出ているPOCO M4 Pro 5Gの搭載CPUが4G対応のものに置き換わっただけ」にとどまると思っていたのですが実際には「端末名が同じだけの別端末」として登場してきたことには驚かされました。

5Gネットワークには対応していないものの、ディスプレイ、カメラの仕様がアップグレードされており、正直5G回線に対応している必要がないのであればPOCO M4 Pro 4Gのほうがお得感があります。(もちろんPOCO M4 Pro 5Gもいい端末でかのあゆ自身現在も愛用中です。)

いつもの「POCO」らしい背面デザインは人を選びそうですが、2万円そこそこでこの品質の端末が手に入ってしまうのはかなりお得だと思います。おすすめです。

5.関連リンク

POCO M4 Pro 4G:POCO Phone Store

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