中国メーカーOUKITELが大容量バッテリーを搭載するスマートフォン「OUKITEL K15 Plus」を発売しました。システムスペックは「エントリー」、しかし10,000 mAhの大容量バッテリーを搭載し、リバースチャージにも対応しますので、「モバイルバッテリーがわり」としても使えます。
1.OUKITEL K15 Plus スペック
スペック表
OUKITEL K15 Plus | |
OS | Android 10 |
CPU | MediaTek Helio A22 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 6.52インチ(1,600×720) |
LTEバンド | B1/3/5/7/8/19/20(EU版、アジア版は不明) |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP+2MP+0.3MP |
バッテリー | 10,000mAh |
サイズ | 170.2 x 77.9 x 15.95 mm |
重量 | 320 g |
コメント
OSはAndroid 10と、最新の11ではありません。CPUはHelio A22で、Antutu Ver.8のスコアが75,000~80,000くらいなので、ゲームプレイにはあまり向かない、エントリークラスの性能と言えます。また、RAMは3GB、ストレージは32GBと、最近ではあまり見かけないような小さな容量となっています。
ディスプレイもサイズこそ6.52インチと大きめながら、解像度はHD+と低めですね。
カメラの画素数も高いほうとは言えません。イン側5MP、アウト側13MP+2MP+0.3MPですから、今どきならエントリークラスとしても低めの画素数だと思います。
すごいのはここ、バッテリー容量です。なんと10,000 mAhあります。待ち受けなら充電なしで774時間、1カ月はもつ、ということですね。防災スマホとしてもよさそう…。まあ、この製品を単体で使う場合は「そんなにいらんがな」となるでしょうが…、
この製品はリバースチャージにも対応します。つまり、この製品をモバイルバッテリーがわりとして、他のデバイス(スマホなど)を充電できます。まさに「サブ機」としてふさわしい機能と言えるでしょう。
そのかわり、サイズはかなりの大型です。特に重量は320 gと、そこらへんのスマホ2台分くらいになっています。ちなみにOUKITELのハイエンドなタフネススマホ「WP9」とほぼ同じ重さで、長さ(長辺)はWP9よりもさらに大きくなっています。
2.OUKITEL K15 Plus 筐体
OUKITEL K15 PlusはIP68とかMIL規格準拠とかのタフネススマホではありません。しかし、そう誤認してしまうようなデザインですね。大容量バッテリーの搭載により、どうしても厚みが出てしまうので、このようなデザインになったものと思われます。
前面は水滴型ノッチが採用され、上下のベゼルは太めです。背面は横一列に配置されたトリプルカメラがデザインアクセントになっていて、指紋センサーも見えます。ボタン類は右側面の電源ボタン、音量ボタンに加え、左側面にカスタマイズボタン(ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン)があります。
ポートはUSB Type-Cで、上面にはイヤホンジャックもあります。
3.OUKITEL K15 Plus 価格など
OUKITEL K15 PlusはAliespress内のOUKITEL Official Storeで販売中で、6月12日現在の価格は109.99ドル(12,479円)です。バッテリー容量を除けばシステム構成は100ドルクラスのエントリースマホと比較しても少々見劣りするような感じですが、メインで使っているスマホと一緒に持ち出す「サブ機」としては有用なのではないか、と思います。「何のために持ち歩くのか」がはっきりしていますからね。
失礼な言い方になるかもしれませんが、モバイルバッテリーが主用途で、予備スマホという付加機能が使える、という考え方もできると思います。なんとなく複数のスマホを持つよりも合理的と言えるかもしれません。
4.関連リンク
OUKITEL K15 Plus:OUKITEL公式サイト
OUKITEL K15 Plus:OUKITEL Official Store(Aliexpress)
コメント
OUKITELと言えば10000mAh。重さは半端ないけど安心感は凄い。昔はスペック低くて動き遅かったけど今は普通に使える。