Nothingがスマートフォン「Nothing Phone(2a)」を発表しました。この製品が国内発表されたのは3月5日、国内での予約販売が開始されたのが3月7日なので、記事にするのが遅くなってしまいました。すみません…。製品名からして従来モデル「Nothing Phone(2)の機能改善版か」と思ってしまいますが、「別物」ですね。SoCも、Nothingの特徴である背面のライティング(Glyphインターフェース)も変更されています。
価格のほうも「2」よりも購入しやすくなり、49,800円から、となりました。
1.スペック
スペック表
Nothing Phone(2a) | |
OS | Nothing OS 2.5(Android 14ベース) |
SoC | MediaTek Dimensity 7200 Pro |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.7インチAMOLED(2,412 x 1,084)120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78 LTE:B1/3/8/18/19/26/28/41/42 ※日本国内での対応バンド |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン32MP/アウト50MP + 50MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 161.74 x 76.32 x 8.55 mm |
重量 | 190 g |
バリエーションモデル
・8GB/128GB
・12GB/256GB
コメント
OSはAndroid 14ベースとなり、独自UIのNothing OSのバージョンも2.0から2.5に上がりました。
SoCは「2」のSnapdragon 8+ Gen 1からDimensity 7200 Proとなりました。パフォーマンスという点では下がりましたが、それでも画像にある通りAntutuスコアは約74万点をマークするとのことなので、ゲームも含め、ほぼすべての操作を快適にこなせると思います。というか、みんながみんな原神をガチプレイしているわけでもないでしょうし、ウインタブ的にもこれで十分ですね。
RAMとストレージは8GB/128GB、12GB/256GBの2バリエーションがあります。RAMについては中華スマホでよく目にする「RAMブースター(ストレージ領域の一部をRAMとして使える機能)」により、最大20GBとして使えます(12GBモデルの場合)。
ディスプレイは6.7インチの有機ELで解像度は2,412 × 1,084と「2」とほぼ同じ仕様です(…いやね、厳密に言うと短辺のピクセル数が1,080から1,084に変わってるんですけどね…)。リフレッシュレートは最大120Hzで前面ガラスにはゴリラガラス 5が使われています。
カメラ画素数は「2」と同じでイン32MP/アウト50MP+50MPです。2と全く同じ仕様かどうかは不明ですが、F値とかセンサーサイズについては2と同じでした。また、バッテリーは5,000 mAhで45Wの急速充電に対応します。
2.筐体
Nothingスマホの外観上の最大の特徴は背面のLEDライティング(Glyphインターフェース)です。この部分のデザインは「2」から変更されました。
参考までに「2」および「1」の背面も掲載しておきます。…というか、そもそもカメラの位置が全然違ってますね。Glyphインターフェースはカメラ(タイマーモードでのカウントダウンや撮影時のリングライト)や音楽に合わせての点滅、通知など様々な機能を備えています。
筐体色は「ブラック」と「ミルク」の2種類。
3.価格など
Nothing Phone (2a)はNothing日本公式ストアで12GB/256GBが予約販売中(出荷は3月末より順次)で価格は55,800円、8GB/128GBは販売日程後日公開となっていて、価格は49,800円です。
この記事を書いている3月11日現在、既存のNothing Phone (2)は79,800円(8GB/128GB)から、なので、SoCの性能が少し落ちたとはいえ、ずいぶん購入しやすくなったなあ、と思います。好き嫌いはわかれると思いますが、デザインにもこだわったミッドハイスマホ、とても魅力的だと思います。
4.関連リンク
Phone (2a):Nothing日本公式ストア