記事にアフィリエイト広告を含みます

NichePhone-S 4G - あの超小型フィーチャーフォンがモデルチェンジ!余裕のあるスペックに!

NichePhone-S 4G
2017年11月に「NichePhone-S」という製品の紹介記事を掲載しました。90 × 50 × 6.5 mm / 38 gという手のひらに入ってしまうようなフィーチャーフォンで、インターネット接続はできますがスマホのように大型のカラー液晶は搭載しておらず、テザリング用にしか使えない(つまり単体でインターネットのコンテンツは使えない)という、機能を絞り込んだ製品でした。まあ、デザリングに使えるとはいえ、「通話専用機」といってしまっても大丈夫ですね。NichePhone-Sは家電量販店などでも展示販売されていますので、実機を手にとってみたことのある人もいると思います。

スポンサーリンク

そのNichePhone-Sの製品名に「4G」がつきました。すみません、私も当初「通信バンドが増えただけでしょ」と思っていたのですが、実際は「フルモデルチェンジ」でした…。

1.スペック

NichePhone-S 4G
OSはAndroid 6.0(従来機はAndroid 4.2)ですが、私達ユーザーがこの製品を使っていて、それがAndroidベースであるということはわからないだろうと思います。この製品は0.96インチという、非常に小さいモノクロのディスプレイがあるのみで、一般的なAndroidスマホのUIとは似ても似つかないものになっています。

NichePhone-S 4G
こんな感じですね。ディスプレイというよりは「文字盤」と考えたほうがいいでしょう。CPUはMT6737Mと、エントリークラスのスマホと同じものが使われていますが、この製品が持っている機能から考えて「十分すぎる」と思います。

RAMは512MB、ストレージは4GB(うちユーザーが使えるのは1.8GB)と、非常に頼りないですが、ニューモデルになっても依然としてアプリのインストールもできなければカメラもついていませんので、これで特に困るということはありません。従来機なんてストレージが256MBでしたから、それから見ると大幅にレベルアップしています。

通信まわりですが、一応LTE対応になったものの、VoLTEに対応しないということなので、通話をするという意味での恩恵はないものと考えていいです。しかし、テザリングに使うのであれば3Gにしか対応しなかった従来機からは大きな進歩と言えます。

通話以外の機能については、これまで書いてきた通り「テザリング(802.11 b/g/n)」のほか「音楽再生」「ボイスレコーダー」「Bluetoothデバイスの接続」があります。もちろんSMSも使えます。

なので、Bluetoothイヤホンを接続して(この製品にはイヤホンジャックはありません)PCから取り込んだ音楽を再生するくらいなら大丈夫ですね。ストレージ容量も(十分とは言えないものの)かなり大きくなりましたので、音楽プレーヤーとして一定の実用性は確保できていると言えそうです。

サイズのほう、従来機と比較してみます。

NichePhone-S 4G: 90 × 50 × 9.5 mm / 52 g
NichePhone-S(従来機): 90 × 50 × 6.5 mm / 38 g

このように、タテ・ヨコサイズは変わりませんが、厚みが増し、重量も重くなっています。この要因としてバッテリー容量の増加というのも挙げられます。従来機のバッテリー容量は550 mAhでしたから、2倍近の容量になりました。38 gから52 gになったとは言っても、体感的に「持ち歩くのがつらい」というレベルではないと思いますし、このくらいならバッテリーが長持ちしたほうがいいですよね。

スポンサーリンク

しかし、LTE対応となったせいか、連続通話時間は3時間と、従来機から変わっていません。しかし、連続待ち受け時間については従来機の72時間から110時間に大幅に伸びています。

2.筐体

NichePhone-S 4G
NichePhone-S 4G
筐体色はブラックとホワイトの2色展開です。この画像を見てピンと来た人もいると思いますが…

Niche Phone S
これが従来機です。キーの形状が大きく変わりました。デザイン的には従来機のほうが可愛い、と思う人もいるかも知れませんが、ボタンの押しやすさという点ではニューモデルのほうが上でしょうね。

最後に、メーカーが「使い方」について説明する動画を公開していますので、こちらもご覧ください。「スタートアップガイド」的な内容ですが、筐体構造やシステムUIなどの雰囲気を掴むのにとても役立つと思います。

NichePhone S 4G 簡単ガイド

3.価格など

NichePhone-S 4Gは2018年9月14日に発売され、Amazonではすでに販売(予約販売)がスタートしていて、9月5日現在の価格は税込み13,824円です。この価格だと日本でエントリークラスのスマホを購入できますね。なので、「安いから買う」という性格のものではありません。「あえて買う」性格と言えます。

わかりやすいのは「法人利用」ですよね。通話専用で、おかしなアプリやデータのダウンロードもできませんから。あと、個人の「2台め」としてのニーズがあるのかどうか…。ただ、個人利用の場合、電話回線を使っての通話って、かなり減ってきてますよね。私の場合、家族や知人との連絡はほぼ100%がLINE電話になっています。この製品の場合、2台持ちの2台め、ということだと、「たくさん電話をする人」でないとあまり意味がないかもしれません。もちろん、このデザインとサイズ感は大きな魅力ですけどね。

4.関連リンク

NichePhone-S 4G: FutureModel公式サイト 製品紹介
NichePhone-S 4G:Amazon

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    これ電話帳とかどうやって登録するんだろ?
    AndroidだからSIM指したら引き継ぐのかな?

  2. 欲しいけど不便だから使わなさそうだからもどかしい品ですね。

  3. 匿名 より:

    欲しさあるけど電話不可SIMだとテザリングだけか・・・
    (RAMが512GBになってますぜ)