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Lenovo S5 レビュー - 4K撮影のできるLenovoのミッドレンジスマートフォン!Android 9.0へのアップデートの配信も予定!(実機レビュー:ひらちょん)

Lenovo S5 レビュー
こんにちは、ひらちょんです。今回はLenovoのミッドレンジスマートフォンであるLenovo S5の実機レビューをさせていただきます。Lenovoのスマートフォンといえば2年ほど前に驚異的なコストパフォーマンスで話題になったZUK Z2があり、私は今でも愛用しているのですが、発売当時はAndroid6.0だったOSはアップデートを重ねており、Android9.0の配信も予定されております。そんなコストパフォーマンスとサポート面で信用できるLenovoの新機種を見ていきたいと思います。

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なお、この製品は中国の通販サイト「CAFAGO」に提供していただきました。CAFAGOにはこの場にて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

1.保護フィルム貼り付け

Lenovo S5 レビュー
今回のレビューのためにLenovo S5用の液晶保護フィルムをPDA工房より提供していただきました。PDA工房では様々な種類の保護フィルムを取り扱っておりますが、今回提供していただいたフィルムはCrystal Shieldという高い透明度と光沢感が売りの保護フィルムです。

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実際に貼り付けてみたところ、液晶の縁が曲面になっていることを考慮したサイズになっており縁が浮くこともなくきれいに貼り付けることができました。そしてカメラや各種センサーの穴の位置もぴったりで、通知用LEDライトにまでしっかりと穴が空いています。後述するLenovo S5付属のTPUカバーと合わせて使っていたのですが擦り傷等もつくことがありませんでした。海外のスマートフォンの保護フィルムは日本では手に入れづらく、中華ECサイトで購入する事が多いのですが、日本で取り扱ってくれるのはとても心強いですよね。

2.スペック

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スペックはSnapdragon 625を搭載していることから読み取れるようにミッドレンジとなります。OSはAndroid8.0で、独自UIのZUIを搭載しています。液晶は5.7インチで比率が18:9となっており、FHD+と呼ばれてる解像度になっています。RAMは3GBと4GBの2モデルがあり、今回提供していただいてレビューするモデルは4GB/64GBモデルです。スペック表だけでは伝わりづらいかもしれませんが、1,300万画素のデュアルカメラの画質がミッドレンジとは思えないほどきれいでした。カメラ性能に関しては実際の写真や動画とともに後述します。

3.筐体

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同梱物はこの様になっています。本体、TPUカバー、ACアダプター(EU仕様)、AC変換アダプター(日本仕様)、USB Type-C(オス)- USB Type-A(オス)が入っていました。充電器は日本で使うことのできない2又の形状になっていますが、日本のコンセントへ変換するアダプタが付いてきました。。

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液晶は比率が18:9の縦長な形状となっています。縦長液晶だから狭ベゼルというわけではありませんが、液晶サイズの割に横幅が小さく、厚さも薄い方なので持ちやすいです。

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筐体背面はアルミボディとなっており、左上に横長のデュアルカメラ、中央上部に指紋センサー、中央下部にLenovoのロゴとなっています。デュアルカメラが出っ張っているのが少し気になりますが、付属のTPUカバーを装着すれば問題ありません。指紋認証の精度は十分で1週間ほど試用しましたが認識してもらえなかった事はありませんでした。指を当てればすぐにロックを解除してくれます。

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付属のTPUカバーはカメラ部分をしっかりと覆うようになっており、出っ張っているタイプのカメラは机などにおいたときに安定しなかったり、単純に傷が付きやすいためTPUカバーが付属しているのはありがたかったです。そして画像左側にイヤホンジャックが見えるとおり、この製品は筐体上部にイヤホンジャックがついてます。最近はついてない機種も増えているため個人的には嬉しいポイントです。

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筐体下部はスピーカーとマイクがわかりやすくなっており、個人的には好印象です。中央の端子はType-Cのため、端子の向きを気にすることなく充電が行なえます。

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筐体右側面には電源ボタンと音量ボタンがついています。ボタンの硬さは硬すぎず柔らかすぎずといった感じでちょうどいい押し心地になっています。

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左側面には上部にSIMスロットがあるのみです。側面が曲面になっているため、本体の薄さと相まって持ちやすいデザインになっています。

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SIMスロットはnanoSIMが2スロットあり、片方はMicroSDカードと兼用となっています。SDは128GBまで対応しているため容量に困ることはないと思います。ちなみにこの写真はLenovo S5で撮影しました。左下に出ているウォーターマークと呼ばれる透かしは設定でオフにすることができますが、今回はLenovo S5で撮影したことがわかりやすいようにつけています。

4.システム

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ホーム画面はよく見るAndroidスマートフォンと変わった点は特にありませんでした。ZUK Z2のZUIではホーム画面に消すことのできないページがあり非常に「やかましかった」のですが、Lenovo S5のZUIではそういった事はありませんでした。

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プリインストールアプリはこの様になっています。一般的なプリインストールアプリに比べて6つほどのゲームとUC BrowserとSYNCitというLenovoのデータバックアップアプリが入っています。すべてアンインストール可能なので不要な場合はアンインストールしましょう。

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設定画面はZUI特有の表示となっています。私の手元のZUK Z2はZUIのバージョンが3.5のため日本語が追加できなかったのですが、このLenovo S5はZUI3.7のためか日本語表示ができました。まだところどころ日本語化されていなかったりするのでそのあたりは注意が必要です。

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セキュリティパッチは2018年6月1日のものがあたっています。OSのバージョンはAndroid8.0.0となっており、Android9.0へのアップデートも決まっています。ミッドレンジ機なのでZUK Z2のように3回のOSアップデートが行われるかは微妙ですが、最新OSを体験することができるのは嬉しいです。

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ここからはZUI特有の機能について説明していきたいと思います。まずZUIの機能としてQuick panelと呼ばれる、iPhoneで言う下から引っ張って出すことのできるコントロールセンターのようなものがあります。

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パネルで設定できる項目は色々ありますが、普通のAndroidでの通知バーから設定できる内容と同じような感じです。この中でも設定へのショートカットや自動回転のオンオフはよく使いますね。

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一方でQuick panelがあるからいいと思ったのか、通知バーの方には通知以外何もないようになってしまいました。確かに元々ここにあった内容はQuick panelにあるのですが、通常のAndroidでの操作に慣れてしまうと少し不便に感じます。せめてQuick panelの方で再生中の音楽の操作などができれば便利だと感じるのですがそういった機能もないため人を選ぶ機能となっています。

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次にU-Touchという機能があります。これはホームボタンやバックキーといった動作を画面下から引っ張ってくるような操作をすることで行うようにする機能で、有効にすることでナビゲーションバーを非表示にして表示領域を広く取ることができます。左、中央、右で別々の動作を割り当てることができるのでナビゲーションバーで行える操作はすべてU-touchで行うことができます。画面が大きいので表示領域をフルで使えるのは嬉しいですね。

5.性能テスト

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まずはプリインストールされていたAsphalt Nitroをプレイしてみました。プリインストールされているだけあり軽快に動作しました。19:8のワイド液晶ということもありゲームでは没入感をもたらしてくれますね。

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次にPUBGMをインストールしプレイしてみました。設定はグラフィックの設定は最低にしてfpsの設定は中にしてプレイしましたが、こちらも快適に動作しました。このゲームに関してはプレイを続けているとZUK Z2では発熱によって動作が悪くなっていったのですが、Lenovo S5では発熱が抑えられているため安定した動作が確認できました。

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次にデレステをプレイしてみました。結論から言うとMVを見るだけなら最高設定で鑑賞ができ、プレイしながらとなると3D軽量でなら快適にプレイできます。しかし19:8液晶にもかかわらず16:9の比率でゲームが表示されてしまいました。

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設定を見てみると全画面表示非対応端末のため設定できないと言われてしまいます。確かにデレステ側からすれば非対応端末でのプレイにはなりますが、機種問わず19:8での出力をしてもらいたいですね…

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最後にFGOをプレイしてみました。一部の宝具演出では若干のカクつきが起きますが、十分プレイ可能なスペックでした。今までUlefone T1というHelio P25を搭載したミッドレンジスマホで周回を行っていたのですが、スキル発動のようなちょっとしたエフェクトでもカクついていたため、こちらでは快適に周回ができるようになりました。

Lenovo S5 レビュー
Antutu Ver.7のスコアです。ミッドレンジということで数値的にはあまり高くはないですが、前述したようにデレステやPUBGMのような3Dゲームが設定を落とせば難なく動作するため、私の使用用途では性能が足りないといったことはこれと言ってありませんでした。

6.カメラ

Lenovo S5 レビュー
Lenovo S5のカメラは通常の撮影に加え、デュアルカメラによってぼかしなどを加えるDualモード、そして4k撮影のできる録画モードに加えタイムラプスやスローモーション撮影などにも対応しています。Dualモードによる撮影は画像比率が4:3になり、撮影後は3秒ほど画像処理のためか撮影ができないので連射したいようなときには使えません。今回は花火大会とBBQの様子を写真で撮っていたのですが、花火を写真に収めるのは難しく、あまりうまく写真に写すことができませんでした。ただ、4K撮影された映像は非常に綺麗になっておりますので、ぜひ見ていただけたらと思います。

Lenovo S5 レビュー
こちらは通常撮影した花火です。くっきりと花火が写っていますね。

Lenovo S5 4K video

4K撮影した花火です。家に4K解像度の液晶がないので実際には4Kの映像を見ることはできていないのですが、かなり鮮明に写っていることがわかるかと思います。夜間の花火撮影でここまできれいに撮影できれば文句はないのではないでしょうか。

Lenovo S5 Slow motion video

スローモーション撮影した花火です。480pでの撮影になってしまいますが、ゆっくりと再生できるので動きのあるものを観察したい場合には有用な機能です。

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こちらはBBQで肉を焼いた時の画像です。しっかりと美味しそうに撮影できています。拡大してみても肉に乗っている脂の反射や肉の質感がしっかりとしているのでカメラ性能に関してはミッドレンジの中ではかなり上位に入る部類だと思います。

7.その他

生体認証

Lenovo S5では、指紋認証の他に顔認証によるロック解除も可能です。顔を登録しておくことで、画面を点けたタイミングで顔認証を実行してくれて、顔があればそのままホーム画面へ、なければ指紋認証や他のロック解除手段へ切り替えてくれます。顔認証は初めて体験したのですが、認証速度は指紋認証と大差ないくらい早く、しっかりと画面の方を向いていればすぐにロックが解除されます。ただ当たり前ですが暗所では顔を読み取ってくれないため光源のない場所では指紋認証などに頼るしかなくなります。

電池持ち

3,000mAhのバッテリーを搭載しているため、よほどハードな使い方をしなければ1日は持ってくれます。私の場合ハードに使っても1日ゲームやブラウジングで6時間使うくらいでしたが、その日の終りには30%くらい残っていました。

ZUIについて

Lenovoのスマートフォンに軒並み搭載されているZUIですが、正直普通のAndroidのUIの方が使いやすいように感じます。普段から使っているからというのもありますが、日本語表示が不完全だったり、日本語表示で画面のスリープ間隔を設定からアクセスしようとすると日本語表示に対応していないせいか設定(アプリ)が落ちてしまうなど粗が目立ちます。ZUIは今後もアップデートされていくとは思いますが、合うか合わないかは人を選ぶと思います。

8.まとめ

Lenovo S5はCAFAGOで4GB/64GBモデルが販売中で、9月2日現在の価格は236.39ドル(約25,666円)ですが、クーポンコード「L0306P」を使用すれば166.17ドル(18,041円)と、格安で購入ができます(9月30日まで)。

Android9.0へのアップデートが約束されているため長く使うことができると思いますし、カメラ写りも非常にいいためメイン機としての運用も可能なミッドレンジスマートフォンなので、買い替えを検討している人にとっては候補としてはいいのではないでしょうか?

9.関連リンク

Lenovo S5 K520:CAFAGO

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