こんにちは、かのあゆです。Huaweiは新フラッグシップスマートフォンとして「P30/P30 Pro」を発表しましたが、同時に一部地域では「nova 4e」として発売されているミッドレンジモデルの「P30 lite」も発表されています。P Liteシリーズは日本国内においても安価な価格帯ながら質感の高い筐体とバランスの取れた性能で毎年ヒットしているモデルですが、今回投入されたP30 liteはミッドレンジモデルながら3眼(トリプル)カメラを搭載し、ハードウェア面でも大幅に強化され、より魅力的なモデルに進化しています。
なお、ここで紹介しているP30 liteに関しては海外仕様となるため、日本国内向けのモデルとは通信バンド回りなどの仕様が異なる可能性があります。この点ご了承をお願いいたします。
1.スペック
OSは同時発表されたP30/P30 Proと同じくAndroid 9 Pieで、EMUI 9.0.1が独自UIとして採用されています。CPUは既に発売されているnova lite 3やMate 20 liteにも搭載されているHuaweiの最新ミッドレンジ向けCPUのKirin 710を搭載します。
RAMは前モデルのP20 liteの4GBから6GB(4GB構成のモデルも存在します)、内蔵ストレージは64GBから128GBと上位モデル並みのスペックに強化されており、メインスマートフォンとしても十分運用していけるスペックとなっています。
また上位モデルのP30/P30 Proでは外部ストレージに独自規格であるNM Cardを採用していますが、P30 liteでは前モデルのP20 lite同様一般的なMicroSDカードを採用しています。現在は200GBのMicroSDカードも4,000円程度で購入できるようになってきているため、NM Cardよりも気軽に大容量ストレージ拡張できるのは大きな魅力だと思います。
ディスプレイは6.15インチサイズで解像度は2,312×1,080(FHD+)です。カメラはイン32MP、アウト24MP+8MP+2MPというスペックで、ついにミッドレンジモデルのP30 liteでもトリプルレンズカメラを採用してきました。
さすがに上位モデルのP30と比較するとLeica監修レンズは非採用ですし、画素数も落とされているものの、新たに超広角レンズが搭載されたことにより、上位モデルと同じく広い範囲の撮影が可能になっています。インカメラは上位モデルのP30/P30 Proと同じく32MPとなっており、セルフィー写真も美しく撮影可能です。
内蔵バッテリーは3,340mAhとなっています。
2.デザイン
基本的に前モデルのP20 liteを踏襲したデザインです。指紋認証センサーが背面に配置されているのも同じですね。ただし、今回から上位モデル同様ティアドロップ型のノッチを採用しており、画面占有率はより広くなっています。
カラーリングは「ピーコック・ブルー」と「ミッドナイトブラック」の二色が用意されます。
3.まとめ
P30 liteは中国ではnova 4eとしてすでに販売中となっており、P30 lite 名称としてはインドなど一部地域で4月に発売される予定です。価格はnova 4eとして販売中の中国ではRAM 4GBモデルが1999元(約32,700円)です。
上位モデルとなるP30やP30 Proはハードウェアスペックだけでなく、カメラの性能もスマートフォンとしてはトップクラスの性能ですが、通常モデルのP30でも販売価格が10万円程度になっているなど、気軽に購入できるとはいいがたい値段になっているのも事実です。
その点P30 liteは普段使いにちょうどいい性能とミッドレンジモデルながらトリプルレンズカメラを採用し、インカメラはP30/P30 Proと同等のスペックでありながら3万円台で購入できるなど、非常に魅力的な一台に仕上がっています。
日本国内展開に関してはまだ正式に発表はされていませんが、すでに日本国内仕様と思われるモデルが技適を通過しており、P liteシリーズは日本国内でもベストセラー製品になっていることから今年も投入はほぼ確定とみていいのではないでしょうか。
おそらくいつも通り国内価格も非常に魅力的な設定で投入されるでしょうし、今年も価格と性能のバランスがとれた良ミッドレンジモデルとして注目される一台になりそうです。
4.関連リンク
Huawei P30 lite : Huawei Singapole