BOOX Tab Ultra C － ディスプレイがカラーE-inkになりました！10.3インチでペン入力もできるAndroidタブレット

E-ink製品の専門店、SKT株式会社がE-Ink搭載Androidタブレット「BOOX Tab Ultra C」を発売しました。まさにウルトラC（和製英語。もはや死語らしいです）…という由来ではなく、既存モデル「Tab Ultra」の改善版です。E-inkパネルがカラー（C）になりました！

1.BOOX Tab Ultra C 概要

スペック表

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スペックの大部分は既存モデルのTab Ultraと同じです。OSはAndroid 11でCPUはクアルコム8コア（型番非公開）、RAMは4GB、ストレージは128GBです。E-inkの特性上、どうしても液晶や有機ELよりも描画速度が遅く、動画視聴やゲーム向きではないため、Snapdragon 8 Gen 2のようなハイエンドなCPUを搭載する意味は薄いです。なので、CPU性能が高いに越したことはありませんが、あまり気にしなくてもいいでしょう。

BOOX Tab Ultra Cの特徴は何と言っても「カラーE-ink搭載」という点です。ディスプレイサイズは10.3インチ、解像度はモノクロ時2,480 × 1,860（300ppi）、カラー時1,240 × 930（150ppi, 4,096色）です。従来モデルTab Ultraの解像度が1,872 × 1,404ですから、モノクロ時の解像度もアップしています。

また、独自GPUのBSR（BOOX Super Refresh）を搭載しており、応答速度も速くなっています（Tab UltraもBSR搭載です）。E-inkタブレットには描画品質を優先するか、あるいは描画速度を優先するか、ということで複数のリフレッシュモードを選べるものがありますが、Tab Ultra Cは4つのリフレッシュモード（HDモード、バランスモード、高速モード、超高速モード）を選択できるようになっています。

筐体は基本的にTab Ultraから変更されていないようです。サイズもほぼ同寸、重量も変わっていません。また、4,096段階の筆圧に対応するペン（BOOX Pen2 Pro）が付属します。

読書やweb閲覧の際に最適な角度で表示できるマグネティック三つ折りケースが付属します。

Tab Ultraシリーズには別売りでキーボード（マグネティックキーボード付ケース）が用意されています。本体とはPOGOピンを使って物理的に接続されますので、レスポンスもよさそうです。

2.BOOX Tab Ultra C 価格など

BOOX Tab Ultra CはSKTNETSHOP、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで販売され、SKTNETSHOPでは5月12日、それ以外のショップでは5月19日以降の発売予定となっています。また、この記事執筆時点（5月9日）でSKTNETSHOPでは予約販売がスタートしていました。価格は税込み91,800円です。

購入特典として、SKTNETSHOPで購入する場合のみ、キーボードが50%OFFとなり、本体とセットで税込み99,700円で購入できます。また、これもSKTNETSHOPで購入する場合に限られますが、ペンチップ（スタイラスペンのペン先）が付属します。

Tab Ultra Cの発売に伴い、従来モデルのTab Ultraも値下げされ、税込み83,800円となりました（値下げ前は税込み99,800円でした）。

E-inkの場合、どうしても「カラーじゃない」のがネック、と感じる人も少なくないと思いますが、Tab Ultra Cはカラー化され、価格も従来モデルよりも購入しやすいものになっています。単に読書用端末というだけでなく、キーボードを接続して文書作成をしたり、ペンで絵を描いてみたりと、様々な楽しみ方ができる魅力的な製品だと思います。

3.関連リンク

BOOX Tab Ultra C：SKT公式サイト 製品紹介
BOOX Tab Ultra C：SKTNETSHOP
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