BlackviewのAndroidタブレット「Tab 16 Pro」をご紹介します。実は…、新製品紹介と言うにはちょっと遅くなってしまいました。この製品のOSはAndroid 14なので新しい製品であることは間違いないのですが、販路がちょっと変わっていて、「AliExpressでは扱いなし、Amazonでも扱いなし、(ウインタブが知る限り)日本では楽天のみで販売中」のようなんです。ウインタブではいつもAliExpressをガン見しているので、発見が遅れてしまい申し訳ありません。
ウインタブで「Tab 16」という製品はレビューしています。しかし、このTab 16 Proはそれとは筐体からして違っているので、全くの別物と考えるほうがいいですね。
1.製品概要
スペック表
Blackview Tab 16 Pro | |
OS | Android 14 |
SoC | UNISOC T616 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 11インチ(1,920 x 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/19/20、TDD:B40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 7,700 mAh |
サイズ | 256.75 × 167 × 7.45 mm |
重量 | 503 g |
コメント
OSはAndroid 14です。BlackviewのスマホやタブレットにはDoke OSという独自UIが採用されていますが、Tab 16 ProではDoke OSという言葉が全く使われておらず、またDoke OS搭載の製品は現状Android 13ベースになっていることから、(多少の独自機能はあると思いますが)Doke OSではなく、素のAndroidに近いUIなのではないか、と思われます。
SoCはUNISOC T616です。ウインタブでレビューをしたTab 16と同じ型番で、Tab 16の実機レビューではAntutu Ver.9のスコアが約27万点でした。中華タブには良く使われている型番で、重量級のゲームには向かないものの、それ以外の操作に関しては一通り快適にこなせるくらいの性能です。
RAMは8GBで拡張機能により最大24GBとして使え、ストレージは256GBです。また、microSDカードによるストレージ拡張もできます。
ディスプレイは11インチ、解像度は1,920 × 1,200とTab 16(11インチ、2,000 × 1,200)とは異なる形状です。WidevineはL1で、この画像にあるようにNetflixでのHD画質視聴にも対応します。ちなみにTab 16でも(レビュー時点では)WidevineはL1だったもののNetflixでのHD画質視聴には非対応でした。
カメラはイン8MP/アウト13MPです。タブレット製品なので画素数的にはこれでいいとは思いますが、背面のカメラがあたかも複数レンズと思わせるデザインになっていて、しかもかなり目立ちます。この手法は「中華あるある」なんですけど、個人的にはキライですね。おそらく日本のユーザーの多くが私と同じ考えなのではないか、と思います。
ウインタブがレビューしたTab 16は4スピーカーを搭載していましたが、Tab 16 Proは2スピーカーです。ただし、横持ち時の両側面にスピーカーがあり、配置としては悪くありません。
筐体の外観と同梱物です。筐体素材は不明です(おそらく金属製だと思います)。筐体色は日本向けにはグレーのみです。
うれしいのがケースとスタイラスペン付属、という点です。ケースはタブレットスタンドとしても使えますので、ぜひ欲しいアイテムですよね。一方スタイラスペンについては楽天にレビューを投稿することが条件となります。また、このペンは「タッチペン」と表記されている通り、筆圧には対応しません(正確には『速く描くと線が太くなり、ゆっくり描くと線が細くなる』仕様です)ので、イラスト制作などには向きません。
2.価格など
Blackview Tab 16 ProはBlackview楽天市場店で販売中で、3月17日までの間、製品ページに3,000円OFFクーポンがあり、こちらに1,000円OFFクーポンがありますので、両者を併用すれば23,900円で購入できます。
SoCはHelio G99じゃありませんし、OSもDoke OSじゃないっぽいですけど、最新のAndroid 14搭載ですし、Widevine L1(Netflixにも対応)でケースとペンも付属と、低価格帯のタブレットに期待する機能や装備は一通り揃っていますので、普段使い用としてはいい選択肢かな、と思います。