BlackviewがAndroidタブレット2機種を発売します。Blackviewはもともとは「タフネススマホ」の会社だと思っていましたが、少し前からタブレット製品やノートPCの取り扱いも開始しています。そう言えば、ここ最近、中国のスマホメーカーがタブレットの販売に乗り出すケースが増えていますよね。
1.Blackview Tab 11
Blackview Tab 11 | |
OS | Doke OS_P 2.0(Android 11) |
SoC | UNISOC T618 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.36インチ(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | B1/3/7/8/20 |
SIM | nano SIM ×2(うち1つはmicroSDと排他) |
ネットワーク | IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 6,580mAh |
サイズ | 247 × 156.7 × 8.1 mm |
重量 | 460 g |
まずは上位モデル、というか10インチクラスのタブレット、Tab 11です。スペック表を見ていただければ、この製品は「最近の中華タブの主流スペック」になっているのがわかると思います。すなわち、「UNISOC T618/RAM8GB/ストレージ128GB/2000 × 1200ディスプレイ」ですね。その意味ではウインタブ的には「あんまり目新しくない」わけですが、競合製品と比較して優れている点ももちろんあります。
深センメーカーの製品としては「ビッグ・サプライズ」なことに、Widevine L1です!つまり、Netflixなどの動画サブスクリプションサービスをHD画質で楽しめる、ということですね。ただし、WidevineがL1であれば自動的にすべての動画サブスクリプションサービスでHD画質にできる、というわけではありません。Widevine L1というのは一つのハードルを超えた、ということであって、動画配信側でこの製品を認証(あるいは登録、許可)しなければHD画質にはなりません。
先日ウインタブでXiaomi Pad 5の実機レビューをしていますが、Xiaomi Pad 5はWidevine L1ながらレビュー時点ではAmazonプライムビデオをHD画質で視聴できませんでした。しかし、その1カ月後くらいに再確認したら視聴可能になっていた、という話もあります。そんなわけで、「Widevine L1だから必ず動画サブスクリプションサービスがHD画質で視聴できる」とは思わないほうが安全です。
Tab 11の筐体画像はこれしか公開されていません。これでわかるのは筐体色が3色ある、ということくらいですね。なお、アウトカメラはデュアルレンズに見えますが、実際はシングルです。でも画素数は13MPと、タブレット製品としてはかなり高いほうです。
Blackview Tab 11は11月11日に発売予定です。つまり「シングルデーに合わせての投入」ということで、いきなり大きな割引が受けられる可能性が非常に高いです。
記事中で「目新しさがない」などと失礼なことを書いてしまいましたが、そのぶん価格の感覚がわかる、つまりALLDOCUBE iPlay 40シリーズやTeclast T40 Plusなどと価格比較がしやすいというのは間違いありません。それに加えてWidevine L1です!セール価格に期待しましょう!
2.Blackview Tab 6 / Tab 6 Kids
Blackview Tab 6/Tab 6 Kids | |
OS | Doke OS_P 2.0(Android 11) |
SoC | UNISOC T310 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 8インチ(1,280 × 800) |
LTEバンド | B1/3/7/8/20 |
SIM | nano SIM ×2(うち1つはmicroSDと排他) |
ネットワーク | IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 5,580mAh |
サイズ | 207.6 ×124 × 9.45 mm |
重量 | 365 g |
こちらはエントリークラスの8インチタブレットです。でもOSはAndroid 11をベースにした独自UI「Doke OS」ですし、CPUのUNISOC T310はAntutuスコアが15万点程度は出るようなので、ゲームプレイを別にすればそこそこ快適な操作性になっていると思います。最近の中華タブは8インチの新製品が少ないので、OSが新しく、CPU性能もまずまず、というエントリー8インチタブの存在は魅力的かと思います。
トップ画像を再掲します。これがTab6の画像なんです。筐体色が「Truffle Gray」「Macaron Blue」「Peach Gold」と可愛らしい名称になっています。
こちらがTab 6 Kids。ハードウェアはTab 6と同じですが、ご覧のようにお子さん向けのカバーがセットされ、「iKids」というアプリや独自のテーマ(スキン)が使えます。カバーの色は「Donut Blue」と「Pudding Pink」を選べ、本体の色はTruffle Grayのみとなります。
Tab 6とTab 6 Kidsはお子さんの利用を想定した製品ですが、8インチとコンパクトなこともあり、手軽な情報端末としても便利に使えそうですね。
Blackview Tab 11は11月15日に発売予定です。価格はまだ判明していません(一応聞いたけど教えてもらえなかった)が、「期待してもいい」ようです。
3.関連リンク
Blackview公式サイト
BLACKVIEW Official Store:Aliexpress
※11月4日現在、まだTab 11とTab 6の製品情報はありません