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Android入門 - root化ってなに?安易にやらないほうがいいと思うよ(かのあゆ)

Androidのroot化

画像出所:mobipicker

Android端末では基本的にはプリインストールアプリやシステムがインストールされている領域はユーザー側が改変できない仕様になっています。例えば不要なプリインストールアプリはAndroid 4.0以降であれば「無効化」はできますが、これはあくまでアプリを非表示にするだけでシステムから完全に削除することはできません。

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この作業を実現するにはAndroid端末を「root」化してシステム領域を自由に読み書きできる権限を取得する必要があります。AndroidはOSの基礎部分としてLinuxが採用されているため、root化することによりシステムの改変が可能になります。前述した削除できない不要なプリインストールアプリケーションの完全削除のほか、通常では行えないシステム部分のカスタマイズや「Titanium Backup」を利用したシステムの完全バックアップなどが行えるようになります。

1.root化するには

Kingoroot
root化するには一般的にAndroidのシステムに存在する脆弱性を利用するものが多く、機種ごとにツールが異なったりするのですが、最近では汎用的なツールとして中国製の「Kingoroot」というツールがリリースされています。中華Androidタブレットのほとんどもこのツールでrootをとれるはずですが、root化の際に必須となるツール「SU」(UNIX系OSでユーザーを切り替えるためのコマンド)が独自の「Kingo SuperUser」となっていることから導入には注意が必要かもしれません。ちなみにこのツールではrootk化を解除(unroot化)することも可能となっています。

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2.端末保証が切れるだけでなく、マルウェア感染の危険性も。現在のAndroidでは無理にrootをとらなくても快適に利用可能

Root化には危険が
ただし、root化するとAndroidシステムの完全な改変が可能になることからセキュリティ的には大幅に危険な状態になります。現に悪意のあるAndroidアプリの中には勝手にroot取得して端末の情報を抜き取るマルウェアも存在します。

またシステム改変が可能になる関係上チート対策として「パズル&ドラゴンズ」などのゲームや一部のアプリの中にはrootを取得していると起動しないアプリも存在します。また当然端末改造に相当する行為となるため、メーカーからの保証は一切受けられなくなります。

Androidはバージョンアップしていくにつれ、rootをとらなくても快適に利用できるようになっています。リスクを理解してrootをとるのであれば標準状態では行えないようなカスタマイズやシステムの完全バックアップといったメリットを受けることができますが、デメリットも多すぎるため、安易にrootをとることはお勧めできません。

3.関連リンク

かのあゆブログ
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