こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。AmazonはKindleに代表される小型タブレットも自社ブランドで手がけているのは有名な話ですが、その中で8インチタブレット「Fire HD 8」をリニューアルしました。価格が非常に割安で、特にプライム会員に提示している価格8,980円から(一般向け価格は12,800円から)、というのは破格値のようにも思われます。
1.スペック
このスペック表をいつものように簡単に表記すると
OS: Fire OS(Androidベース)
CPU: クアッドコア最大1.3GHz
RAM: 1.5GB
ストレージ: 16GB / 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS(1,280 × 800)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth
カメラ: イン0.3MP/アウト2MP
入出力: microUSB、microSDスロット、オーディオジャック
バッテリー: 最大12時間
サイズ: 214 x 128 x 9.2 mm / 341 g
Fire HDというよりAmazonのタブレットについては技術仕様が今ひとつわからないところがあります。CPUは型番名が開示されていませんし、OSもAndroidベースということはわかるのですが実際に使ったことのある人でないと、その何たるかというのはわかりません。
RAMが「1.5GB」というのは新鮮ですねw しかし、この「1.5GB」というのが他のスペックに対する説明にもなっているというか、全体的に「そこそこ」の性能になりそうな印象があります。最近はデュアルブートの中国タブレットに慣れてしまったので、このスペックだと少し物足りない気もしますが、例えばバッテリー稼働時間が非常に長いなど、Amazonらしいこだわりも感じられます。
製品ページ全体を見渡してみればわかるのですが、Amazonではハードウェア性能を誇示するような表現は少なく、「いかにAmazonのコンテンツが素晴らしいか」そして「このタブレットがいかにAmazonのコンテンツを利用するのに適しているか」という説明に終始しているように思われます。このあたりがハードとソフト(コンテンツ)を両方持っている会社の強みですね。
2.筐体
筐体はシンプルかつクリーンな印象で、四隅が少し角ばっているように見えます。Kindle的な流れでしょうか。私はわりと好きです。
ただし、背面にあってやたらと目立つAmazonのロゴは個人的には非常に嫌です。世の中何でもかんでもAmazonになってきているような気がして…。
各部名称です。この製品は側面ではなく上面(縦持ちの際)にボタン類が配置され、ポート類も上面に集中しているのが面白いところです。
筐体の話から脱線してしまいますが、Amazonというのは巨大なコンテンツプロバイダーでもあり、Fire HD 8はこのコンテンツを快適に楽しむための機能がたくさんあります。
ASAP機能:過去に観た映画やドラマの傾向に基づいて、事前に再生を準備。学習機能あり。
On Deck機能:、おすすめのプライム・ビデオ(プライム会員のみ)や、Amazonオリジナルドラマの第1話を自動でダウンロード。インターネット接続なしで観ることができる。
なんか、On Deck機能なんかはマイルドにAmazonに狩られているような気もしないではないですが、便利であることは間違いないですねw
Fire OSは当然読書のことも考慮していて、バックライトを自動調整して夜の読書を快適にしてくれるほかブルーライトカット機能もついています。
カラフルな専用カバー(3,680円)も魅力ですよね。
3.価格など
Amazon Fire HD 8は9月21日発売予定で、現在Amazonでは予約注文を受け付けています。価格はストレージ16GBのものが税込み12,980円、32GBのものが15,980円となっていますが、プライム会員の場合は「7インチと8インチHDのFireタブレットがクーポンで4,000円OFF」というのがありまして、16GBを8,980円で、32GBを11,980円で購入することができます。
プライム会員価格なら文句なしに安いと思いますが、あとはAmazonのコンテンツサービスをどのくらい使っているか、ということが判断基準かな、と思います。私はAmazonでよく買い物はしますが、コンテンツはほとんど利用していないので、それならカスタマイズされたFire OSよりも普通のWindowsやAndroidを使いたいと思いますね。
4.関連リンク
Fire HD 8 タブレット:Amazon
コメント
自分の場合ファーストタブレットがamazonのFire HD7の2014モデルだったので、実は今でも一番持ち歩いて出先で暇つぶしに使うのはそれなんですが、Fireタブレットシリーズに関しては、記事でおっしゃってる通り、どれだけアマゾンのコンテンツをがっつり使うか、次第でユーザー満足度が全然違う気がしますね。
電子書籍リーダーとして、あるいはPrime会員になって、昨年からスタートしたプライムビデオやプライムミュージックを出先などで利用する上では、本当にOSとか使い方を難しく考える事無く、かなり簡単に使えるので、非常に重宝してます。
ベースになるホーム画面のほかにそれぞれのコンテンツごとのホームが用意されてるので、アマゾンコンテンツの利用に特化して使うのであれば全くPCやタブレットを使った事の無い人でも回転寿司店の注文端末ぐらいの簡単さで使えると思います。
一方で、タブレットとしてiPadやAndroid、Winタブの様に自分の使用目的ありきで購入するには、Playストアも無くアプリもアマゾンからしか基本的には買えないですし、対応アプリの総数自体も非常に少ないので、不満を感じる人も多いんじゃないでしょうか。
今回発表されたHD8の2016モデルは、前モデルの16GB版の19800円からも大きく値下げしてるワリに性能的にダウンしてるのはカメラ性能ぐらいですし、Prime会員であれば、十分に値段分以上の価値があると思いますね。
自分も、今良く持ち歩いてるHD7の代替機として考えても良いかな、とは思ってます。
現状不具合も無いので、買うのであればサイバーマンデーでさらに下がるのを狙って、になりますがw
ailaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。しっかりしたPC知識をお持ちの方でもそうなんですね。というか、小難しいことを考えながら使うんじゃタブレットの意味も半減しますもんね。私はAmazonではよく買い物をするんですが、コンテンツはほとんど利用しないんですよね。というか、いっぺん使ってしまったら絶対ハマりそうだから。かといってAmazonに依存するのも癪なんだよなあ…。一応娘がステューデント会員なんで、安く買えないこともないんですけど、私が買うとしたらAmazonのコンテンツ用になるし、そうしたらAmazonの思う壺だし…
私はFireよりPaperwhiteの8インチ版のほうが欲しかったですね。
私もPaperWhiteで8inchとかあったらすごい欲しいです。
SDカードにコンテンツを置けて、KOBOの新しいのみたいに防水だったら尚嬉しい。
7~12inchまでのタブレット何台かで読書して思ったのは、日中外だと全然読めないし、やっぱりバックライト式の通常のタブレットは読書に向いてないっていうのと、低電力っていうのは必須な機能かなと。。。
普通のタブレットはアスペクト比も読書にはあってないし、バッテリーもすぐ切れちゃうし、読書だけは他のタブレットと切り離して専用端末が一番いいかなと思ってる今日このごろです。
タケルさん、こんにちは、コメントありがとうございます。いつも思うんですけど、タケルさんのコメントって実務的というか具体的ですよね。これってすごいと思います。ライター頼みたいくらいです。
こんにちは、コメントありがとうございます。Paperwhiteは使っている人の満足度がすごく高いみたいですね。悪い話聞かないし。あと、電車で使ってる人を見ると頭良さそうに見えます。あれ、なぜなんだろう?不思議ですわ。
アマゾンのコンテンツ使うだけなら4980円のFireタブレットで十分だと思う。
(Fire所有者の意見)
こんにちは、コメントありがとうございます。Amazonのコンテンツに手を出してしまうと絶対に逃げられなくなりそうで…