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Lenovo Yoga S740 (14) - Yogaですがクラムシェルノートです。CPUにIce Lakeを搭載する高性能にしてスリムなモバイルノート!

Lenovo Yoga S740 (14)
Lenovoが14インチのクラムシェルノート「Yoga S740」を発売しました。「LenovoのYoga」というのはコンバーチブル2 in 1筐体の製品を指すのですが、昨年くらいからその法則が崩れ、この製品も普通のノートPC(クラムシェル)で、ディスプレイもタッチ対応ではありません。しかし、ノートPCとしてはコンパクトに仕上がっていて、CPUも第10世代のCore iプロセッサーが採用されています。

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1.スペック

Lenovo Yoga S740 (14)
スペック表で目を引くのはやはりCPUです。この製品に搭載されているのは第10世代のCore i5/Core i7で、ここのところ搭載が始まった最新のものです。しかもComet LakeではなくIce Lakeです(いずれも開発コードネーム)。Comet Lakeがリソグラフィー14 nmと、第8世代までのCore iプロセッサーから変化がない「正統進化版」であるのに対し、Ice Lakeのほうはリソグラフィーが10 nmの「第10世代らしい第10世代」です。また、内蔵GPUも「Iris Plus」が使われており、従来モデルよりもグラフィック性能が向上しています。国内向けPCではDELL XPS 13 2-in-1Microsoft Surface Pro 7などにIce Lakeが搭載されていますが、Comet Lakeのほうが搭載例が多く、まだまだ少数派です。

RAMとストレージはCPUの型番によって決まります(注文時に構成のカスタマイズはできません)

Core i5/RAM8GB/256GB SSD
Core i7/RAM16GB/512GB SSD

この2パターンですね。またディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度で、グレア(光沢)タイプとなります。タッチ対応はしません。通信に関してもCore i5モデルとCore i7モデルでは仕様が異なり、Core i7モデルのみWi-Fi 6(ax規格)に対応します。私はまだax規格の「速さ」を体感したことはありませんが、実際のところPCだけWi-Fi 6に対応していても意味はなく、対応ルーター、ひいては高速な回線がないと意味がないので、「いつになったら恩恵を受けられるかなあ」なんて考えています。

入出力ポートは少々貧弱に思われます。この製品はかなりの薄型になっていて、そのせいかUSBポートは3つ確保(うち1つはThunderbolt 3)されているものの、HDMIなど映像出力専用端子はなく(Thunderbolt 3を使え、ということでしょう)、SDカードリーダーもありません。

そのサイズですが、タテ・ヨコは14インチとしてコンパクトな部類に入り、厚さ14.9 mmというのも結構薄いほうです。重量も1.4 kgなので、ちょっと重いですがモバイル利用は十分可能だと思います。

2.筐体

Lenovo Yoga S740 (14)
いまどきの、というか2019年に発売されたモバイルノートのほとんどがそうであるように、この製品もベゼルが非常に細くなっています。ただし、Webカメラの位置はオーソドックスに上部ベゼルとなります。

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Lenovo Yoga S740 (14)
天板です。筐体素材はアルミで、「サンドブラストフィニッシュ」になっています。これ、他社(HPなど)では「梨地加工」と呼ばれているものと同じだと思いますが、意図的に表面をわずかにざらついたものにして、手によく馴染むようなものに仕上げた、というものです。

また、筐体色は「アイアングレー」で、IdeaPadシリーズやThinkBookシリーズで使われる「ミネラルグレー」よりも濃い(黒っぽい)グレーです。細かい話ですが、このあたり、他の製品ブランドとは異なる味付けになっていると感じます。

Lenovo Yoga S740 (14)
キーボードです。画像は英語配列ですが、日本使用は84キーJIS配列となり、バックライトも装備されます。また、この画像を見ると指紋センサーが見当たりませんが、どうやらこの製品の生体認証は、IRカメラ(Webカメラ)による顔認証のみのようです。

それと、スピーカーがキーボード面の両サイドに配置されています。この配置は「かなりいい」んじゃないでしょうか?Lenovo製品の多くに使われているドルビーアトモスも搭載されていますので、音質には期待できそうです。

Lenovo Yoga S740 (14)

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側面と入出力ポートの配置です。Type-CポートがThunderboltなので、映像出力に支障はないんでしょうけど、ちょっとあっさりしすぎかなあ、と思います。「右側面にもうちょっと穴が空いてても(ポートがあっても)いいじゃん!」とは思いますねw

3.価格など

Lenovo Yoga S740はLenovo直販サイトで販売中で、10月10日現在の価格は税込み82,940円から、となっています。Lenovoは税込み表示なのですが、税抜きだと75,400円から、ということになります。この価格はIce LakeのCore i5を搭載するモバイルノートとしては安い、と感じます。

ウインタブでは毎週Lenovoのセール情報を記事にしていて、そのために頻繁にLenovoのサイトをチェックしています。その作業を通じ、ThinkPadシリーズは当然として、Lenovoが注力しているのはLegion(ゲーミングPC)やIdeaPadかなあ、と感じていました。なので「Yogaってもうニューモデルは出ないんだろうな」なんて思っていたのですが、意外なことに、これだけ良スペックのクラムシェルノートが登場してしまいました。

Ice Lake搭載機ということだと現状まだまだ選択肢は少ないですし、Ice Lake搭載機の中でもS740はごく低価格に設定されていると思います。筐体品質も高そうなので、これから年末にかけて有力な購入候補になりそうです。

4.関連リンク(Lenovo)

Yoga S740 (14)

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