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Lenovo IdeaPad S540 Gaming Editon レビュー - ビジネスでも趣味でも違和感なく使える「スタンダードノート兼ゲーミングノート」(実機レビュー)

IdeaPad S540 Gaming Edition
こんにちは、かのあゆです。2019年5月に発表されたLenovo IdeaPad S540は安価ながらスタイリッシュな筐体を採用したスタンダードノートですが、そのS540に外部GPUとしてNVIDIA GeForce GTX1650を搭載したモデルが「IdeaPad S540 Gaming Edition」となります。ゲーミングノートとしては安価に購入できるエントリーモデルに相当し、筐体デザインは通常モデルのS540と共通となるためほかのゲーミングノートと比較すると見た目はおとなしめですが、その分ビジネスでもパーソナルユースでも違和感なく使える一台に仕上がっています。なお、Gaming EditionではないS540(15)についてもウインタブで実機レビューをしていますので、こちらも合わせてご覧ください。
Lenovo IdeaPad S540(15) レビュー - ビジネスにもエンターテインメントにも使える、高バランスな15.6インチ(実機レビュー:ひつじ)

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1.スペック

IdeaPad S540 Gaming Edition スペック
搭載されているOSはWindows 10 Homeです。一般利用においては特に困ることはありませんが、ビジネスシーンでWindows 10 Proが必須となるドメイン参加機能や仮想化環境のHyper-Vを使いたい場合は別途ライセンスを購入して手動でアップグレードする必要があります。

搭載CPUは第8世代Intel Core i5-88265UとCore i7-8565Uで、ゲーミングノートなどで使われる通常電圧版のコードネーム“Coffee Lake”ではなくビジネスノートやモバイルノート向けの”Whiskey Lake“が採用されています。ストレージ容量はCore i5モデルが512GB、Core i7モデルが1TBでどちらも高速なPCIe-NVMe SSDを搭載しています。RAM容量はCore i5モデルが8GB、Core i7モデルが12GBです。

ディスプレイはベースモデルのS540と同じく15.6インチFHD+(1,920 x 1,080)で、ノングレアタイプのIPS液晶が標準搭載されています。

Gaming Editionということで外部GPUが追加されており、NVIDIA GeForce GTX 1650を搭載しています。ゲーム用としてはエントリー向けのGPUで、高価格帯のゲーミングノートに採用されているGeForce RTXシリーズなどと比較すると少々控えめであるものの、前世代のGeForce GTX1050から大きく程パフォーマンスが向上しています。ゲームタイトルによっては最高画質で動作させるには厳しいものもあるものの、標準設定であれば最新タイトルも十分楽しむことができます。普段はビジネスシーンで使用して、休みの日に「フォートナイト」や「APEX Legends」などのオンラインゲームをプレイするといった使い方であれば十分なスペックだと思います。

IdeaPadは同社のビジネスノート、ThinkPadと比較するとBTOによる仕様変更には対応しておらず、Core i5モデルとCore i7モデルのいずれかにMicrosoft Officeの有無を選択できる程度ですが、その分用途によって選択するモデルを選びやすいのではないでしょうか。

システム情報
ストレージ
今回のレビュー機は下位構成となるCore i5-8265U搭載モデルとなります。前述のとおり構成の変更には対応していないため、このモデルでもRAMが8GB、内蔵ストレージが512GB搭載されています。ゲーミングノートとしてはRAM 8GBという構成は少し不安が残りそうですが、Whiskey Lake世代のCore i5とGeForce GTX 1650の組み合わせでも文章作成やWEBブラウジングといった通常作業はもちろんのこと、ゲームに関しても快適にプレイすることができました。実際のゲームプレイの様子に関しては後述いたします。

また下位構成でもストレージは512GB搭載しているため、ドキュメントなどのデータをOneDriveなどのクラウドに保存できるようになっている現在、十分な容量と感じますが、ゲーミングPCとしてみた場合はPCゲームの容量自体が数十GBと大きいため、使い方によって(インストールするゲームの数によって)は少し不安になるかもしれません。

2.筐体

付属品
レビュー機は貸与品で新品状態ではないので、実際の製品とは一部異なる可能性もありますが、同梱物としてACアダプター、ペーパー類が付属していました。ACアダプターは現行ThinkPadで採用されているUSB-Cタイプのものではなく、少し前まで使われていた独自コネクタータイプのものが使われています。

天板
天板です。基本的に通常モデルのS540とデザインが共通となっているため、ゲーミングノートとしては同じLenovoのLEGIONシリーズなどと比較してもおとなしめのデザインで、右下部に「Lenovo」ロゴが配置されているのみですが、その分ビジネスシーンでも違和感なく使うことができるのではないでしょうか。

底面
底面上部には排気口が、下部にはステレオスピーカーが配置されています。メモリーなどにアクセスできるスロット類は用意されておらず、固定用のネジも特殊なものを採用しているため、基本的にはユーザーがメモリーやストレージの増設・換装を行うことはできないものと考えた方が良いでしょう。

右側面
右側面には電源ランプとリカバリー時に利用する「Novoボタン」、MicroSDカードリーダー、USB 3.0ポート x 2が配置されています。

前面
前面です。こちらにはボタンやポート類はありません。

左側面
左側面です。電源コネクター、MiniHDMIポート、USB-Cポート、3.5 mmオーディオジャックが配置されています。USB-Cポートは電源入力やThunderbolt 3規格には対応していません。

後面
背面です。こちらにもボタンやポート類は搭載されていません。

キーボード
キーボードです。英語キーボードを選択できるThinkPadとは異なり、日本仕様のIdeaPad S540 Gaming Editionでは英語キーボードへの変更は行えず、日本語キーボード固定となります。またバックライトが標準で搭載されています。

正面
正面から見てみます。IdeaPad S540はもともと比較的安価に購入できるスタンダートノートですが、左右ベゼルはかなり狭くなっており、非常にスタイリッシュなデザインです。

ディスプレイ開口
ディスプレイを開口させてみました。ThinkPadシリーズ同様180度まで開口させることが可能です。ゲーミングノートとしてはこの状態での活用方法がうまく思い浮かびませんが、S540の場合ビジネスシーンでも活用できるデザインとなっているため、テーブルでプレゼンテーションするなどの用途では大いに活躍してくれると思います。

3.使用感

ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチサイズで解像度はFHD(1,920 x 1,080)です。ThinkPadシリーズでは廉価モデルとしてHD(1,366 x 768)、TN液晶という構成も選択可能ですが、IdeaPad S540ではベースモデル、Gaming Edition共にFHD IPSパネルが標準搭載されています。IPSパネル搭載ということで視野角も広く、表示品質も非常に高いものになっていました。

スピーカー

ドルビー設定
S540とS540 Gaming Editionでは本体底面にステレオスピーカーが配置されています。パームレスト左側に「Dolby Audio Speaker System」のロゴが配置されている通り、標準でDolbyによるサラウンド効果に対応しています。設定ユーティリティは「Dolby Audio Speaker System」という名称ですが、最近のThinkPadにプリインストールされているDolby設定と機能的な差はなく、名称が異なっているだけでアプリとしては同じものかもしれません。

基本的に、用途に応じて最適な設定に自動で切り替えてくれるようになっているため、ゲームプレイ中や動画の鑑賞時に迫力のあるサウンドを楽しむことが可能です。音質もゲームプレイや動画コンテンツの再生を十分楽しめるものになっており、ボリュームを最大に上げても音が割れるということもありませんでした。

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キーボード

キーボード
キーボードは他のLenovo製品と同じようにアイソレーションタイプのものが搭載されています。キーピッチは(ノギスで計測したところ)約19.5 mmと十分に余裕があり、配列も日本語キーボードとしては標準的なものになっているため、普段ThinkPadを使っているかのあゆでも違和感なく文章作成を行うことができましたが、キーストロークに関してはS540のほうが浅めに感じられて少し違和感はありました。とはいえこの辺に関しては好みの問題でしょうし、全体的には打ちやすいキーボードだと思います。

ゲーミングノートといえば派手に光るキーボードライトを搭載している機種が増えてきましたが、S540 Gaming Editionに関してはスタンダードノートの派生モデルのためそのようなギミックは搭載されていません。ただ個人的にはこちらのほうがビジネスシーンでも特に目立つことなく使えていいのではないかと思います。

バッテリー

公式サイトなどで公表されているスペックとしては最大16.5時間稼働するとされていますが、あくまでメーカー公表値ということで、フリーウェアとして公開されているバッテリー稼働時間のベンチマークテストアプリ「BBench」を利用して電源設定を工場出荷時の「バランス」設定、ディスプレイの明るさ設定を半分程度に落とした状態にして「10秒おきにキーボード入力を行い、60秒ごとにWEBブラウザでサイトアクセスを行う」設定で放置したところ、バッテリー100%の状態から5%で自動的にシャットダウンされるまでにかかった時間は5時間3分でした。BBenchでのベンチマークテストの内容はあくまで一例で、バッテリー稼働でゲームをプレイするなど負荷のかかる作業を行えばこれよりも短くなるとは思いますが、文章作成やWEBブラウジング程度の用途であれば一日の作業はバッテリー稼働で完結できそうです。

Lenovo Vantage

Lenovo Vantage
IdeaPad S540 Gaming Editionでは設定アプリ「Lenovo Vantage」がプリインストールされており、保証期間の確認や各種BIOS、ドライバのアップデート、電源の管理などを一括で行うことが可能です。特にバッテリーが脱着できなくなったノートがほとんどになってきた今となっては非常にありがたいといえるのが「バッテリーの充電を75%で止めて消耗を抑えてくれる」という機能がついていることです。

満充電の状態でACアダプターを接続したままの状態で運用するとバッテリーを劣化させてしまうため、より長く使いたいという方には非常にありがたい機能なのではないでしょうか。Lenovo以外ではこの機能を搭載しているノートが非常に少なく、個人的にはすべてのノートに標準搭載してほしいくらいだと思っています。

ゲームプレイ

テスト期間中、EAのアプリ「Origin」をインストールし、「APEX Legends」、および「Need For Speed Payback」をインストールして実際にプレイしてみました。どちらもPlayStation 4やXbox One向けにもリリースされている人気タイトルです。


APEX Legendsは初回起動時の設定が「解像度FHD、テクスチャーストリーミング割り当て“中(VRAM 2GB)”」に設定されており、この設定でチュートリアルをプレイしてみましたが、フレームレートが落ち込むこともなく快適にプレイすることができました。


11月には最新作が発売する予定の「Need For Speed」はグラフィック設定を最高設定の「Ultra」でも非常に快適にプレイ可能です。今回レビューした構成は一番安価に購入できるCore i5モデルですが、グラフィック設定を調整すれば最新タイトルも十分快適にプレイすることができそうです。

4.性能テスト

ドラクエベンチ

参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 21,271
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 20,217
Lenovo Legion Y3000(Core i7-9750H、GTX1650): 19,882
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 19,838
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 19,178
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(Core i7-8750H、GTX1070): 19,008
MSI GS65 Stealth Thin(Core i7-8750H、GTX1070): 18,571
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,222
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,045
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 17,833
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 17,549
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 17,330
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 17,153
マウス NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,951
ドスパラ GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,865
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 16,820
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,441
ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,156
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 15,923
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 15,598
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 14,964
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 13,727
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 12,830
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 12,791
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 12,285
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 12,172
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(Core i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q): 11,889
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 10,615

ドラゴンクエストX オンライン ベンチマーク(ドラクエベンチ)のテスト結果です。さすがにモバイルノート用の低電圧版CPU搭載機ということもあり、10,000点台には届かなかったものの、評価自体は「とても快適」となっています。ゲーム自体が現在のスタンダードノートに搭載されている内蔵GPUでも十分快適にプレイできるようになっているタイトルということもあり、最高画質設定でも問題なくプレイすることができるでしょう。

3D Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 7,219、16,668、35,109
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 6,703、17,345、37,589
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 6,508、14,067、36,491
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 6,283、15,476、30,804
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 6,205、14,838、33,985
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,850、13,667、28,140
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,453、13,800、33,609
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,257、13,233、29,845
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(Core i7-8750H、GTX1060): 3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,808、9,888、26,344
Lenovo Legion Y3000(Core i7-9750H、GTX1650): 3,722、8,164、26,019
GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,717、9,989、24,824
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 3,703、9,743、26,843
GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,518、9,207、23,689
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 2,988、6,789、20,260
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,449、6,852、20,453
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(Core i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q): 2,393、6,490、19,506
GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): –、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

申し訳ございません。3D Mark Sky Diverのみ諸事情で計測できなかったため、Time SpyとFire Strikeの計測結果のみ掲載しています。

こちらもGeforce RTX搭載機と比較してしまうとスコアは控えめですが、それでもGeForce GTX1050搭載機と比べると最新タイトルの動作を前提にしたDirect X 12でのベンチマーク「Time Spy」、Direct X 11を使用したベンチマーク「Fire Strike」のスコアは大幅に向上しています。実際のゲームプレイの様子は使用感の項目でレビューしているとおりですが、Core i5モデルでもグラフィック設定を調整すれば最新ゲームを楽しむことも可能で、エントリーモデルとはいえゲーミング性能は非常に優れていると感じました。

PC Mark
参考:
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
Lenovo Legion Y3000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

ビデオチャットやオフィスソフト、グラフィックソフトなど、GPUよりもむしろCPUの性能が重要となる「PC Mark 10」での計測値は上位CPUであるCore i7-8565Uを搭載したノートに迫るものになっていますが、この辺に関しては搭載されているハードウェアの仕様が異なるため、誤差の範囲と取ってしまってもよいのかもしれません。どちらにせよビジネスノートとしてもパフォーマンスは高く、オフィスや画像編集ソフトの利用なども快適にこなせる性能です。

SSD
標準搭載されているSSDのベンチマーク結果です。IdeaPad S540 Gaming Editionではすべての構成にPCI-NVMe接続のSSDが標準搭載されており、従来のSATA接続のSSDと比較しても読み書き速度は圧倒的に高速です。OSやアプリの起動のみならず、ゲームプレイ時のロード時間の短縮にも影響してくるため標準で高速ストレージを搭載しているのは非常に魅力的です。

5.まとめ

Lenovo IdeaPad S540 Gaming EditionはLenovo直販サイトで販売中で、価格は104,280円(税込)からとなっています(今回レビューを行ったCore i5搭載モデルの価格です)。

スタンダードモデルをベースに外部GPUを搭載したモデルであるため、他のゲーミングノートと比較すると外見はおとなしめであるものの、一番安価に購入できるCore i5搭載モデルでも十分ゲームを楽しめるスペックとなっており、「最高画質でゲームをプレイしたい」という方には物足りないスペックかもしれませんが、「普段は仕事で使って、休みの日に3Dゲームをプレイしたい」という方には最適な一台に仕上がっているのではないでしょうか。

ゲーミングノートとしてはエントリーモデルに位置づけされていることもあり、価格も10万円程度からと安価なのも非常に魅力的で、ゲーミングノート入門機としてもお勧めできると感じました。Lenovo製ノートならではの使いやすいユーティリティも健在で、個人的にもレビューしていてほしくなってしまうほど魅力的な一台でした。

6.関連リンク(Lenovo)

IdeaPad S540 (15)

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