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ALLDOCUBE iPlay 70S - Android 15搭載タブレット。中華低価格帯AIタブレットの標準機能が見えてきた

Android

ALLDOCUBE iPlay 70S
ALLDOCUBEがAndroidタブレット「iPlay 70s」を発売しました。1万円台半ばで購入できる、比較的安価な10.5インチサイズのタブレットです。しかし、OSにAndroid 15を、SoCにはAllwinner A733を搭載する「AIタブレット」です。ウインタブでは中国メーカーのAIタブレット「Teclast T60AI」「Teclast P50AI」と2機種をレビュー済みで、AI機能について「完成度は高くないけれど、頑張ったよね」と評価していましたが、このiPlay 70sの製品概要を確認して、「ああ、そういうことか…」と思いました…。

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Teclast P50AIとT60AIのレビューはこちらです。あわせてご覧ください。

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Teclast T60AI レビュー - Teclastの「赤い」AIタブレット。ディスプレイ解像度が上がり「外部モニター出力でPCモード」が快適に!
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1.スペック表

  ALLDOCUBE iPlay 70s
OS Android 15
SoC Allwinner A733MX-N3X
RAM 4GB(拡張機能により最大12GB)
ストレージ 128GB
ディスプレイ 10.5型 (1,920 × 1,280) 60Hz
LTEバンド
SIM
ネットワーク 802.11b/g/n/ac/ax、 Bluetooth 5.2
入出力 USB Type-C、microSDカードリーダー
オーディオジャック
カメラ イン2MP/アウト5MP
バッテリー 3.8V/6000mAh
サイズ 246.15 × 172.08 × 8.7 mm
重量 不明

コメント

OSはAndroid 15でSoCはAllwinner A733MX-N3X(枝番がついていますが、おそらくTeclastの2機種に搭載されているAllwinner A733と同じか、若干の違いしかないと思います)です。A733はAI処理チップNPUを内蔵し、Antutuスコアも約32万点をマークする、エントリーSoCとしては高性能なものです。RAMは4GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは128GBです。

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ALLDOCUBE iPlay 70S
ディスプレイは10.5インチで解像度は1,920 × 1,280です。この画像では「WUXGA」と書かれていますが、一般にWUXGAというのは1,920 × 1,200解像度を指しますので、それよりは若干縦方向に長い形状です(アスペクト比は3:2)。

で、AI機能ですが…。

ALLDOCUBE iPlay 70S
AIビデオアップスケーリングはTeclastの2機種のレビューで高く評価しました。

ALLDOCUBE iPlay 70S
ALLDOCUBE iPlay 70S
この2つはTeclastの2機種のレビューでは「全然ダメ」と評価しました。

…要するに、これらの機能はTeclastとかALLDOCUBEといったメーカー独自の機能ではない、ということです。また、私が調べた限りAndroid OSの標準機能でもないですね。このへんはかつての中国製品「WindowsとAndroidのデュアルブートのタブレット」とか「Android OS搭載のスマートウォッチ」などで見受けられた「一社が動く(OSをバージョンアップする、機能を追加するなど)と他社が一斉に同じことをする」現象と同じです。中国メーカーにはこれらの技術の「共通の出どころ」があるんでしょうね。

それが悪いとまでは思いませんけど(違法なわけではないですよね)、この先「Android 15+Allwinner A733+横並びのAI機能」のタブレットが続々と登場するんだろうなあ、と思います。

ALLDOCUBE iPlay 70S
あとこれ、「USB Type-Cポートが2つ」というのもTeclastの2機種と同じ特徴です。ただし、iPlay 70sは映像出力には対応していないようです。

3.価格など

ALLDOCUBE iPlay 70sはAmazonで販売中で、2月2日現在の価格は16,999円です(製品ページにある割引クーポンを使用した価格です)。個人的には「ちょっとシラけちゃった」ところはありますが、Teclast製品も含め、このような低価格でAI機能を実装したタブレットが買える、というのはやはり魅力的ですね。

4.関連リンク

ALLDOCUBE iPlay70S Android15 タブレット

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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