ALLDOCUBEが中国語版の公式サイトに「iPlay 50 Pro」の製品情報を掲載しました。1月3日現在まだグローバル版の公式サイトに製品情報がありませんが、遠くないうちにグローバル版が発表されるものと思います。ALLDOCUBEの人気モデル「iPlay 40シリーズ」の後継機種(だと思います)「iPlay 50」についてはウインタブで紹介記事を掲載した際に「あまりにもスペックが変わっていない。むしろスペックダウンしている」と、少し辛辣なことを書いてしまったのですが、今回ご紹介するiPlay 50 ProはCPU性能が大幅に上がっており、個人的には「これならiPlay 40シリーズの後継にふさわしい」と感じました。
iPlay 50についてはこちらの記事をご覧ください。
ALLDOCUBE iPlay 50 - 人気の「iPlayシリーズ」の新作タブレット。しかしこれ、変わってなさすぎでは?
1.iPlay 50 Pro 概要
スペック表
ALLDOCUBE iPlay 50 Pro | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.4インチIPS(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD:B38/39/40/41 中国版の対応バンドです |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 b/g/n/ac、 Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 3.8V/6000mAh |
サイズ | 248 × 157.8 × 8.4 mm |
重量 | 466 g |
コメント
iPlay 50との最大の相違点はCPUです。iPlay 50がUNISOC T618(iPlay 40シリーズと同じ型番です)を搭載しているのに対し、iPlay 50 ProはHelio G99を搭載します。Helio G99はPOCO M5にも搭載されており、POCOの発表ではAntutuスコアが378,436点となっていましたが、ALLDOCUBEの製品ページでも「350,000+」と記載されていました。UNISOC T618のAntutuスコアは25万点弱くらいなので、大きな性能アップ、ということになります。
RAMは8GB、ストレージは128GBで、これもiPlay 50のRAM4GB/6GB、ストレージ64GB/128GBから容量アップを果たしています。というかこれでようやくiPlay 40シリーズ並みとなりました。
ディスプレイは10.4インチで解像度2,000 × 1,200と、iPlay 40シリーズ、iPlay 50と同じです。また、カメラ性能とバッテリー容量についてはiPlay 50から変わっていません。
各部名称です。中国語ですが、特に難しくはないですね。エッジ部分が角張った筐体はほぼiPlay 50と同じです。しかし、サイズが若干異なります。
iPlay 50 Pro:248 × 157.8 × 8.4 mm / 466 g
iPlay 50:246.7 × 156.5 × 8.2 mm / 475 g
この差異はごくわずかと言えます。見た感じはほとんど変わらないように思われるのですが…。
2.iPlay 50 Pro 価格など
ALLDOCUBE iPlay 50 ProはJD.comで中国版が販売中で、価格は899元(約17,000円)です。また、「標準版」「教育版」「高齢者版」があり、システムUIやプリインストールアプリが異なるようです。蛇足ですが、中国版のAndroidタブレットにはGoogle関連サービスが入っていないため、購入はおすすめしません。
グローバル版の価格次第、というのと、Widevineのレベル次第、というのがあります(ALLDOCUBEのタブレットはまだWidevine L1に対応するモデルがありません)が、低価格帯の中華Androidタブレットとしては最高性能と思われますので、期待しつつグローバル版が発売されるのを待ちましょう。
3.関連リンク
iPlay 50 Pro:ALLDOCUBE公式サイト(中国語)
酷比魔方 iPlay50 Pro:JD.com