acer Aspire 3（A315-510P-H38U）－ CPUにCore i3-N305を搭載、基本性能を押さえた15.6インチスタンダードノート

エイサーが15.6インチスタンダードノート「Aspire 3（A315-510P-H38U）」を発表しました。基本性能をしっかり押さえたベーシックなノートPCで、CPUに「Core i3-N305」という、聞き慣れない型番を搭載しています。ベーシックではありますがパフォーマンスも決して低くはなく、様々な用途に使える製品です。

1.Aspire 3 スペック

スペック表

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OSはWindows 11 Pro、CPUはCore i3-N305です。失礼ながら、この製品ではCPU型番が最も気になるところだと思います。Core i3-N305の開発コードネームは「Alder Lake-N」、CeleronやPentiumの後継型番とされるIntel N100/N200と同じで、「Eコアのみ」の8コア8スレッドCPUです。

こちらがPassmarkが公開しているベンチマークスコアです。サンプル数がまだ4と少ないものの、第12世代のCore i3-1215Uと遜色のないスコアになっています。一方でN100/N200とは大きなスコア差になっていますね。アーキテクチャ的にはむしろN100/N200の仲間、と言えなくもありませんが、パフォーマンスのほうはCore i3の名にふさわしいというか、旧世代のCore i5/Core i7に匹敵するものになっています。

RAMとSSDは8GB/256GBと少々控えめです。エイサーのプレスリリースによれば「大画面でドキュメント作成や動画視聴、ブラウジングもスムーズに行うことのできるパソコン」と説明されており、確かにそういう用途であれば十分快適に使えるんじゃないかと思います。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度です。ここはまあ「普通のノートパソコン」という感じですね。ブルーライト軽減機能「Acer BluelightShield」も搭載していますので、長時間のPC作業でも目が疲れにくくなっています。

2.Aspire 3 筐体

正面から見たところです。ごくオーソドックスなノートパソコンですね…。タテ・ヨコサイズが特に小さいということはありませんし、ディスプレイ面のベゼル幅もそんなに細くありません。なお、この製品のWebカメラは、「Acer TNR (テンポラルノイズリダクション)」 テクノロジーが搭載されており、少し暗い場所でもくっきりと映像が映し出されます。また、AIノイズリダクション「Acer PurifiedVoice」で雑音がカットされ、クリアで快適な会話を楽しめる、とのことです。

天板です。ここもシンプルですねー。筐体色も「ノートパソコンらしい」シルバーです。筐体素材は開示されていませんでした。

すみません、なぜか左側面しか画像が公開されていませんでした…。ポート構成はUSBが合計で3つ（うち2つがGen2規格）、HDMIにイヤホンジャックを装備しますが、SD（microSD）カードリーダーや有線LANポートは装備していません。

キーボードの拡大画像が公開されていませんでしたが「Acer FineTipキーボード（103キー/日本語）、マルチジェスチャー・タッチパッド」と開示されており、テンキー付き日本語配列のものが装備されます。

3.Aspire 3 価格など

acer Aspire 3（A315-510P-H38U）は4月1日の発売予定で、Amazonで販売されます。価格は「オープン」となっていて、この記事執筆時点でAmazonに製品ページができておらず、価格の確認ができませんでした。一部の情報サイトに「8万円前後」という記載がありましたが、メーカー開示情報では価格について触れられていませんでした。

実売価格次第ではありますが、良くも悪くも「普通のスタンダードノート」です。パフォーマンスは高からず低からず、RAM/SSD/ディスプレイの使用も高からず低からず、筐体も目立って個性的とも言えず…、でも逆に、ビジネスマンや学生さんが一通りのことを無理なくこなせ、飽きのこない外観で長く愛用できそうな製品でもありますね。このクラスのノートPCは各社からたくさん発売されていますので、それらの競合製品とじっくり比較して購入検討したいところです。

4.関連リンク

A315-510P-H38U (Aspire 3)：エイサー公式サイト 製品紹介