TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1 レビュー - SSDを内蔵するUSB Type-Cハブ、コンパクトで上質なデザインが魅力です(実機レビュー)

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。最近はUSB Type-Cポートを装備するノートPCが増え、「ほとんどのニューモデルにはType-Cポートがある」と言ってもいい状況だと思います。みなさんがお使いのPCにもType-Cポートがついているんじゃないでしょうか?また、ノートPCはどうしてもポートの数が十分でなかったり、あるいは「ついていないポート種類」があったりします。例えばHDMIとかD-subとかは、製品によって装備されていないこともあります。私の場合、ごく最近になって使用を開始したメインノートPC「ASUS ZenBook 14 UX434FL」のSDカードリーダー(正確にはポートとは言いませんね…)がmicro規格なので、そのままだと愛用の「USBポートが壊れたデジカメ」からのデータ伝送が出来ません。しかし、USB Type-Cポートを使う多機能ハブを2つ持ってまして、そのうちの1つにSDカードリーダーがついていますので、デジカメからのデータ伝送はもっぱらこのハブを使っています。

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それともう一つ、ウインタブで実機レビューをする際に、ドラクエベンチとかPC Markなどのベンチマークテストをしているのですが、レビューのたびにWebからベンチマークソフトをダウンロードすると非常に時間がかかりますので、ベンチマークソフト(の元)をポータブルSSDに保存しています。ポータブルSSDをお使いの人も多いと思いますが、USBメモリースティックよりもデータ伝送が高速ですし(ものによりますけどね)、大容量のデータを一時保存するのに便利なので、私にとっては非常に重宝する周辺機器と言えます。

前フリが長くなりました…。今回レビューする「TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1」は「SSDのついたUSB Type-Cハブ」です。かなり使い勝手のいい周辺機器だと思います。この製品のプロトタイプを販売元であるフォーカルポイントからお借りしました。なお、この製品は「プロトタイプ」ということなので、この後市販される予定の製品とは一部仕様が異なる可能性もありますので、その点あらかじめご了承ください。

1.スペック

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
この図が一番わかりやすいと思います。SSDにポートがいくつかくっついたものですね。SSD要領の異なるバリエーションモデルがあり、ポートはUSB 3.0(Type-A)が2つとHDMI、それとUSB Type-Cです。ただし、Type-Cポートは充電(USB PD)専用で、普通のUSBポートとしては使えません。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
こちらがスペック表。コンパクトなアルミ筐体で、SSDを搭載しつつ重量を79 gに抑えているのがいいですね。TUNEWEARというのはApple製品がメインターゲットのようで、筐体色とかデザインはMac PCと整合性のあるものになっています。ただしここはウインタブ。当然試用はWindows PCで行います。

2.筐体

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
これが全景です。PCとの接続はUSB Type-Cポートです。ただ、この製品の(ハブとしての)USB Type-Cポートが「充電専用」であるように、PCのUSBポートが充電専用だったりすると使えません。また、この製品はAndroid機にも対応するという説明を頂いていましたが、レビュー機はプロトタイプのためか、手持ちのAndroidスマホ、Androidタブレットでは認識しませんでした。SSDを認識しないということではなく、そもそもUSBハブとして認識しなかった、ということです。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
ポートの配置です。特に変わったものではなく、普通にポートが4つ並んでいるだけ。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
側面です。この製品が丸みを帯びた形状になっているのがよく分かると思います。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
裏面です。こちらにはメーカーロゴとSSD容量が記載されています。レビュー機は480GB SSDを搭載していました。

筐体の質感は非常に高いと感じました。さすがMac向けが得意なメーカーだけのことはあります(棒読み)。というのは冗談ですが、アルミ筐体は高級感があり、ラウンドした形状は手に持ってもよく馴染む感じです。

M.2 SSDの実物を手にとったことがある人ならわかると思いますが、HDDと違ってSSDというのは本来そんなに重いものではありません。というか軽いです。なので、当然といえば当然ではありますが、これだけの質感を備えた筐体に大容量のストレージが内蔵されているというのは(大容量=HDDという感覚が捨てきれない私には)新鮮な驚きがあります。

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2.使用感

ASUS ZenBook 14 UX434FL
まずは検証機ASUS ZenBook 14 UX434FLに接続してみました。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
SSDがデフォルトでNTFS形式でフォーマットされていましたので、普通に外付けのSSDを接続するのと同じように、一発で認識しました。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
続いて、手持ちの外付けSSD(BUFFALO SSD-PG120U3-BAという、3,000円台で買える安価な120GB SSDです)とUSBメモリースティックを接続してみます。こちらもCS1内蔵SSD、外付けSSD、USBメモリースティックと、すべて問題なく認識しています。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
Crystal Disk MarkでSSDの速度をテストしてみました。SATA接続の外付けSSDなんで、そんなに高速ではありませんが、それでも実用上は特に不満を感じないくらいの速度は出ています。というかHDDとは比べ物にならないくらいの速度です。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
こちらがBUFFALOのほう。この数値はCS1経由でPCに接続した状態で測定していますが、PCに直付けして測定してもあまりスコアは変わりませんでした。CS1とBUFFALOの比較だと、CS1のほうがやや優勢ですが、PC内蔵のSSDよりはかなり低速ではあります。

しかし、まだCS1のポートが余ってるよなあ、ということで、USB Type-Cポートから充電する構造のノートPCでも試してみますか…。

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1
ウインタブが2019年にレビューした中華PCではお気に入りになっているBMAX Y11に接続してみました。この製品は専用の充電ポートがなく、USB Type-Cポートが充電ポートを兼ねています。この画像はCS1のUSB Type-AポートにBUFFALOのSSDとUSBメモリースティックを接続し、USB Type-Cポートを電源に接続しています。

結論から言うと、すべてのポートが正常に機能しました。また、画像はありませんが、残る一つ、HDMIポートも使って外部ディスプレイを接続してみました。すべてのポートが塞がった状態でしたが、この時もすべてのポートが問題なく機能しました。

いろいろ試してみてダメだったのは下記の2点です。

●Android機ではCS1を認識しませんでした。Android 8.0を搭載するタブレットとAndroid 9.0を搭載するスマホの2機種で試しましたが、いずれもCS1を全く認識せず、充電もできませんでした。
●CS1のUSB Type-Cポート(PC接続用のオス端子ではなく、ハブとしてのポート)はスペック表にある通り、充電専用ポートで、ここにUSB機器を接続しても全く認識しませんでした。

なお、BMAX Y11の純正ACアダプター→CS1のType-Cポート→BMAX Y11という経路で電源に接続した際の充電所要時間は下記のとおりです。

充電開始: バッテリー残量16%
12分後: バッテリー残量31%
22分後: バッテリー残量43%
52分後: バッテリー残量71%

なお、BMAX Y11のバッテリー容量は「26.6Wh(7000mAh / 3.8V)」です。充電時間は接続する機器によって変わってくると思いますので、あくまでも参考程度に見ていただければ、と思いますが、個人的には十分な能力を備えていると評価します。

3.まとめ

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1はGREEN FUNDINGにてクラウドファンディング中で、12月24日現在の価格(支援額)はSSD容量別に、120GBが8,008円、240GBが10,318円、480GBが14,168円、960GBが24,948円となっています。

試作機であるためだと思いますが、今回はAndroidデバイスでの動作が確認できず、Windows PCのみでのテストとなりましたが、すべての機能が問題なく使えました。ASUS ZenBook 14よりもむしろBMAX Y11との組み合わせで威力を発揮しそうだな、と思いました。というのもBMAX Y11は「USB Type-Aポートがない」「ディスプレイサイズが11.6インチと小さめなことから外部ディスプレイが欲しくなる場面がありそう」「充電ポートがUSB Type-C」など、CS1が欲しくなる条件を満たしているんです。

また、個人的にはCS1に内蔵されているSSDの容量はそれほど大きなものである必要はなく、最低容量の120GBのもので十分か、と感じます。私の用途ではそこまで大容量のデータを一時保管する必要がないので。

TUNEWEARの製品では、以前かのあゆさんが「ALMIGHTY DOCK C3」を実機レビューしていて、C3はSSDを内蔵しないかわりにSD(microSD)カードリーダーや有線LAN、イヤホンジャックなど多彩なポートを備えていましたが、CS1とC3は外観が非常によく似ていて、TUNEWEARらしい美しさと高級感を備えていますので、ニーズに合わせてどちらかを選べばいいと思います。

4.関連リンク

TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK CS1:GREENFUNDING

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