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SOUNDPEATS Truengine2 レビュー - SOUNDPEATSの集大成!新技術満載の完全ワイヤレスイヤホンが クラウドファンディング開始!ひと足お先にレビューします(実機レビュー)

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こんにちは、ゆないとです。今回はSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Truengine2」の実機レビューをお届けします。この製品は10月29日よりMakuakeにてクラウドファンディングが開始されたばかりですが、一足先にサンプルをご提供して頂きました。数日試用してみましたので、使用感を含めご紹介致します。SOUNDPEATSはウインタブ読者にプレゼント企画をしてくれたこともある「おなじみ」のメーカーです。さらに、ウインタブでは過去にいくつか実機レビューをさせてもらっていて、その中の「Truengine」の後継機となります。
SoundPEATS Truengine レビュー - デュアルドライバー採用の完全ワイヤレスイヤホン、低音にパンチあり(実機レビュー)

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サンプルを提供して頂いたSOUNDPEATSには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。

1.スペック

SounfPEATS Truengine 2
Bluetoothバージョンは”5.0”で、SoCにQualcommの完全ワイヤレスイヤホン用に開発された「QCC3020」を搭載します。QCC3020は、対応したSoCを搭載するスマホとペアリングすることで、従来のワイヤレスイヤホンよりも再生時間や接続安定性の向上させることができます。これを「TrueWireless Stereo Plus」と呼びます。対応するSoCは「Snapdragon 845」以降です。

SounfPEATS Truengine 2
従来は「スマホ-右イヤホン-左イヤホン」と接続していたのを、「スマホ-右、スマホ-左」とそれぞれ接続をするようになっています。従来のパターンだと右と左のイヤホン同士の接続がありますが、頭を回り込むように伝送を行うため途切れが発生することがあります。NFMIという途切れにくいイヤホン同士の方式もありましたが、それよりも効率よく途切れにくい通信が可能です。

ドライバーはデュアルダイナミックドライバーを採用しています。ダイナミックドライバーを2つ搭載するというのは実は結構珍しく、最近になって徐々に増えてきましたがまだまだ「オーディオ界隈のごく一部」という感じで、オーディオにあまりこだわりのない方々にとっては珍しい存在だと思います。ドライバーの素材にはベリリウムが採用されています。ベリリウムは軽量で硬いという利点があるのでドライバーに最適な素材の1つです。

SounfPEATS Truengine 2
この製品では、このドライバー2つを低音域と高音域にそれぞれ担当させ、「クロスオーバー」(オーデイオ用語です)を使うことで入力された信号を周波数帯域(2Hzとか2,000Hzとか)に分割するフィルターや技術を指します。SOUNDPEATSでは独自開発の技術を使って、高・中・低の三音域をバランス良く分離させているようです。

再生周波数帯域は「20Hz~20,000Hz」です。このあたりもハイレゾという言葉を絡めると色々な解釈がありますが、この数値であればどの音楽でも対応すると考えて良いと思います。対応コーデックは「Apt-X/AAC/SBC」の3種に対応しています。対応コーデックも妥協がありませんね。接続性やバッテリーを考え、AAC/SBCのみといった製品もありますが、QCC3020のおかげもあるのかApt-XもOKです。

再生時間は100%からの状態で約7時間です。従来の完全ワイヤレスイヤホンだと約3時間前後というものが多いですが、このQCCシリーズのSoCを搭載するイヤホンはそれよりも長時間の再生が可能です。バッテリーはイヤホンが55mAh、ケースが500mAhで、それぞれの充電時間は約1時間30分、約2時間30分となっています。イヤホンを(満充電状態の)ケースに入れた際の充電回数は3回前後です。

ワイヤレス充電
入出力ポートとしてUSB Type-Cが採用されています。さらにこの製品にはワイヤレス充電が可能なモデルも用意されています。重量はイヤホンが約6.1g、ケースが約72g、ケースのサイズは26×19.6×31mmで数値の通りとてもコンパクトです。

2.筐体

※実機レビューで紹介するものはサンプルですので、実際に届く製品版と異なる部分があるかもしれません。ご了承ください。
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パッケージはコンパクトでシンプルな外観です。

付属品
付属品です。紙類の他、本体装着済み以外のサイズのイヤーピースとウイングタイプのイヤーフックです。

ケース背面
箱から取り出してみました。USB Type-Cポートがあり、こちらが背面になります。

ケース正面
正面は充電状態を表すLEDインジケーターと、開けやすいように指を引っ掛ける窪みがあります。LEDインジケーターの点は4つありますが、試用していて左右の1つずつしか点灯していませんでした。それぞれの点灯が消えたらイヤホン本体の充電完了ということです。

ケース底面
底面です。各表示がされています。上に説明したとおり、この製品にはワイヤレス充電に対応するタイプもありますが、レビュー機には特に表示がなく、ワイヤレス充電非対応モデルだと思われます(私の環境ではワイヤレス充電が無いため実際に試していません)。

ケース内部
オープンしてみました。イヤホンが収まっています。充電中はSOUNDPEATSの”S”が赤く点灯します。

ケース内部2
イヤホンを取り出した後のケース内部です。底は深くないので、サードパーティー製の長いイヤーピースだとイヤホンが収納時に浮いてしまうかもしれません。標準のイヤーピースを参考に探すのが良いかと思います。

蓋
蓋は最大でここまで開きました。これ以上奥にはいきませんが取り出しにくいといったことは感じませんでした。

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外側
イヤホン本体を取り出してみました。こちらが外から見える部分です。接続待機中は画像のように白く点灯します。接続が完了すれば点灯はOFFになりました。イヤーフックには、右を示す”R”とサイズを示す”M”が刻印されていました。

内側
耳に接触する側になります。シースルーになっており特徴のデュアルダイナミックドライバーが確認できます。やはり内部の構造がのぞける製品はなんだかワクワクしますよね。私は無駄に眺めてしまいまいました。

イヤーフック外し
イヤーフック外した状態です。出っ張りがあるおかげでイヤーフックを装着することが出来ます。

ノズル
ノズルの部分には耳垢が入らないようにフィルターがついていました。見たところ簡単に外れないような印象でしたが、強く押すと外れてしまうかもしれません。また、外れてしまうと音質も変化してしまうので触らないほうが良いでしょう。

3.使用感

私の使用環境です。スマホはOnePlus7 Pro(Snapdragon 855)、音楽プレーヤーにAstel&Kern SE100を使用しています。

装着感

装着
実際に装着してみました。お目汚し申し訳ありません。可能な限りPixel3 XLの美肌設定で撮影してみましたが、色味が少し変になってしまいました。画像のように、イヤホン本体は少し飛び出ますが、小さいこともあり外から見るとあまり目立ちません。

つけ心地ですが、装着感にこだわっているだけあり耳にとてもよくフィットしますし、重量が軽いのでイヤホンを付けている感覚が少なく快適です。イヤーフックのおかげで、耳に入れてもピタッと快適な位置に決まり、首を振ったり飛び跳ねても動くことはないです。左右独立型(完全ワイヤレス)は、MotorolaのVerve Oneから始まり、NuForceやSennheiser、SONYのWF-1000XM3と使ってきましたが、フィット感は個人的に一番です。装着感で悩まなくて良いのは、こんなにストレスフリーなのかと驚きました。イヤーフック・イヤーピースともに最初から装着済みだったMサイズが私にはぴったりです。

標準のイヤーピースは軸が少し固めです。傘の部分は普通くらいの硬さだと思います。イヤーフックは柔らかめなので、長時間着けても痛くなることはありませんでした(最長で3時間程度続けて装着していました)。

音質

音質については先に断らせてください。その日の体調や耳の中の状態、音源や装着位置によって個人差があります。あくまでも私の感想としてご覧頂ければ嬉しく思います。音質はとても良いです。どこがの音域がブーストされすぎているということもなく、大半の人が満足できる音質だと感じました。

モニターよりはリスニング向きの音で、暖かみのある音だと思います。硬質でキリッとした冷たい音では無いため、長時間でも聞き疲れの心配は少ない印象です。低音寄りですが、全体的にどの音域も鳴っていてフラット、音が空間へスゥーッと伸びるタイプではなくある程度まとまりのある音です。もう少し分けて聴いてみると、低域は厚めで深いところまで鳴っています。ベースの音は気持ちよく聴こえておすすめです。高域は少し物足りないと感じることが時々あります。低域やボーカルに負けているという感じでありませんが、少し遠くで鳴っていると思います。ボーカルはクリアで男声女声ともに聞き取りやすいです。イコライザで変えるのも良いですし、イヤーピースでも簡単に変わるので、自分好みを見つける楽しみもありますね。

遮音性

遮音性ですが、SOUNDPEATSはスポーツシーンも想定しているためか、標準のイヤーピースの遮音性は普通だと思います。外に出た周囲の音が聞こえなくて困るといったことはなさそうです。私は電車、バス、徒歩で遮音性を試してみました。徒歩では、車の走行音などを聞き取れましたが、煩いと感じない程度まで減衰してくれる印象でした。人の話し声も正確に聞き取ることは難しいですが、会話している人の存在は感じます。電車やバスでは、エンジンの音や走行音は結構減衰してくれた印象で、アナウンスは聞き取ることが出来ます。音楽が邪魔されないレベルの遮音性と言えます。気になる音漏れですが、外の音が聞き取れなくなるほどの音量では音漏れしてしまうかもしれませんが、他人の迷惑になるほどではないと思います。

接続性

接続性はとても優秀です。通勤時間の東京駅の人混みや上野、新宿など大きな駅での到着または出発時、一度も途切れることはありませんでした。しかし、手持ちの音楽プレーヤーはTrueWireless Stereo Plusには対応していないため、気になるほどではありませんが何度か途切れることがありました。音楽プレーヤーを胸ポケットに入れていれば問題ないですが、それよりも下の位置で持っていると途切れる印象です。Apt-Xではなく、SBCであればもっと途切れは少なかったかもしれませんが、Apt-Xでの接続で試しています。

ペアリング

SoundPEATS Truengine 2

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ペアリングは一度してしまえば簡単です。ケースから取り出すだけで接続できます。TrueWireless Stereo Plusに対応したスマホであれば、スマホを接続すると画像のようにどちらかのイヤホンの名称が出てきます。片方どちらかにペアリング許可を出してあげれば、もうひとつは自動で登録されます。

タッチ操作

タッチ
タッチ操作にも対応しています。本体表面の”S”の下部のスペースがタッチセンサーになっています。反応はとても良く、タッチしても反応しないといったことはありませんでした。しかし、音量操作などを連続してやりたい場合は、詰まることがあります。1段階毎に操作が完了したことを確認してからやると問題なかったです。

通話

試用中一度しか試していませんがマイクの性能は良いと言えます。声が籠もりすぎて相手が聞き取りづらいといったことはないようです。相手の声は少し籠もり気味に聞こえましたが、これはスマホなども影響していることもあるので何とも言えません。よって、通話用ヘッドセットといった使い方もでき、片耳モード(ケースから片方だけ取り出す)にも対応しているので、長時間の待ち受けしてといったことにも役に立ちます。

バッテリー

私の通勤時間は片道約90分~120分です。100%からの状態で2時間程度使いましたが、それでも残り70%という表記でした。単純計算で6時間で90%なのでスペック通りの持続時間は期待できますね。

4.まとめ

SOUNDPEATS Truengine2は10月29日からMakuakeにてクラウドファンディングが開始されました。クラウドファンディング終了後のワイヤレス充電非対応版の通常価格は9,980円、対応版だと10,980円ですが、現在は特別価格で39%OFFの6,088円、6,698円でそれぞれ支援ができます。数には限りがあるので、なくなると割引率も減少していきます。この他にも2~5つのセットもあるので、もし友人同士でシェアできる場合はそちらのほうがお得です。※ワイヤレス充電パットは付属しません。

クラウドファンディングはちゃんと出荷されずクローズされてしまうといったリスクもあるものですが、この製品に関してはSOUNDPEATS製ですし、試作も終えており形になっている状態ですので、安心しても良いと思います。

コンセプト通り、装着感、音質ともにこの価格で手に入るというのは驚きです。そのスペックを活かすためSnapdragon 845以降のデバイスが必要ですが、もし持っている方はゲットして損はないと思います。もちろんApt-XやAACなどのコーデックにも対応しているため、それ以外のデバイスでも高品質で、デュアルダイナミックドライバーの音質を楽しむことができます。12月16日までとなっているので、高音質で装着感がよく、それでいて1万円以下の左右独立型イヤホンを探していたは割引率の高い間に購入(支援)をしておくと良いと思います。

5.関連リンク

前人未到のリアルサウンド。最先端技術で追求した真の高音質「Truengine2」:Makuake

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コメント

  1. 匿名 より:

    良さそう!だけどサウンドピーツというメーカーに出せる金額を遥かに飛び越えちゃってるんだよなあ… 定価で7000、amazonのタイムセールないしクーポンで5000円くらいで実現してほしかった。

  2. 匿名 より:

    完全ワイヤレスイヤホンはまずAptx LLに対応しない事には選択肢に入りませんね…
    今の所ゼンハイザーのみが唯一対応してて音も抜群ですがバッテリーだけが弱点で…
    Riserがゲーミングイヤホンとか言ってるのにAptx LL非対応の出してるし、各メーカーはもっと遅延について認識してほしいものです。