記事にアフィリエイト広告を含みます

SOUNDPEATS TrueFree 2 の実機レビュー - SOUNDPEATSの人気シリーズ「TrueFree」の最新作!手頃な価格で安定の高品質

TrueFree_2_(1)
こんにちは、輪他です。今回は、今年の8月に発売が開始された、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の完全ワイヤレスイヤホン、truefree 2の実機レビューをお届けします。SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホンについては、これまで何度もウインタブで実機レビューを行っていますが、今回ご紹介するTrueFree2は、現行ラインナップの完全ワイヤレスイヤホンとしては最廉価モデルとなります。

スポンサーリンク

SOUNDPEATSのイヤホンについては、以前個人的にQY8を所有して使用していましたが、安価で高品質なイヤホンを製造しているメーカーというイメージがありましたので、本機についてもかなり期待していました。

なお、先代TrueFreeの改良版ともいえるTrueFree+については、ライターのかのあゆさんが以前、実機レビューを行っています。

SoundPEATS TrueFree+ レビュー - クリアなサウンドが魅力の完全ワイヤレスイヤホンを試す!(実機レビュー:かのあゆ)

TrueFreeとTrueFree+については、既に100万台以上の販売数を誇っており、本機はそれらからさらにブラッシュアップされたモデルとなっているようです。

前作からさらに音質を細かく調整し、全音域がバランスよく表現できるとされていました。

レビュー機はSOUNDPEATSよりご提供いただきました。この場にて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

1.スペック

  SOUNDPEATS TrueFree 2
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.0
搭載チップ RTL8763VHC
オーディオコーデック SBC
ドライバー Φ6mm複合振動板ドライバー
最大通信距離 約10m (障害物なし)
再生時間 4時間
本体充電時間 2時間
ケース充電時間 2時間
ケース給電回数 4回
サイズ 27.7×20.8×24.9mm
重量 47.49g

上位モデルと同じく、Bluetooth 5.0を採用しており、安定した動作が期待できます。搭載しているチップセットに関しては、上位モデルがQualcomm製のチップセットを採用している荷に対して、本機はRealtekのRTL8763VHCを搭載しています。繁華街のど真ん中などの過酷な状況でも安定した動作を行え、低遅延で途切れずに再生できる上、電力消費効率や、通信安定性も高いチップセットであるとされています。

IPX7の防水性能に対応していますので、汗や雨といったようなものからしっかり保護されています。ただ、完全防水ではないので、浴室などでの使用はできません。

対応しているオーディオコーデックはSBCのみとなっています。Truefree+はAACまで対応していましたので、ここはスペックダウンと言えると思います。

本機の対応コーデックについて、念のためAndroidの開発者向けオプションにて調べてみたところ、AACには対応しておらず、SBCにのみ対応していることが確認できました。

一般的にはAACはSBCに対し圧縮率や転送速度で勝ると考えられていますし、Android 8.0以降のバージョンを搭載したスマートフォンでは、多くの場合でiPhoneと同様にAACでの接続に対応していますので、この点は残念です。

ただ、音質に関して言えば、そのクオリティを決めるのは、接続しているコーデックだけではなく、接続の安定性や搭載しているドライバによるものが大きいとも考えられますので、SBCしか対応していないからと言って、AAC以上のコーデックに対応している機種全てに対して劣るということではありません。

8月28日追記:
SOUNDPEATSより連絡があり、「iPhoneならばAACでの接続となり、AndroidでもAACに対応している製品であればAACで接続できる」とのことでした。今回のレビューでAAC接続ができなかった理由は不明ですが、OSのバージョンがAndroid 8.0以降であれば多くの場合AAC接続が可能です。

TrueFree2_(10)

6mmの音質が増強された、複合振動板が使用されているドライバが搭載されています。

イヤホン本体のみでの稼働時間が4時間、専用ケースで充電すれば最大20時間利用できます。TWSとしては平均的な稼働時間だと思います。

両耳で再生する通常モードに加え、左右それぞれで使用できる片耳モードが搭載されています。

2.筐体

TrueFree2_(2)

同梱物です。付属品はイヤーピース(S、M、L)、耳の中で固定する、人間工学に基づいてデザインされた特製ウイングチップ、USB Type-Cケーブル、マニュアル類でした。右上の説明書は各国の言語(日本語含む)で表記されていました。

イヤーピースのMと、イヤーウイングチップのうち一つはあらかじめイヤホン本体に装着済みでした。

Truefree2_(3)

イヤホン本体です。左右両方にそれぞれインジゲーターランプが配置されています。かなりコンパクトに作られていますので、耳に収まらないと言ったようなことは起きないと思います。

インジゲーターの近くには高品質なマイクが内蔵されています。Zoomなどのテレワークでもクリアな音声を相手側に伝達できます。

SOUNDPEATSの「S」ロゴ部分は柔らかい素材になっており、その内部にイヤホンの操作ボタンが埋め込まれています。ボタンを完全に覆うことでより防水性能を高めているのですが、耳に装着した状態でボタンを押そうとすると、かなり強く押し込まないと反応してくれません。

TrueFree2_(4)

充電ケースです。こちらは前作のTrueFree+のバッテリー容量から少し少なくした代わりに、コンパクトに作られていますので、手軽でスタイリッシュなデザインになっています。マットな表面素材のおかげで、チープさは感じられません。

上面は、SOUNDPEATSの文字が彫られているだけのシンプルなものとなっています。

スポンサーリンク

TrueFree+ではケースの前面にバッテリー残量を示すインジケーターランプが搭載されていましたが、本機には搭載されていません。

TrueFree2_(5)

USB-TypeCポートを背面に搭載しています。そろそろmicro USBも見なくなりましたね…なお、急速充電には対応しておらず、5V1Aでの充電が推奨されています。

Qiによる無線充電にも対応していません。

TrueFree2_(6)

底面には技適マークやPSE認証マークなど、各認証マークがしっかり記載されています。

TrueFree2_(8)

ケースを開けた状態です。充電残量を示すインジケーターはケースの内部、左右のイヤホンの間にのみ配置されています。

ケースの蓋やイヤホンとケースを接着するマグネットの強さは強すぎることも弱すぎることもなく、片手で取り出せる絶妙なバランスになっています。

TrueFree2_(7)

TrueFree+と比較して、イヤホンのボタンでできる操作が大幅に増えました。曲送りなどに加え、音量の設定や通話での機能などが追加されています。ボタン式ですので、タッチ式の操作ボタンを持つ完全ワイヤレスイヤホンと比較しても、誤動作が少なくなりそうです。ただ、先述の通り、かなり強くボタンを押さないと反応してくれないので、強い力で何度も自分の耳にイヤホンを押し付けるような形になってしまいます。

3.使用感

接続方法

ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出すと、電源が入り、ペアリングモードになります。その状態で、スマートフォンのBluetooth設定から選択すれば、すぐにペアリング設定が完了します。一度ペアリングしてしまえば、次からは、スマートフォン側のBluetoothをオンにした状態で、ケースからイヤホンを取り出すと瞬時に接続されます。

イヤホンをケースに入れるか、イヤホンの操作ボタンを8秒間長押しすると、イヤホンの電源を切ることができます。

装着感

SOUNDPEATS TrueFree2 装着イメージ

メーカーサイトにあった画像を掲載します。イヤーピースに加え、イヤーフックでも固定するので、激しい運動時などでも外れることはないと思います。特に圧迫感もなく、有線のカナル式イヤホンを使用している場合と同じような感覚で使用することが出来ます。

イヤホン自体もコンパクトで軽く、長時間付けていても疲れや違和感は感じられません。

音質

Truefree2_(9)

音質についてのレビューに関しては、正直あまり経験がなく、主観的なものになってしまいかねないので、おそらく所有者数が世界で一番多いと思われるイヤホン、EarPods(Lightning接続)と比較する形で行いました。音源には、定額音楽再生サービスの、Spotifyを使用し、いくつかのジャンルの楽曲を聴いてみました。

EarPodsと比較すると、すこし中音域〜低音域にかけての音が強めになっており、派手な音色になっている印象です。単純に低音にブーストをかけて誤魔化すようなチューニングとなっているわけではなく、解像度を維持したまま、心地よく、テンションの上がるような音に仕上げられている印象を受けました。

原音に近い音の再生を求める、クラシックのような音楽には向かないですが、J-POPの楽曲やEDMなどを聴く際には、楽しく聴けるようなチューニングとなっています。

高音域に関しても、ノイズが入るようなことはなく、しっかりと鳴らすことが出来ていると思います。

これまで私が所有してきたSBCにのみ対応している機種で感じられた、音がぼやけ、ざらざらとしたような感覚はこの機種では感じられませんでした。

遅延に関しても、Bluetooth 5.0を採用しているお陰か、動画を再生して確認すると、そこまで気になるようなズレは発生していませんでした。

基本音量についても特に小さすぎるなどといった印象はありませんでした。

接続の安定性とバッテリー

今回は基本的に自宅内で使用しましたが、その場合は途切れなどは発生せず、しっかり安定して動作していました。さらに、バッテリーに関しても、公称の4時間を超える動作が確認できました。

充電時間についても、公称値との大きな違いは感じられませんでした。

4.まとめ

SoundPeats TrueFree2はSOUNDPEATS公式サイトおよびAmazonにて税込み3,980円で販売されています。ですが、8月26日現在、Amazonの製品ページにて、15%OFFクーポンが配布されていますので、3,383円で購入できます。前作のTrueFree+から、価格は据え置きとなっています。

Androidスマートフォンからもイヤホンジャックがなくなる流れが来てから既に久しいくらいですが、それを受けて完全ワイヤレスイヤホンへのニーズは高まっています。

AirPodsやFreeBuds 3など、価格の高い完全ワイヤレスイヤホンもたくさん市場に存在していますが、本機は税込み3,980円と安価ながら、安定した音質と接続を実現しているので、まだ、完全ワイヤレスイヤホンを所有したことがない方や、既に所有しており、サブでの使用を考えている人にもお勧めできると思います。

私自身も、以前は野外でもDAPと有線イヤホンを持ち歩いて音楽を聴いていたのですが、今年に野外での音楽の環境をSpotifyに移しまして、持ち歩くイヤホンも有線のものから、完全ワイヤレスイヤホンに移行しました。有線イヤホンの時にあった煩わしさが一切なく、ケースからイヤホンを取り出すだけで接続でき、すぐに音楽を再生できるので、これまでより手軽に、楽しく音楽を楽しめていると感じています。

まだ、完全ワイヤレスイヤホンを試していない方は是非、TrueFree2でその手軽さを体験してみてもらいたいです。

5.関連リンク

SOUNDPEATS Truefree 2 : Amazon

スポンサーリンク

コメント

  1. うぇぶほーす より:

    AACできるのかということで購入しましたが、Android10ですが、SBCでしか接続できませんでした。

    サポートへ確認してもAndroidでは対応出来ないということでした。
    (返品しても良いもいう回答付きでした)