記事内に広告が含まれています。

SOUNDPEATS Air5 Pro レビュー - クラシックを電車内で!?高い表現力とノイズキャンセリング機能を持つ新世代ワイヤレスイヤホン

アクセサリ

soundpeats air5 pro
こんにちは、natasukiです。SOUNDPEATSの新製品ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air5 Pro」のレビューをお届けします。この製品は、カナル型のオーソドックスなタイプのワイヤレスイヤホンです。つまり、純粋にイヤホンとしての品質真っ向勝負の製品です。なお、このレビューはメーカーから提供された製品を使用して行っています。

スポンサーリンク

結論を言えば、ノイズキャンセリング機能は宣伝文句に「SOUNDPEATS史上最強」と言うだけあって、非常に強力です。また、肝心の表現力については、全体的な音質の高さはもちろんのこと、特に弱音をイヤホンとしてはビックリするくらいにしっかり鳴らすことができるので、楽曲の静かな部分はもちろん、音色表現にも優れます。いずれも、私がこれまで聞いたことのある1万円台クラスまでのワイヤレスイヤホンの中では、明らかに頭一つ抜ける品質で、同価格帯の製品からの乗り換えであれば、違いを実感できる製品だと思います。

価格帯的には、実売約8,000円で、SOUNDPEATSブランドの中では比較的高価な、フラグシップと言うべきランクの製品です。とは言っても、この品質なら、1万円台クラスの製品と比較しても、全く遜色ないかと思います。コスパで鳴らすSOUNDPEATSの面目躍如と言ってよいでしょう。

ここがおすすめ
・SOUNDPEATS史上最強の名に恥じない、強力なAIノイズキャンセリング機能。
・弱音をしっかり鳴らす能力があり、クラシック音楽の強弱も十分に表現できる。
・もちろん、低音の迫力も十分。
・音色表現に優れ、オールマイティなジャンルで活躍できる。
ここはイマイチ
・特になし。王道で完成度の極めて高い製品。
販売サイトはこちら
SOUNDPEATS Air5 Pro ワイヤレスイヤホン:Amazon
※クーポンコード「SPA5PN3PR50」で10%OFF
※製品ページに他のクーポンがある場合でも併用できます
※クーポン期限は4月30日

1.スペック

スペックは、以下の通りです。

  SOUNDPEATS Air5 Pro
形状 カナル型
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.4
対応オーディオコーデックなど SBC、AAC、LDAC
aptX、aptX Adaptive
aptX Lossless
LC3(LE Audio対応による)
ハイレゾ認証済み
Snapdragon Sound認証済み
ノイズキャンセリング AI適応型(アダプティブ)
ノイズキャンセリング
-55dB
通話ノイズキャンセリング 対応
(6つのマイク+AI)
マルチポイント 対応
ゲームモード 対応(60ms)
再生時間 イヤホン単体:7.5時間
充電ケース込み:37時間
(AAC 60%音量 通常再生モード)
充電時間 単体:1時間
(10分充電で2時間使用可能)
充電ケース:2時間
防水性能 IPX5

カタログスペックは、上級ワイヤレスイヤホンとして十分なものです。コーデックはかなり多様に対応し、また、通信規格の面で新しい規格であるLE Audioに対応しているので、今後、親機となるスマホなどの進化にもついていけるでしょう。なお、LDACコーデック利用時のみ、複数デバイスを自動で切り替えるマルチポイント機能が使えません。

2.製品本体

box本体を見ていきます。

bundled-items同梱品一覧です。イヤーピースは追加で2セット。

case-back
case-front充電ケースは、落ち着いたつや消し仕上げで、高級感のあるたたずまいを見せます。なお、カラーバリエーションは、このブラックのみです。

case-openケースを開けると、「Hear the difference」のフレーズが。では、聴かせてもらうとしましょうか。

earphonesイヤホンです。こちらも、スッキリとした上品なデザインです。

3.使用感

以下、音質評価は、基本的にデフォルトの設定で行います。接続は、XIAOMI 12Tにaptxで接続して聴いています。

装着感

イヤホンを造り慣れたSOUDPEATS製品の、ザ・王道の形状なので、何の心配も要りません。ピッタリフィットし、多少走ったくらいではビクともしません。イヤーピースの素材は、やや柔らかめで、これもフィット感の向上とノイズキャンセリング機能の向上に寄与しています。

弱音表現に優れ、それにより音量のレンジだけでなく、空間や音色の表現も豊かに

空間表現の面では、多少残響感があり、空間の広がりが感じられます。とは言っても、残響によってモヤつくことはなく、音の細かい要素もはっきりと聴き取れます。この両立は、従来の同価格帯のイヤホンから、確かな進歩を感じられる部分です。

スポンサーリンク

例えば、米津玄師の新曲「Plazma」や「BOW AND ARROW」は、伴奏に様々な音の要素が「キラキラ」と散りばめられていますが、そういう曲の仕掛けを細部まで十分に聴き取れます。

また、最近のイヤホンの例に漏れず、このSOUNDPEATS Air5 Proも、バランス的には低音と高音を強調したいわゆるドンシャリ型の調整がされてはいるんですが、そういうときに他のイヤホンでありがちな、音色の荒れ、特に弦楽器や金管のささくれ立ちがあまり見られません。それでいて、西川貴教「FREEDOM」の伴奏のようなザラついた重低音も、しっかり表現できます。

特に分かりやすく違いを感じられるのが、クラシック音楽です。一般的に、イヤホンがどうしても苦手とするのが、弱音の表現で、この点で基本的にヘッドホンには敵いません。ヘッドホンの方が、圧倒的に空間表現や音色の表現に優れるのも、つまるところ、小さな音をしっかりと鳴らせるかどうかの差とも言えます。ところがSOUNDPEATS Air5 Proは、一聴して、従来のイヤホンより進んだ表現能力を見せてくれます。具体的には、スメタナ/交響詩「我が祖国」より「モルダウ」冒頭のフルートのささやきから弦楽器によるメインテーマへの盛り上がり、シューベルト/交響曲第8番「未完成」第1楽章冒頭や再現部、あるいはベートーヴェン/交響曲第9番第4楽章メインテーマの提示での低弦のうなりから全オーケストラトゥッティへの長大なクレッシェンド、そして極めつけはチャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」第1楽章展開部直前のファゴット(バスクラリネット)ppppppソロから突然のffの展開部へ! 数多くのクラシックファンの耳を破壊したであろう(笑)凶悪なダイナミックレンジの変化を、ちゃんと無理なく音楽として聴かせることができます。これには文句なしに感心しました。技術の進歩ですね。

総じて、全音域で、音色を荒らすことなく鳴らしてくれるので、あらゆるジャンルに通用する満足感の高いサウンドを楽しめます。最近の多くのワイヤレスイヤホンは、JPOPに焦点を当てて、乱暴に言えば良くも悪くもリズムとボーカルに特化して音質を競ってきた感がありますが、そこから抜け出してトータルな品質で勝負しているレベルに入ってきた製品です。

強力なノイズキャンセリング、SOUNDPEATS史上最強はダテじゃない!

SOUNDPEATS Air5 Proは、AIによる「SOUNDPEATS史上最強」のノイズキャンセリングをうたいます。これは実際、非常に強力です。間違いなく、私が経験した中でもトップクラスのノイズキャンセリング能力です。どれだけ強力かというと、上に挙げた音量幅の大きいクラシック音楽を、曲の途中で音量調整することなく、電車の車内で音の小さい部分も音楽としての輪郭が分かるくらいに聴けます。これは、スゴいことですよ。看板に偽り無しと言ってよいでしょう。

4.管理アプリ「SoundPeats」

SOUNDPEATS Air5 Proは、SOUNDPEATS製品共通のアプリ「SoundPeats」で、様々な管理が可能です。以下、Android版で解説します。

SoundPeats - Google Play のアプリ
SOUNDPEATSヘッドフォン用にカスタマイズされたソフトウェア
‎SOUNDPEATS
‎SOUNDPEATS application provides users with unique functions. Connected devices can customize personalized functions and...

app_homeホーム画面です。ノイズキャンセリングは4種類ありますが、「適応型ノイズキャンセリング」は自動的に最適なノイズキャンセリングを行ってくれるモードなので、基本的にこれでかまいません。

ゲームモードは、60msの遅延とのこと。原神などの雑なゲームならかまいませんが、当然ながらリズムゲーなどの繊細なタイミングを要求するものには向きません。まあ、これは当然。

ホーム画面右上の三本線アイコンから詳細な設定が可能です。ここから、親機が対応していればLDACコーデックへの切り替えが可能ですが、先述のように、LDACコーデックを選択した場合は、複数デバイスを自動で切り替えるマルチポイント機能は使えなくなります。

app_shortcutタッチ操作は、柔軟にカスタマイズできます。ここから後は、SOUNDPEATS製品共通の機能になります。私は、誤タッチによる操作ミスを防ぐために、シングルクリックはオフにしています。メーカーによっては、選択可能な操作に制約がある場合もありますが、SOUNDPEATSの場合は、十分に選択肢があり、カスタマイズ性がかなり高くなっています。

app_eqイコライズは、プリセットから選択してもよし、「適応型EQ」で聴覚検査から作成してもよし、自分でカスタマイズしてもよし。十分な機能を備えます。

5.まとめ

このSOUNDPEATS Air5 Proは、オーソドックスなカナル型のワイヤレスイヤホンです。それだけに、品質でごまかしの効かない、SOUNDPEATSブランドの実力が問われる製品です。実際に聴いてみて、はっきり感じられるポイントは2点。まず、メーカーとしても強調しているノイズキャンセリング機能は、分かりやすく強力です。高いノイズキャンセリング能力を求めるなら、文句なしに選ぶべき製品です。また、小さな音の表現力に優れ、クラシック音楽のような音量変化の幅が大きい音楽を十分に楽しめるだけでなく、立体的な空間演出と音の輪郭の両立に成功し、加えて音色の表現にも優れます。これも、同価格帯の従来製品から、進歩を感じるに十分な品質です。オールマイティーに活躍できる音響ですが、特に、オーケストラをはじめ、生楽器の演奏を十分に楽しみたいという人には、この価格帯でこれだけの音質を実現しているのは素晴らしく、ぜひお勧めしたい製品です。

価格は、3月28日現在、Amazonでセール対象となっており、7,984円での購入が可能です。また、この記事に掲載しているクーポンを使用すればさらに10%の割引が受けられますので7,186円となります。SOUNDPEATSブランドの中では比較的高価格帯の製品ではありますが、1万円以内でこの品質は十分に納得のいくものです。というか、これ以上のものを求めると、ソニーのWF-1000XM5などのレベルになってくるので、「1万円台くらいまでのちょっといいイヤホン」を求めるなら、とりあえずこのSOUNDPEATS Air5 Proを買っておけばまず間違いないと言えるくらい、高品質かつスキのない音響を聴かせてくれる製品です。

6.関連リンク

SOUNDPEATS Air5 Pro ワイヤレスイヤホン:Amazon
※クーポンコード「SPA5PN3PR50」で10%OFF
※製品ページに他のクーポンがある場合でも併用できます
※クーポン期限は4月30日

執筆者:natsuki
ウインタブをきっかけに、海外通販で奇天烈なガジェットを漁ることにハマる。趣味は旅行(自然も史跡も)、アマチュアオーケストラなど。自分の知識欲も満たせるので、楽しんで記事を書いています。興味を持ったもの、面白いと思ったものを、読者の皆さんと共有できれば幸いです。
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました