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サンワダイレクト キーボードマウスセット 400-SKB065 実機レビュー - コンパクトサイズで使いやすい、モバイルの強い味方!

サンワダイレクト 400-SKB065
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はサンワダイレクトのキーボード・マウスセット「400-SKB065」の実機レビューです。モバイル用、と明記はされていませんが、モバイル利用を意識したセットと言え、私も含めウインタブ読者のストライクゾーンにバシッと決まりそうなものになっています。

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1.スペック

サンワダイレクト キーボードマウスセット 400-SKB065
400-SKB065は「キーボードとマウスのセット商品」です。簡単に言うと薄型軽量のキーボードと折りたたみ式のマウスのどちらも「充電式でUSB無線接続」で、1つのUSB子機を共有する、というものになります。つまり、PCのUSBポートにUSB子機を1つ接続すれば、キーボードとマウスが同時に使える、ということです。この接続方式はもはや珍しいものではありませんが、「セット商品ならでは」と言え、ポートの数が十分に確保されていないことが多いモバイルPCにはとてもありがたい構造です。

また、キーボード・マウスとも充電式というのも便利で、付属のUSBケーブル(端子形状さえ合えば別に純正でなくてもOKです)さえあればどこでも電池切れを心配しなくて済みますので、出張や旅行時にも焦らなくて大丈夫です。また、充電しながらでも使用可能です。

では、これ以降レビューをしながら仕様についても説明していきます。

2.筐体

サンワダイレクト 400-SKB065
同梱物です。キーボードとマウスのほか、取扱説明書とUSB Type-A(オス)- microUSB(オス)の充電ケーブルが入っていました。取扱説明書に関しては紙ベースだけでなく、サンワダイレクトの製品ページからPDF形式のものもダウンロードできます。このセットは特に使い方が難しいわけでもなく、取扱説明書を熟読する必要は必ずしもありませんが、PDF形式のものをPCに入れておくと、いざというときに便利かと思います。

サンワダイレクト 400-SKB065
サイズ感の確認のため、13.3インチモバイルノートと並べてみました。キーボードは288 × 127 × 14.4 mmというサイズなので、一般的な13.3インチノート(横幅310 mmくらい)よりも少し小さい感じです。また、重量の実測値は「キーボードのみ:274 g、マウス:55 g、キーボード+マウス329 g」なので、合計でも8インチタブレットとあまり変わらないくらいですね。持ち運びにも苦労しないと思います。

サンワダイレクト 400-SKB065

クリックで拡大します

キー配列です。86キーのJIS配列なので、もちろんテンキーはついていません。使用感については後述しますが、アルファベットキーのキーピッチは18 mm、キーストロークは1.9 mmと開示されていますので、キーピッチは少し狭め、キーストロークはノートPC用のキーボードよりは深め、ということが言えます。

サンワダイレクト 400-SKB065
底面です。非常にあっさりしているというか、ゴム足を除けばフラットですね。上部にUSB子機を収納できるようになっています。

サンワダイレクト 400-SKB065
角度調整用の「脚」です。「開くか閉じるか」しかないので、細かい角度調整はできません。まあ、高級品も含めてほとんどのキーボードは細かい角度調整なんてできませんけどね…。

サンワダイレクト 400-SKB065

サンワダイレクト 400-SKB065
横から見たところです。上の画像が脚を閉じたところ、下の画像が脚を開いたところです。お好みにもよりますが、ほとんどの場合、どちらかのパターンで納得できると思います。ちなみに私は脚を開いた状態のほうがずっと使いやすいですね。

なお、側面には充電用のmicroUSBポートがあるのみで、反対側の側面には何もありません。

サンワダイレクト 400-SKB065

サンワダイレクト 400-SKB065
前面と背面です。薄型であるというのがわかると思いますが、特にポートとかボタンはありません。また背面(キーボード上面)は丸みを帯びた形状になっています。筐体素材はプラスティックです。高級な感じはありませんが、かと言ってやたらと安っぽいとかも感じません。期待通りの質感です。

サンワダイレクト 400-SKB065
次にマウスです。折りたたみ式でMicrosoft Arc Mouseと似た形状です。ただし、Arc Mouseは高級品なので、「折る」というよりは「曲げる」という感じで、少し優美なデザインと言えますが、こちらは「まさに折る」ような使い方になります。

サンワダイレクト 400-SKB065

サンワダイレクト 400-SKB065
これまで「折りたたみ式」という表現をしてきましたが、実は(常識的に)正しくありません。なぜなら「伸ばした状態」が電源OFFで携帯時の形状、「パキッと折った状態」が電源ONで利用時の形状だからです。一般的な「折りたたみ式」とは逆ですね。

電源ボタンはなく、画像上の状態から下の状態に変形することによって自動的に電源が入る仕組みです。

サンワダイレクト 400-SKB065
側面の拡大画像です。充電用のmicroUSBポートと、親指を添えるためのくぼみがあります。このくぼみは反対側の側面にもありますし、マウスの形状が左右対称なので、左手でも使えます。ただし、マウスの左右クリックを入れ替える(アプリなどの)ユーティリティーはありません。

サンワダイレクト 400-SKB065
底面です。LEDはBlue LEDではなくIR LEDなので、普通のデスクやテーブルなどでの動作は問題ありませんが、ガラスが貼ってあるテーブルなどでの読み取り精度は落ちます。

また、キーボードだけでなくマウスにもUSB子機を収納するスペースがあります。ただし、このセットに付属するUSB子機は1つだけです。キーボードとマウスのどちらに子機を収納しても問題ありませんが、ノートPCと一緒にマウスだけ持ち出すような場合にはマウス側に子機を収納することになりますね。

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サンワダイレクト 400-SKB065

サンワダイレクト 400-SKB065
電源オン時の形状を別アングルから。「おたまじゃくし」みたいな感じです。

サンワダイレクト 400-SKB065

サンワダイレクト 400-SKB065
握ってみたところです。使用感は悪くありません、というか私は特に気になりませんが、手のひらにフィットする形状ではありませんので、持ち運びを前提とするような使い方に向くと思います。広げた状態にすると高さ17.4 mmと薄くなりますので、バッグに入れる際にも邪魔になりません。この携帯性の高さが魅力です。

3.使用感

キーボード

筐体のところでもご説明しましたが、このキーボードは86キーのJIS配列で、キーピッチは18 mm、キーストロークは1.9 mmと開示されています。キーピッチは一般的なキーボード(19 mm前後のものが多いです)よりも若干狭く、キーストロークはノートPCよりもやや深め、という感じですね。

打鍵はしやすいです。キーピッチ18 mmというのは、少なくとも私の感覚では特に狭さが気になるようなサイズ感ではなく、いつも使っているデスクトップPC用やノートPC搭載のキーボードと比較して、打鍵しにくい、ということはありません。また、キー配列に関しても特に不満はありませんでした。細かいことを言えば「右のShiftキーが小さい」とか「右下の方向キーが他のキーと入り組んだ配列になっている」とかの指摘はできるんですけど、このようなコンパクトサイズのキーボードで満点の配列を期待するほうが無理、というものです。

打鍵感もいいですね。このキーボード、ノートPCのキーボードよりもずっとキーストロークが深く、「タイプしている」実感がわきますw というのは冗談ですが、確実な打鍵感を得られるというのはありますね。個人的には気持ちいい感触でした。

ただし、打鍵音はあまり気持ちよくありません。パンタグラフ式らしい「パチパチ」とした音ではありますが、ちょっとプラスティッキーかな、と思います。また、見た目よりも打鍵音が大きいと感じます。この製品の場合、カフェなどで使うことも想定されますので、打鍵音はもう少し小さいとなお良かったですね。

私は仕事柄、毎日長時間テキスト入力をしていますので、(PCはエントリークラスのものを使いますが)キーボードにはこだわりがある、というか、割と高級なものを使っています。また、デスクで作業する場合、数値入力の頻度は多くはないのですが、テンキー付きのもののほうが使いやすいと思っています。400-SKB065のキーボード品質は価格の割に素晴らしい、という評価はできますが、私の環境で据え置き型で使うのなら、サイズは大きくとも、もう少しどっしりしたキーボードのほうがいいかな、とは思います。

サンワダイレクト 400-SKB065
この画像を見てください。400-SKB065と一緒に写っているのはMicrosoftの安価なキーボードですが、それはともかくとして、デスクトップ用のキーボードと比較すると、圧倒的なサイズ差があるんですよね。なので、テキスト入力とか数値入力の頻度が比較的小さい人にしてみれば、デスクトップPCとこのキーボードを接続することによって、デスクがかなり広く使えるということになります。

サンワダイレクト 400-SKB065
それと、私が試してみて「これはいい」と思ったのがUMPCとの相性です。UMPCはもちろんキーボードを装備していますので、単体でPCとして完結しているのですが、大量のテキスト入力は苦手です。というか私には無理です。

基本的にUMPC一台あれば出先でのちょっとした用事には対応できるわけですが、あらかじめテキスト入力が多くなりそうなときは、400-SKB065を一緒に持っていくと、圧倒的にテキスト入力の快適性が向上します。また、一つのUSB子機でキーボードとマウスを同時に接続できる、という400-SKB065の特徴もポートの少ないUMPCには大きな恩恵となります。打ち合わせなどで、通常はUMPCだけで対応し、必要に応じてサッと400-SKB065を取り出す、みたいな使い方をしてみたいですね。

マウス

マウスのほう、どうしても特異な形状に目が行きますが、基本的な使用感も悪くありません。ただし、一般的なマウスは「背」の部分が手にフィットするように丸みを帯びたものがほとんどですし、背の形状を工夫し、フィット感をより高くする方向で各社努力しているわけですが、400-SKB065のマウスは「くの字」の形状で使うことになります。要は背の部分が尖っているわけです。ここをどう評価するか、というのがポイントになりますね。

個人的にはマウスを持つ際に手のひらに力が入りませんので、マウスの背の形状はあまり気になりません。一方でマウスを包み込むようにして持っている人には違和感があるでしょう。ただ、収納時(広げた状態)の薄さは特筆モノですし、バッグに入れても全くじゃまになりませんので、モバイル利用を目的としている人には、この形状は歓迎されるでしょう。

機能面では特に見るべきものはなく、「普通に使えるマウス」という感じです。ボタンもオーソドックスに3つですし、専用のユーティリティアプリもありません。ただ、「カウント切り替え(マウスカーソルの動きの速さを調整)」機能はあります。「800、1200、1600」の3段階で、ゲーム用にこのマウスを使おうという人はいないと思いますので、十分な調整範囲だと思います。

4.まとめ

キーボードマウスセット400-SKB065はサンワダイレクトで販売中で、10月7日現在の価格は税込み5,480円(送料無料)です。モバイル用のセット商品としては手頃な価格と言えるでしょう。

この製品の利用シーンとしては、記事中にも触れたUMPCやタブレット製品との組み合わせというのが最初にイメージできます。キーボードとマウスを1つのUSB子機で接続できるというのも大きなメリットです。

それと、セット商品だからといって、必ずセットで使う必要もありませんね。私の場合、マウスの方は「モバイルの即戦力」として毎日持ち歩くことになると思います。また、キーボードの方も、別にモバイル用と決めつけることはなく、ご自宅や職場でデスクトップPC用の省スペースキーボードとしても便利に使えると思います。

また、このセットには「テンキー付きキーボード」のモデルもあります。400-SKB064という型番で、10月7日現在の価格は税込み5,980円となっています。テンキー付きのキーボードは横幅が365 mmと大きくなってしまう(15.6インチノートと同じくらいです)のですが、モバイル利用の頻度が低く、半据え置き型で使いたいという人に向きます。

サイズや重量を抑え、基本性能をしっかり確保した、長く使えそうなセットだと思います。

5.関連リンク(サンワダイレクト)

400-SKB065(レビュー機、テンキーなし)
400-SKB064(テンキー付き)

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コメント

  1. 匿名 より:

    マウスの形状からして持ち歩きを想定してると思うけどそれならキーボードはもう少し薄型で折りたたみ出来る方がいいな。

  2. かぜ より:

    コメツキムシっぽいですね