ポータブルeGPUの「ONEXGPU」と「GPD G1」がレンタル対応しました。ゲーミングUMPCとの接続を念頭に置いた製品ですが、ノートPCやデスクトップPCとの接続も可能(PC側でThunderbolt3/4ポートが必要)です。
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ポータブルeGPU(GPU BOX)のONEXGPUがRyzen Z1 Extremeに対応し、ROG Ally XやLegion Goと接続可能に!同時にセール価格になりました!
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GPD G1(2024)- ゲーミングUMPCやノートPC用の外付けGPU BOX、マイナーバージョンアップです
eGPUについてよく知らない、という方のために補足します。eGPUというのは「外付けGPU」「GPU BOX」などと呼ばれる、GeForceやRadeonなどのグラフィックカードをPCに接続するための「外付けの周辺機器」です。デスクトップPCの場合は本体内部にグラフィックカードを搭載するスペースがあることも多いです(ただし、事前にスペースやPCIeスロット、電源の仕様を確認することが必須です)が、ノートPCの場合はそのままではグラフィックカードは接続できませんし、ノートPC用のグラフィックカードを単体で購入してPCの内部に取り付けるというのは「絶望的に無理」です。そのため、ノートPCにグラフィックカードを接続するためにはeGPUが必要になります。
また、ONEXGPU、GPD G1とも多数のポートを備え、電源ユニットも内蔵していますので、セルフパワーのドッキングステーションとしても便利に使えます(ONEGPUはSSDスロットも搭載しています)。
…と、いうことでeGPUを…、と考える方も多いと思いますが、「高い」です、はい。今回ご紹介するONEXGPUやGPD G1ではなく、市販のGPU BOXとデスクトップPC用のグラフィックカードを購入すると「サクッと10万円」コースになりますし、ノートPC用のグラフィックカードを内蔵済みのONEXGPUやGPD G1でも「やっぱり10万円」コースです。また、ONEXGPUではASUS ROG Allyには非対応(Ally Xには対応)だったり、GPD G1ではMinisforum製品が動作保証対象外だったりして、「相性の問題」もないわけではありません。
GPDの製品にGPD G1を接続するとかONEXPLAYERにONEXGPUを接続するといった「同メーカー製品」であればさすがに大丈夫だと思いますけど、ThinkPadにONEXGPUを接続、などという場合は「ちょっと怖い」ですよね。10万円ですし…。なので、できれば「事前にじっくり試したい」ところです。
今回のレンタルはこのような「事前に試したい」というニーズに合うものだと思います。というか歓迎です。相性問題だけでなく、実際にお手持ちのノートPCにeGPUを接続していつもプレイしているゲームの挙動がどのくらい変化するのか、期待した性能を発揮できているか、(ONEXGPUやGPD G1は携帯性もセールスポイントですが)実際に持ち運んでみての使い勝手はどうか、といったことを14泊15日で試せます。
レンタル料金はONEXGPUが8,980円、GPD G1が9,980円(いずれも税込、往復送料込)で、延長料金は700円/日です。この価格をどう見るかは人それぞれですが、個人的には「高い買い物になるので、事前にしっかり試すためのコストとしては悪くない」と思います。
なお、記事中に「相性問題」について触れましたが、「そもそも動作保証対象外」とわかっているのにレンタルするのは無駄ですから、事前にハイビームの販売サイト(GPD G1 / ONEXGPU)の説明を熟読してからレンタルを申し込まれることをおすすめします。
関連リンク
GPD G1 2024 レンタル:レンティオ
ONEXGPU レンタル:レンティオ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
元の値段から考えたらこの料金は安いと思う。使うかどうかわからないもの結構レンタルで試すのでこういうレンタルサービスあると本当に助かる。
その後レンタルの状況はどうなっているんでしょうかね。かなりわがままで天空も対応不能だと思いますけど、「いったんレンタルして、その後レンタル品をそのまま購入する仕組み」とかがあればさらに需要があるかと思います。