こんにちは、かのあゆです。毎日持ち運ぶノートパソコンだからこそ、ケースに入れて大事に使いたいと思っている方は多いのではないでしょうか。今回レビューするPorta Laboratry製2WayPCケース「Porta FolioCase」は国内産の高級素材を使用したノートパソコン用ケースで、ノートパソコンをしっかり保護してくれるだけでなく、ケース自体も高級かつ長持ちする素材を採用しており、長い間使っていけそうな、いや長く付き合っていきたいケースです。
ケースに関してはそれこそ100円ショップでも購入できるものもありますが、今回紹介するPorta FolioCaseははっきり言って高額品で、それだけに作りもしっかりしています。高級レザー製品について論ずるだけの経験はありませんが、本来このようなレザー製品は使い込むに従って変化する風合い、というのもまた楽しみのひとつであると思っています。しかし、「3年使ってからレビューする」というわけにも行きません。新品状態の外観や簡単な使用感をお伝えするのにとどまるのが心苦しいのですが、なにとぞご了承ください。
なお、この製品はPorta Laboratryより提供していただきました。Porta Laboratryにはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
1.商品詳細
厚み:3.6 cm
縦幅:約27 cm
横幅:約35 cm
素材:
ブラックレザー
藍染レザー
Porta FolioCaseは13〜14インチサイズのノートパソコンが収納できるPCケースです。メーカーが提示している具体的な製品名として、ThinkPad X1 Carbon(2019)やMacbook Pro(2013)が挙げられていますが、かのあゆ手持ちのノートパソコンでは富士通 LIFEBOOK S936/P(13.3インチ)がスムーズに入る大きさでした。一方、これも手持ちのPCである14インチサイズのThinkPad E495は、収納はできたもののファスナーが閉まりませんでした。
ThinkPad E495は14インチながらモバイルノートと捉えるにはややサイズが大きい(厚さ21.9 mm、重量1.75 kg)ため、14インチとしては薄型・軽量なX1 Carbonのようなわけにはいかないですね。13.3インチであれば特に問題なく収納できると思いますが、14インチの場合は薄型のモバイルノートでないと厳しいかもしれません。
また、外観では前面にサブポケットが2つあり、スマートフォンやモバイルバッテリー、USBハブなどのアクセサリーを収納できます。
色はブラックと藍色がありますが、単に色が異なるだけではありません。製作の技法も異なりますし、製品の雰囲気も異なります。以下、Makuakeの製品ページから引用します。
姫路産クロムなめしブラックレザー:
ブラックレザーは革が持つ高い質感に気品をまとわせた、美しくカッコイイプロダクトを目指して開発。
使い込むほどに現れる表情に加え、丈夫でずっと使うことができることも革の魅力。またその丈夫さはなめし方によっても大きく異なります。
ブラックレザーはクロムなめしの本場、姫路産のクロムなめしブラックレザーを選定。
革の味わいや気品高い美しさを長く、ご堪能頂けます。
タンニンなめし藍染レザー
Japan Blue とも呼ばれる、古来の日本から用いられてきた、藍染め。本来革の染料に使うのは非常に困難な性質の自然藍の染料。何十年と革と向き合い研究を続けてきた国内の老舗革問屋がだからこそ生まれた独自技法により実現した、藍染レザーを贅沢に採用。
自然藍による藍染の素晴らしさは、なんといっても、一品一品、そして一つのケースの中でも、絶妙な濃淡があること。
今回の開発にあたっては様々な試行錯誤を重ね、濃淡による表情が最も豊かに表現できた、微細な格子模様のサフィアーノ型押しにたどり着きました。
革×藍 という天然素材の持つ自然の揺らぎが生み出す、趣深い味わいを最大限お楽しみ頂ける仕上げとなりました。
この記事の冒頭に書かせていただいたとおり、このケースは「革製品」として本格的な作り・仕上げになっているため、単なる実用品としてだけでなく、長期間使用して風合いの変化を楽しむような製品です。
2.外観と使用感
まずは「姫路産クロムなめしブラックレザー」の外観です。光沢がある美しいブラックで、なめらかな手触りが心地よいです。
後面はロゴなどが配置されていないシンプルなデザインです。ビジネスシーンでも違和感なく使える色で、革製品ならではの経年変化を楽しめそうで、長く使い込んでいくうちに愛着もわいていくと思います。
続いて「タンニンなめし藍染レザー」です。こちらも同じ革素材ではあるのですが、「微細な格子模様のサフィアーノ型押し」が施され、光沢が弱い、複雑な色味が特徴です。またブラックレザーとは手触りもかなり異なります。
とはいえ、ブラックレザーと同様、ビジネスにもプライベートにも使えそうなデザインだと思います。個人的にはこちらのほうがカジュアルっぽいと感じます。ブラックレザーと同様に、経年による変化が楽しみです。
前面にはセンターポケットが2つ配置されており、スマートフォンやモバイルバッテリー、USBハブやマウスといった小物を収納可能です。
この製品は開口部が2系統あります。まず、このようにフラップタイプの取り出し口です。
もうひとつはこちら、ファスナーです。側面と底面をぐるっと回るように配置されていますので、ご覧のように大きく開口します。
内張りには高級ナノスウェード素材が採用されており、大切なPC本体をしっかり傷などから守ってくれます。
これはMakuakeにあった画像ですが、横から見たところです。フラップとファスナーが共存する仕立てになっているのがよくわかります。
実際にPC本体(LIFEBOOK S936/P)を収納してみた様子です。このケースの特徴として「ケースに格納した状態でもノートPC本体を開いて作業する」ことが可能です。
この構造だと作業スペースが十分にとれない環境でもサッと開いて使えます。いちいちケースから取り出さなくても、ケースをテーブルに置いてファスナーを開けばそのまま作業に入れるので、非常に手軽です。
3.まとめ
Porta FolioCaseはブラックレザー、藍染レザーとも、9月25日現在クラウドファンディングサイト「Makuake」にて応援購入価格27,000円(税込)で購入可能です(9月28日まで)。またブラックレザーと藍染レザーのセットも50,000円(税込)とお買い得な価格で購入できるプランが用意されているので大切な人へのギフトにも良いかもしれません。
また、クラウドファンディング終了後はPorta Lab公式サイトにてを35,000円(税込)で販売される予定です。
PCケースに関しては前述の通りそれこそ100円均一でもそろえることはできるものの、ノートパソコン本体自体も安価ではありませんし、毎日持ち運ぶのであればしっかりしたケースであるのに越したことはありません。
Porta FolioCaseは素材や縫製はもちろん、ケースに格納した状態でもそのままPCを開いて作業できるなど、高い実用性も備えています。そして、これだけの実用性を高級レザー製品として仕上げたことがすごいと思います。もはや高級ハンドバッグの領域…。
しっかりしたレザー製品は長期間使い込むと新品の時とまた違った風合いが楽しめますので、ノートパソコン本体を買い換えてもずっと使っていきたいケースだと思います。
4.関連リンク
さっと仕舞える、すっと使える。2WayPCケース:Makuake
Porta Lab 公式ストア
Porta Lab 公式Twitter